実はちょっとプレイを断念していたりして・・・ロトの盾を探して彷徨うもむなしい努力に終わるし。
ちょいとやってませんでした。

絶対に、ラダトームの西にあるただの迷路に見える洞窟が怪しい。誰もここに言及してないし、何もなかったし・・・。

でも、前に言ったようにとりあえず、ロトの盾なしで行ってやる!現在のヘイハチのレベルは20!
最高レベルはいくつなのか知らんが、1回竜王様に会えたなら何とかなるだろう!

しかし初めて戦ったときのヘイハチが竜王様に与えられるダメージが7だったからなあ・・・。
やっぱり全部の装備が必要で、揃ったら威力が上がるとかなんだろう・・・。

ま、やるだけやってみるさ!と、軽い気持ちでまた竜王の城へ。

「メイジキメラが あらわれた!」

はっはっは、キメラたん君(たんくん?)を撃退するなど朝飯前さ!

「メイジキメラは ラリホーの じゅもんをとなえた!」

ま、君の攻撃は1回でせいぜいダメージは10だろう。
このヘイハチ様のHPは100を超えてるんだ!痛くもかゆくもないさ!

「ヘイハチは めをさました!」

よしよし、俺のターン!!

「ピーガガガガ」

・・・あり?
どうした?何、この不穏な音?

画面がおかしい。
メイジキメラたんは、確かに画面上にいる。
でも、背景がずれてキメラたんが海上にいる。

Aボタン。動かない。
Bボタン。動かない。
スタートボタン。動かない。

十字キーぐちゃぐちゃ。動かない。
左、右、A、B!動かない。

・・・フリーズした?
じゃあリセットボタン。動かない。

何じゃこの現象は?!

り、リセットボタンも効かない?!ファミコン本体は動かしてないぞ?!
一体何が・・・空気の流れで本体に異常が・・・?!

でもまあ仕方がない・・・。リセットボタンじゃなくて1回電源を切って再起動。
・・・うう、また復活の呪文を入力するのか・・・。えーと、ぼりろだげ ろろなのおかけ・・・。

くっ、竜王め、こんな妨害工作に出るとは・・・!
よし、今度はスムーズに竜王城に潜入!次のレベルまで3100か・・・うーん、とりあえず竜王様に会おう。

「ドラゴンが あらわれた!」

むっ、出おったな!

「ドラゴンのこうげき! ヘイハチに4のダメージ!」

す、少な。
こんなにヘイハチ強くなっていたのか!これならドラゴンの化けモンだって倒せるだろう!!

「だいまどうが あらわれた!」

ほほほ、貴様などまったくもって怖くないぞ!

「だいまどうは ベギラマのじゅもんを となえた!」

あっ

「ヘイハチに28のダメージ!」

うをっ、何だそのダメージは!ドラゴンより圧倒的に多いじゃないか!ばかあ!

そういやヘイハチはベギラマを使ったことがなかったな・・・。
どういうダメージ計算なんだろう?固定値・・・いや、HPに応じた値だろうか・・・?
レベル21にしてみようかな・・・。あと2000ポイントでレベルが21になるんだが・・・。

ドラゴンを倒すと経験値は45。
だいまどうは50。
キラーリカントは40。

あくまのきしは54でした。
攻略ページにするわけじゃないから全部調べるわけじゃないですが、キラーリカントはよく攻撃を避けるから、だいまどうがお得。

キースドラゴンは60・・・。
HPはドラゴンとそう変わらないみたいだから、こっちもいいかもしれない。

なんて考えながら竜王がいる階へ。(今「竜王がいる会」と出たぞ。どんな集まりだ・・・)

あと1200でレベル21・・・。うーんうーんどうしよう・・・。
でもここで戦うにもストーンマン、しにがみのきしとか強いのばっかだし・・・。

さっきストーンマンとの戦いでべホイミ2回唱えちゃったんだよな・・・。
ああMPをレミーラをなるべく唱えないことで温存していたのに!

薬草で回復する量より竜王から食らうダメージの方が多い。だったらドラゴンを倒した時のような薬草大作戦は無理だ・・・。
まあすでに薬草は持てる最大数買ってあるわけだが・・・。

ちょっとMPが少ないが、竜王よ、この勇者ヘイハチと勝負だ!!

「りゅうおうは ヘイハチがみがまえるよりもはやく おそいかかってきた!」

フライングすんなー!!

「りゅうおうは マホトーンの じゅもんをとなえた!」

きゃー!そんなことされたらべホイミが唱えられないじゃないの!!

「しかしじゅもんは きかなかった!」

え?そうなの?よ、よかった・・・。

というわけでフライングした相手がそのまま1ターン無駄にしたところから戦闘開始!
ヘイハチの攻撃!竜王はベギラマ!
ヘイハチの攻撃!竜王はベギラマ!

・・・を、3ターン繰り返してあっさり勝利。
うむ、この人間の姿の竜王は弱い。そして竜の姿になった竜王と対決!

