ファミコン版「スーパーマリオブラザーズ3」とスーパーファミコンの「スーパーマリオコレクション」の、 スーパーマリオブラザーズ3のエンディングを比べてみました。 スーパーマリオブラザーズ3をクリアしたことがない人も、これでクリアした気になれるね!



とりあえず、クッパを倒すとピーチ姫が閉じ込められている部屋にたどり着きます。 マリオの気配に気づくとピーチ姫が歩み寄ってきます。マリオと姫、明らかに頭身が違う・・・。


「ありがとう! やっと きのこのせかいに へいわが もどりました。おしまいっ!」と言ってくれます。

いや、おしまいっ!はピーチ姫のセリフではないのかもしれない。 もしかしたらこれ自体ピーチのセリフじゃないのかもしれない。(遊んでくれて「ありがとう!」的な)


マリオがピーチ姫のいる部屋に入ると部屋に明かりがさします。 そしてファミコンと同じく「ありがとう!やっと、きのこのせかいにへいわがもどりました。おしまいっ!」 と言ってくれます。

「おしまいっ!」の文字が出るスピードが、ファミコンだと「っ!」も1文字ずつゆっくり出てきますが、 スーファミだと「いっ!」が一気に表示されます。どうでもよすぎる。

そして始まるエンディング。


ワールド1の「GRASS LAND」。星のカービィ3の1面と同じ名前ですがあんまり関係ありません。 クリボーが1匹踏み潰されています。恐らく後の二匹も同じ目に遭います。


ファミコン版と比べて、色数が多いのはいいとしてハテナブロックも出ちゃって普通のコースの中みたいになっています。 マリオの向きも逆です。

クリボー二匹、そして踏まれたクリボーではなくパタパタが登場。 それと、ワールド1のマップの右端のサボテンの数が1つ多いです。どうでもよすぎる。


ワールド2の「DESERT HILL」。ファミコン版は、ブーメランブロスとファイアブロスと戦うノーマルマリオ。 かなり分が悪いです。この高低差のない場所で。着地後多分死にます。 さり気なく、笛を盗んで砂漠の東に逃げていった泥棒さんが登場しています。


さて、全然変わってしまったスーパーファミコン版。 なぜかファイアブロスがリストラされ、ノコノコが登場しています。ブーメランブロスだけはそのまま。

どっちかというとファイアブロスの方が、ワールド2では重要なキャラなのでは・・・。 あとマリオ、こう蹴ってもハテナブロックの中身は取れません。逆から蹴りましょう。


ワールド3「OCEAN SIDE」。子連れゲッソーとカエルスーツ装着のマリオです。 恐らくこれは、カエルスーツを着ていると上向き水流のある土管にだって入れるんだよ、ということを表しているのだろう・・・か? じゃないと、この絵に土管を置く意味はないし・・・。


スーファミ版のワールド3はやたらと賑やかになっています。 子連れゲッソーしかいなかったのが、しびれくらげと巨大プクプクまで。 カエルマリオならきっと、巨大プクプクから逃走できたでしょう・・・。

なぜかファミコンだとマリオ1もゲッソーは白かったんですが、スーファミでピンクになってしまいました。 ついでにスイチューカやトゲプクも入れたらそれはごちゃごちゃしすぎか。

◆2014年4月30日追記
ハンマーマリオさんからのご連絡で「ファミコン版は「OCEAN SIDE」ですが、スーファミで「SEA SIDE」になっている」 というご指摘を頂きました。ほ、本当だ・・・!!なんで気づかなかったんだ・・・!?

何でスーファミで変更されたんだろう・・・と思ったんですが、もしかしたらアメリカの実在する都市名だからかもしれません。 カリフォルニア州に「オーシャンサイド」という場所が本当にあるらしいです。

それなら確かに変更する理由かもしれない・・・が、それは勝手に思っているだけなので別の変更理由があるかもです。 ハンマーマリオさん、どうもありがとうございました!


