「久しぶりすぎて涙が出るぞ」
「ほんとですね・・・前回って何をしたんでしたっけ?」
「アルカリくんにいっぱい蹴られて踏まれたんだ!!」
「ありゃ自分のせいでしょうが。
自業自得です」
「わしの辞書には自業自得なんて言葉はないんだ!」
「へえ」
「ツッコミたまえ!!せっかくネタを振ったのに!!」

「で、今回は何か発明品があるんですか?」
「うんにゃ」
「ないんですか!?ないのにしゃべってるんですか?!」
「た、たまにはわしだって普通にしゃべりたいよ!」
「発明品を持たない博士など、電池の入っていないゲームボーイと同じですよ」
「たわけたまえ何という言い草だ!!」
「もしくは星をみるひとですよ」
「な、なんという侮辱だ・・・!!」

「こうなったら、勝負だアルカリくん!」
「え、御老体にぼくの蹴りを浴びせるのはちょっと・・・」
「だからこの前さんざん蹴りつけたじゃないか!!」

「だって覚えてないんですもん」
「良いか!?キミはわしを散々踏みつけたんだぞ!」
「そういやす〜ぱ〜ぷよぷよで一番誰が好きですか?」
「話をあからさまに逸らすんじゃない!!ドラコちゃんだ」
「あっさり逸れてますが」

「ぼくはー・・・ルルーかなあ」
「なに!ではアルカリくん、このぷよよんよで勝負だ!」
「・・・いま、何て言いました?」
「ぷよよーんよーといったーんよーん」
「ますます紛らわしく言わないでください。」

「ははは、こんなこともあろうかと!」
「何も起きていませんが」
「とっておきの発明をしていたのだ!これだあ!!」
「・・・なんですかこりゃ?ああ、ぷにぷに(マリーのアトリエ)ですか?」
「ちゃうちゃう!これは仮想3Dゲーム機なのだよ!」
「・・・バーチャルスリーディゲーム機?」
「そうだ」
「略してバーム機ですね」
「たわけたまえ、何でも略すな!!」

「つまりこのゲームで、このぷよよんよをしようというわけだ」
「このぷよぷよした人形で・・・?」
「まず、このメガネをかけるのだ」
「はあ」
「そしてこのぷよよんよを叩く。ぽにゅっと叩くわけだ」
「あ、目の前にぷよぷよの画面が!」
「そうそう、で、手を交差させると上から落ちてくるぷよよんよが入れ替わるだろ?」
「ほんとだ、同じ色を4つ繋げると消えるわけですね?」
「そのとおりだ!」
「なんでぷよぷよじゃなくてぷよよんよなんですか?」
「そういやぷよぷよSUNで一番好きなのは誰だ?」
「いや、ごまかされませんよ。」

「何となく語感が良かったんだもん・・・」
「これ、どうやったらクリアなんですか?」
「今のモードはゲームオーバーになるまでプレイする「とことんぷよよんよ」だ」
どう考えてもとことんぷよぷよじゃないですか。」

「で、ふたりでぷよよんよもあるんだぞ。わしもメガネをかけると一緒に遊べる」
「へえ・・・」
「興味を持ちたわけたまえ!!」
「だってぷよぷよって昔すごくやったんですもん。他にないんですか?」
「ワガママだなあ・・・じゃあこのゲームはどうだ」
「今度は変な棒ですね・・・それソフトなんですか?」
「そうそう、これは「テリトリリス」だ」
「どう考えてもテトリスじゃないですか。」

「まあこんな感じで、目の前にゲームの画面が広がって遊べるのだよ」
「そのうちどこかのゲーム会社がやりそうですけど・・・むしろもうあんじゃないかな」
「Wiiなんぞに後れを取らんぞ!わし一人で作ったんだからな!」
「その辺は変に変じ・・・天才ですよね」
「たわけたまえ今変人と言おうとしただろ。」

「この仮想3Dゲーム機の名前も決めなければならんな」
「そうですね、今度千秋さんと椎那さんに決めてもらいましょう」
「よし、じゃあとりあえずぷよよんよで勝負だアルカリくん!!」
「だからぼくはもうたくさんやったって言ったじゃないですか・・・」
「わしに負けるのを恐れているのだな。どこからでもかかってきなさい!」
「はいはい・・・」



「・・・博士、もうやめませんか?」
「製作者がストレート負けとは情けなさ過ぎる!!もう一回だ!!」
「(勝手に積んで死のうかなあもう・・・)」

(2009年12月16日)











◆目次に戻る◆





inserted by FC2 system