「ヘイハチのこうげき! りゅうおうに11のダメージ!」

ああ、やっぱダメだ・・・。前は7だったけど、やっぱ少ない。

「りゅうおうは ほのおをふいた! ヘイハチに48のダメージ!」

おおお、全然こっちのダメージより多い!これは死ぬって・・・!

そして、MPも尽きて死亡。
気がつくと目の前には王様。

うーん・・・。

・・・せめて、あと1200ポイント分敵と戦おう。そしてレベル21にしてから戦ってみよう。
レミーラの分のMPを捻出するためにたいまつを買おう。

たいまつを両手いっぱいに抱えて竜王の城へ。
なんともしまらないが、今は四の五の言っていられない!レベルを1上げた状態で、竜王よ勝負だ!!

「しにがみのきしが あらわれた!」

ああっ、あなたは呼んでいません!

「ヘイハチはにげだした!しかしまわりこまれてしまった!」

だ、誰かー!

「ヘイハチのこうげき! かいしんのいちげき!」

おっ?

「しにがみのきしに 112のダメージ!しにがみのきしをたおした!」

おおー。
そういえば会心の一撃というものがあったね。竜王相手に、それが出ればいいな・・・。
レベルも21になったことだし、何度目か分からないが竜王に話しかける!

「わしのみかたになれば せかいのはんぶんを ヘイハチにやろう。」
「はい」

あっ 間違えた。

「ほんとうか?」

・・・あ、よかった、もうワンクッションあったんだ。

「いいえ」
「おろかものめ!おもいしるがいい!!」

なんだか仲間になりそうでしたが。
とりあえず戦闘開始!!

人間の状態の竜王は2回こっちが攻撃をくらっただけで倒せます。
そして竜の姿になった竜王との戦い!

HPが20〜30になったらべホイミを唱える。あとはひたすら攻撃。

竜王の攻撃⇒ヘイハチの攻撃⇒竜王が炎を吐く⇒べホイミ⇒竜王の攻撃⇒ヘイハチの攻撃
というローテーション。こうすれば一番無駄がなく長く戦っていられるはずだ。

1回に与えられるダメージが10以下だが・・・。うー、どうしたもんだろ・・・。
ああ、MPが残り18に。べホイミもあと1回、ホイミじゃ追いつかないしな・・・。

「りゅうおうを たおした!」

え?

うおおおおおっ!倒せたよ?!

え、え、倒せちゃったよ?!あんな10ずつダメージ与えるだけで倒せちゃっていいの?!
わほーい、いいのか!

HPが82、MPが18で倒しました。
あと5回は攻撃できたね。

「ひかりのたまを りゅうおうのてから とりもどした!」

え?光の玉?何それ?初耳ですが・・・。

「あなたが ひかりのたまを かざすと まばゆいばかりのひかりが あふれだす・・・」

おおお、何だかすごいことが起きているらしい。光の玉って物が奪われたから困っていたのか。
ローラ姫はやっぱりおまけだったのか。「ソロモンの鍵」(FC)でも、お姫様はおまけだもんな・・・。

「このくにに へいわが もどったのだ。」

え、光があふれ出すことによって一体何が起きたの?竜王を倒すだけで平和は戻るのではないの?

いきなり竜王の城の外へ放り出されるヘイハチ。

あれ、なぜこんなところに?もしかして、ラダトームまで徒歩で帰れと?
城の外にワープさせてくれるならラダトームまで行かせてくれよ!

・・・いやいや、もしかしてこれは帰り道に他の町に寄れというフラグか?
そうかそうか、なるほど。きっと町の人たちのセリフが変わっているんだろう!

じゃあ歩いていくか・・・。

あれ?
何だか違和感?

フィールドのマップチップに上を通れる山があるんですが。
その山は、他のと違ってスムーズに上を歩けない。
1歩進むごとに一瞬止まって、引っかかっている感じになっていました。

だから山を越えてるんだよみたいにしてたんだと思うんだけど、竜王を倒すとその引っ掛かりがありません。
他のマップチップと同じようにすんなり進めます。なぜだろう。

よし、ここから近いのは・・・リムルダールの下の聖なる祠に行ってみよう。
あそこのじいさんには幾度となく「立ち去れい!」って言われたからな・・・。

すみませんおじいさん。
お久しぶりです、ヘイハチです。

「ゆうしゃロト ばんざい! ゆうしゃヘイハチ ばんざーい!」

なんなんだ、急に手のひら返しおって。今までの「立ち去れい!」は何だったんだ!

あんたが大人しく虹のしずくをくれればもっと早く世界は平和になってたんだよ!
おかげさまで何度も何度も毒の沼を泳いだんだぞ・・・!!

・・・まあ、ばんざーいと言ってくれるのは嬉しいか・・・。それだけのことやったんだ・・・。
じゃあ次はリムルダールに行ってみよう。

「ゆうしゃロト ばんざい! ゆうしゃヘイハチ ばんざーい!」

・・・あれ。同じこと言われる。

「あなたさまのおかげで へいわがもどりました!おうさまもきっと およろこびでしょう!」

どうやら、二通りのセリフしかないらしい。そりゃあ王様も大喜びだろう・・・。
このままラダトームに帰ったらエンディングなのかな。町に行っても同じこと言われるだけかな。

今、ゲームオーバーになったりしたらどうなるんだろう?
ローラ姫を抱えたまま竜王城に行くとどうなるんだろう?
ロトの印を自力で取って、ローラ姫を助けなかったらどうなるんだろう?