ワールド4「BIG ISLAND」。巨大プクプクから泳いで逃げるマリオ。 そりゃ必死になって逃げますな。飲まれたら終わりだ。この泳いで逃げているマリオ可愛いです。


スーファミ版。ファミコンだと巨大プクプクだけだったのが、一新されています。 巨大パックン、でかいジュゲムの雲、ブロック、そしてヒマンブロス。しっぽマリオさり気なく初登場。


ワールド5「THE SKY」。タヌキマリオと地蔵マリオがいます。 そして地蔵マリオに手を合わせるノコノコ。かわええ。

・・・ん、でもタヌキマリオが変身して地蔵マリオになるんじゃないのか。 じゃあこの地蔵は一体・・・。


そしてスーファミ版、これまた随分変わっています。地蔵マリオはどこかへ行き、代わりにパタメットやジュゲムが登場です。 あの拝んでいるノコノコ可愛かったんだが・・・残念ながら変更されてしまったようです。でもパタメット先生唯一の登場ワールドだし、これはこれでイイ感じです。


ワールド6「ICED LAND」。 背景の色が変わらないので分かりづらいですが、つるつる滑るということを表現するためにクリボーが転んでいるのでしょう。 そしてそんなところにボム兵を蹴り送る外道がいます。ノコノコは恐怖を感じてコウラに隠れてしまっています。


さすがにあの外道な行為はまずかったのか、ファミコンと全然違う構図です。 パタクリボー、フーフーパックン、そしてシューリンガン。マリオもつるつる滑る感じが出ています。音符ブロックも初登場。


ワールド7「PIPE MAZE」。土管が二つと、ファイアパックンが1匹。 ハンマーブロスマリオが炎に強いって知らなかったが、この絵を見れば一発で分かっただろう・・・。 スーパーマリオコレクションの攻略本には書いてありません。確かにメットみたいになってるので火が効かないのは納得です。


スーファミ版は、パックンフラワーが大量発生しています。プチパックンにエサやり中のハンマーブロスマリオ。 「ほらよ、これでも食いな」とばかりにハンマーを投げつけるマリオ。 食べ物だと信じて飛びつき、そして死の瞬間に絶望するであろうプチパックン。な、何てことだ・・・。


そして最後のワールド8「CASTLE OF KUPPA」。 英語で「クッパ」(大魔王クッパ)は「KING BOWSER KOOPA」というつづりのはずだが、 この頃はまだクッパの正しい英語表記がなかったのか? だからまあ今でも、クッパを「KOOPA」じゃなく「KUPPA」と書いても間違いじゃないのかもしれません。


そして月日が流れたスーパーファミコン版。あれ、クッパのつづりが「KUPPA」のまんまだ。

クッパと戦っている場面で、クッパの絵が変わっていてマリオもしっぽマリオです。・・・だが、なぜ左から炎が飛んでくる? 左にいてクッパがこっちに飛んできたんだとしたら、ブロックが壊れている場所がおかしい・・・。いや、深く考えてはいけない。

で、まあファミコンもスーファミも、これで幕が下りてスーパーマリオブラザーズ3は終了、ということになります。 でもぼくはこれを見たのはごく最近で、初めて見たマリオ3のエンディングはスーパーマリオコレクション版でした。

というわけで、ファミコン版とスーファミ版のスーパーマリオブラザーズ3のマリオでクリアした時のエンディング紹介でした。



◆2016年12月14日追記◆
チキンパタパタさんから、こんな情報を頂きました。

マリオアドバンス4やってて気付いたんですが GBA版だとエンディングがちょっとだけ動くんですよね(静止画自体はSFCと同じ)

あと、ワールドの表記がひらがなになってました(ex.そうげんのくに) また、雫月さんが指摘されておられたように、クッパさん(100点)はやはり左側から炎を吐いて ヒップドロップ体勢に入ってました。

まあ、ブロックは元のクッパさん(100点)の位置も しっかりブロック壊れているように変更されていましたけど・・・


ゲームボーイアドバンス版のリメイクでは、エンディングがさらに豪華になっているようです! エンディングを見てみましたが、ちゃんと静止画になるまでに動作をしていて面白かったです。

Youtubeで動画を拝見してみましたが、確かにちょっと不思議な行動になっているのもありました・・・。 是非、じぞうマリオを拝みに来るノコノコも再現を・・・無理か・・・。情報どうもありがとうございました!

2010年12月9日
◆目次に戻る◆






inserted by FC2 system