「最近・・・どうなってんだ?」
「・・・ん?あなたは誰ですか?左に名前がないと分からない・・・」
「お前な・・・」
「先輩とキャラ被ってる人多いんですよ。みらケミのホウソ、星白蛇のシオンとか」
「主人公格が被ってるってどうなんだよ。ってか俺のことわかってんじゃん!!」
「よし、10まんボルト!」
「ピカチュウじゃねえよ!!」

「そういやぼくらの名前って、最初はなかったんですよね〜」
「そうそう・・・でも後から決まったんだよな。俺は千秋でお前は椎那」
「苗字はあります?」
「いやー・・・聞いたことねえけど」
「ですよね。今決めちゃいましょうか!」
「え・・・そんな唐突に・・・」
「じゃあちょっとググってきます」
「お、おいおい!なぜ名前を決めるのに検索すんだ!?」

「ありましたよ。「佐藤」「鈴木」のどっちがいいですか?」
「何でその二択なんだよ!」
「この苗字の人が日本で一番多いらしいんですよ」
「はあ・・・そうかもしれないけど・・・」
「まあ名前の話はどうでもいいんですけどね」
「じゃあ何で話題にしたんだよ。」

「オキシライド博士から発明品を預かっております。はいこれ」
「・・・なにこれ?ぷよぷよか?」
「そうです、原寸大ぷよぷよですよ」
「これをどうするんだ?」
「・・・さあ?」
「さあって。」

「ぷよぷよって食えるのかな・・・」
「つくづく低脳ですね食べてみたらいいじゃないですか好きなだけ食べて
ぷよぷよに当たって食中毒でひっくり返ったらいいじゃないですか!」
「ちょっと待てよ酷すぎないか?」
「あっ・・・すみません・・・」
「いや、俺も思ったことそのまま言っちゃって・・・」
「いいえ、ぷよぷよ食べて先輩が食あたりになったらって思ったら・・・」
「はは、食べはしないけど」
「いい気味だなって・・・」
「やっぱお前大っ嫌い。」

「で、本当にこれどうするんだ?1個しかいないのか?」
「アルカリ君から渡されたのはこれだけだったんですよ」
「普通だったら同じ色のやつを4つ繋げたら消えるんだろうけど・・・」
「1匹しかいないんじゃどうしようもないですよね」
「半分に割るのかな」
「そしてスライスして食べる気ですねこんがり焼いて食べる気ですね
食べてみたらいいじゃないですか好きなだけ食べてぷよぷよに当たって
食中毒でひっくり返ったらいいじゃないですか!!」
「お前本当は食べたいのか?」

「あ、もう一つ預かってたんでした!」
「なに?」
「これですよこれこれ!」
「・・・バーチャルボーイ?」
「赤歴史はしまって下さい。ただのサングラスですよ」
「・・・二つあるけど、じゃあどうするんだよ?」
「さあ・・・ぷよぷよにかけてみます?」
「いや、幅が合わな・・・おいおい刺すな刺すな!!

「な、何てことすんだよ・・・」
「刺しても死にませんね・・・ってかこのぷよぷよ、生きてますか?」
「本当に今回の発明品は意味不明だな・・・」
「ちゃんとアルカリ君に聞かなきゃダメですね。ぷにぷにしてて可愛いですけど」
「そうだな」
「じゃあ訊きに行く前にちょっと・・・」
「え?おい、何ちょっとスライスしてんだ」

(2010年4月15日)











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