・・・うむむ、疑問は尽きない。でも今全部できない・・・。

ロトの鎧をとってからも悪魔の騎士が出たドムドーラはどうだろうか?
あそこのフラグを消し忘れていたとしたら、出るかもしれない。よーし、ドムドーラに行ってみよー。

音楽は不穏なままだが敵は出ない。・・・これはこれで怖い。
うむな、もうやることがない。これは大人しくお城に行こう・・・。

「さあはやく おうさまのもとへ!」

おっ、城の兵士達が違うこと言ってる。王様が待って下さっているのか。
早く行・・・

あれ。
MPを回復してくれていた、おじいさまがいなくなっている。
あの人どこに行った・・・?

城の真ん中にある水に囲まれた4マスの大ダメージ床はなんでもなかったのか・・・。
ここに虹の橋を架けようとしたのも今となってはいい思い出です。

奥に進むと兵士が6人立っている。硬直したまま動いてない。怖い。
おお、王様もいらっしゃる。話しかける前に階段を上ってみよう。

「おおヘイハチ!すべては言い伝えのままであった!」

あ、強制的に話しかけられてしまった。

「すなわちそなた、勇者ロトの血をひく者!そなたこそ、この世界を治めるのにふさわしいお方なのじゃ!」

えっ?
な、何じゃそりゃ?!急に何を言い出すんだこの王様は?!

「わしに代わってこの国を治めてくれるな?」

あー、天外魔境ZEROみたいに2通りエンディングがあるのか・・・。
全部見たくなるからまたやらなきゃ・・・。とりあえず「いいえ」にしてみるか・・・。

「しかしヘイハチは言いました。」

おい、今度は選択肢ないのか。
初のヘイハチの発言か!

「いいえ。私の治める国があるならそれは私自身で探したいのです。」

ヘイハチの口調ってそんなんだったのか!
確か前に「ちょこざいな!!ヘイハチ様の敵ではないわ!」とか言っていたが・・・。

そのセリフをヘイハチが言った瞬間、階段の上にローラ姫が登場。
そして歩いてってかスライドして王様の近くまで来ました。(姫のグラフィックは1パターンしかないらしい)

「待ってくださいませ!そのあなたの旅にローラもお供しとうございます。」

はいっ・・・?
そんな、何も知らない姫様をおいそれと連れて行けるわけないでしょうが・・・。

うー、でもヘイハチ様をお慕いしておりますってくどいぐらい言ってたしなあ・・・。
どうしよう。世界も平和になったから大丈夫か?

「このローラも連れて行ってくださいますわね?」

ああ、まあいいでしょう。
辛いこともあるでしょうが、そんなに来たいのなら一緒に行きましょう、姫。

「嬉しゅうございます。ぽっ」

そしてヘイハチがお姫様抱っこのグラフィックに。

自分で歩けええええ!!

お前さん、ずっと抱っこ状態で旅をする気か?!腰に負担が掛かる!自力で歩いてくれ!!

「ヘイハチの新たな旅が始まった。」

え!お姫様をお姫様抱っこした状態で!?

そして画面が暗転。
でもプレイヤーであるぼくは、お姫様抱っこの衝撃にしばらくポカーンとしてました。

すると、英語で何か書かれています。
メッセージっぽいやつかな・・・どうしよう、これも書き写すべき?(今までのセリフは全部紙に書き写していました)

あっ、消えてしまった。
内容的にはぱっと流して読んだだけだけど・・・。

「新たな旅が始まった!神があなたと共にあるように!」みたいな内容だったと思います。

そして始まるスタッフロール。BGMもナイスです。さすがです。いい曲だ。
ぼーっとスタッフロールを見ていたら、最後の方に「チュンソフト」の文字が。

あ、あれ?
そうなの?関係してたの?
トルネコの大冒険で、キャラ使う話がすんなりできるわけだ・・・。(攻略本にそんな話があった)

なんて妙に納得していたら、最後にカッコいいフォントで「THE END」。

おお、終わったー。
総プレイ時間は分かりませんが、日数にしたら12日程度。修行さえちゃんとやれば、結構早くクリアできそうです。

・・・しかし疑問が残りまくっている。

ロトの盾はどこにあったんだ?
ラダトームの西の洞窟は何だったんだ?
「キムこう」「ゆうてい」とかは何のためにいたんだ?

全然分からない・・・。(ラダトームの西ってのは橋を渡って西って意味)

でもまあ、とりあえず終了したからよかった!
これで勇者ヘイハチの物語は幕を閉じたのでありました。

ヘイハチはこれから、自ら治めるべき国を探す旅に出たのです。
重い荷物を抱っこしながら・・・。

(まさかオチが「ロトの盾は結局どこに?」というでかい文字ではなくローラ姫ネタになるとは思ってもみなかった)

ここまで読んでくださって本当にありがとうございました!

2008年6月9日
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