最期攻略その1★ いきなり理不尽★
全国の皆、お初にお目にかかる。
シャドウゲイトの主人公、真の勇者だ。
どうやら私にはオフィシャル名がないらしい。まあ、ふしぎなブロビーの少年だって名前はない。
他にも名前がない主人公は数多いはずだ。多分。
ドルイドの預言者の言葉を真に受ける(まにうける)と、どうやら私は魔王ワーロックを倒し、世界を救う勇者なのだそうだ。
そうか・・・私は勇者なのか・・・だからといって名前ぐらいあっても良いのではないだろうか・・・。
「・・・私は今森のはずれにあるシャドウゲイトと呼ばれる大きな城の前にいる。」
む、シャドウゲイトとは城だったのか・・・先ほど私が魔王ワーロックを倒すんだとか言った預言者がいたのだが・・・。
まずすべきことは、「とびら」を「あける」ことだろう。
「これが恐怖への入り口というわけか・・・。」
謎の瞳が私を見つめている・・・。
「フッフッフッ また愚か者がこの城に足を入れたようだな。お前は必ず後悔するであろう。
・・・お前を待ち受けているのは恐ろしい死だけなのだから・・」
このサイトは「・」の数は3の倍数、と決まっているのだがゲームの表記がこうだったから仕方ないか・・・。
っていうか、ありがちな脅し文句を食らってしまったな。帰りたいなあ・・・。
とりあえず、扉を開くか。
・・・あれ、開かない。
・・・。
・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・。
いきなり行き詰ってしまった。
どの扉も開かない。鍵がないのだ。しかも、今まで鍵が手に入りそうな場所はなかったぞ・・・。
ちなみに、浅葱はここで行き詰まり、友達に聞いたそうだ。情けない・・・。
何はともあれ、もう一度先ほどの入り口に戻るとしよう。
「ドクロの口が開いたぞ!!」
ドクロを「あける」とピンクのファンシーな鍵が出てきた。
とりあえず、「カギ1」を「とる」。
私の背が低かったら届かなかったかもしれないな。良かった。
そしてさっきの部屋へ「いどう」しよう。
「細長いホールウエイの中だ。」
左右の「たいまつ」を「とる」とちょっと安心できるかな。
私は暗くなると途端にパニックに陥るので常に灯りがないと困るのだ。
先ほどの「カギ1」を使って正面の扉を「あける」。そしてそこに「いどう」しよう。
帰る