さてペレジアは本当にちゃんとたくさんの船を提供してくれました。
それに乗って進むクロムたち一行の中にはルキナの姿もあります。

ルフレ「すごいな。陸地があんなに遠くに・・・」
クロム「ああ、一面の大海原だな。俺も外洋への航海は初めてだ。
約束通り、ペレジアが船を貸してくれたおかげだな。」
ルキナ「私も、船で海を渡るのは初めてです。
未来の世界では、町も船も・・・ことごとく破壊されてしまいましたから・・・」
クロム「そういえば、ルキナ。なぜ姉さんの暗殺を防いだ後、消えてしまったんだ?」
ルキナ「ごめんなさい・・・私がいることで、必要以上に歴史を変えてしまいたくなかったんです。
どうにか『最悪の未来』を回避できそうな場面だけ、関わろうとしてきました。」
リズ「敵がお兄ちゃんを狙うこともわかってたんだよね?もしルキナが来てくれてなかったら・・・」
ルキナ「はい、お父様は深傷を負っていたはずです。
それも、滅びの運命を止められなかった理由のひとつでした。」
リズ「じゃあ、これで未来は変わるの?」
ルキナ「・・・わかりません。時の流れには、本来あるべき姿に戻ろうとする力があるようです・・・
だから結局、エメリナさんの死を止めることはできませんでした。」
クロム「・・・・・・・・・・・・」
ルキナ「私はエメリナさんを救ったことで、世界を救えたと信じていました・・・
でも、エメリナさんは亡くなりました・・・私たちの未来と同じように。
私一人がいくら変えようとしても、運命は変えられないのかもしれない・・・
そう思ったら、どうして良いかわからなくなって・・・」
クロム「だから、俺を助けに来てくれたのか。 真実を明かすことも覚悟して。」
ルキナ「はい。でも・・・これで運命が変わったかどうかはわかりません。
未来と同じように、お父様は殺されてしまうかもしれない・・・」
クロム「俺はどうやって死ぬんだ?」
ルキナ「詳しくは・・・知りません。でも・・・
世界の命運を決める大戦で・・・お父様は・・・
仲間の一人に裏切られ、殺されたと・・・」
ルフレ「・・・・・・っ!!」
クロム「どうした、ルフレ?」
ルフレ「いや・・・頭に何かが・・・
ありがとう・・・もう、大丈夫だ」

ルキナ「・・・お父様が死んで崩壊した未来で・・・私はマルスと名乗り、戦っていました。
・・・かつて滅びの運命から世界を救った神話の英雄マルスの名に願をかけていたんです。
世界を救う力をお与えください、と。でも、これからは お父様とお母様に頂いた名前で、
他の誰でもない自分の力で、運命に立ち向かいます。」
クロム「・・・そうか、わかった。」

画面に表示されるルキナがもう、ものすごく可愛い・・・いや、可愛いと美人の中間・・・。
中間ではないな・・・どっちもだな・・・。

スマブラ3DSではシンプル1回分をクリアするためだけに10分間ぐらいしか操作したことがないが、
原作のこちらでは、それはそれは強く育ててあげようねえ・・・!!

「・・・と、いうわけでだ、ルフレ」
「なに?」
「発表する。ルフレの結婚相手は、ルキナだ!!
「!?」
「支援会話の画面のルフレの項目に、ルキナが表示されているのを俺はしっかり確認した。
ルフレとルキナは結婚できるということだ」
「え、ええ?」
「ルキナが初めて出てきたときからずっと考えていたんだ・・・ルキナは絶対にもう一度現れ、
そして必ずや自軍ユニットとして加わると!そして結婚も可能だろうと・・・!!」
「ちょ・・・ちょっと待ってくれクロム・・・」
「どうした?ルキナでは不服か?いきなり今日明日結婚しろなどとは言わない。
お互いを知る期間は当然必要だからな。買い物に出かけたり話し合ったりしたらいいぞ」
「いや不服というわけではないんだけど・・・」
「歯切れが悪いな。最初に言っただろう、ルフレの幸せを一番に考えると。考えに考えたんだぞ。
ルフレが女性の場合は俺の妻になる。ルキナはお前の娘となるわけだな。
そしてルフレが男性の場合は俺の娘と結婚。そうすれば、ルフレは俺の義理の息子になる!!」
「・・・・・・」
「・・・やっぱりイヤか?自分で結婚相手を決めたいか?ルフレの幸せを考え抜いたんだが・・・」
「・・・そうじゃないよ。ありがとう。ただ・・・今は最初の頃と違って大分事情が違うと思うんだ」
「事情?」
「あれからストーリーも進んで、ぼくが失った記憶に関する不穏な動きも出てきている。
ましてや父だと名乗る人物がエメリナ様の暗殺者に似ていて、ペレジアの最高司祭は
ぼくと同じ顔で同じ名前・・・こんな人物に、きみの大切な娘と結婚なんてさせてはいけないと思う」
「そうか・・・ルフレの親と思しき人物が出てきたからにはあちらとも結婚の話し合いを」
「しなくていい!!だから、ぼくが幸せでもルキナは幸せになれないかもしれないってことだよ!
さっきのルキナの話を聞いただろう!?未来でのクロムの最期のことを・・・」
「ああ、「世界の命運を決める大戦で仲間の一人に裏切られ、殺された」と言っていたな」
「きっとあの「断章」での戦いのことだよ。ぼくがあのとき、クロムを殺したんだよ!
クロムは・・・ルキナに、自分の父親を・・・殺した相手と結婚させる気なのか!?」
「・・・いや?ルフレは俺を殺してないだろう?」
「だから、未来でぼくはいずれ・・・」
「あの未来を変えるためにルキナは来たんだろう。つまり、あの未来は訪れない。ルフレは俺を殺さない。
そして、ルキナがいた世界のルフレが俺を殺していたとしても、今ここにいるルフレとは関係ない」
「か、関係ないって・・・」
「これからどうストーリーが進むかはわからない。だが、もしルキナがいた未来の世界で誰が俺を殺したのか
ルキナが後から知ったとしても・・・俺と同じように、ルフレを恨んだりはしないだろう。・・・それだけは分かる」
「・・・・・・」
「というわけで、俺並みの電撃結婚を期待するぞ。次のマップでは必ず毎ターン隣接してくれ」
「ちょ、いい話っぽかっ・・・・・・ま、毎ターン!?」

そして、船の上での戦いのマップに突入。
中央の船に自軍ユニットが固まり、左に敵将と取り巻きの方々。
右と下にも船がいて、そこにはそれぞれ宝箱と敵の方々。

宝箱は右に二つ、下に一つあるのでルフレが「宝の鍵」を持って下へ。
右の二つの宝箱はガイアに開けてもらうことにしました。

そして下にルフレが行くならルキナも一緒に。
回復役としてリベラとティアモも同行してもらい、4人で下に行きます。

右はガイアとその奥さんとなったマリアベル、あとロンクーとノノの夫婦。
こちらも4人で向かいます。

マリアベルは敵に狙われやすいんだけどサンダーの書も持っていて、ガイアの隣にいたら
大抵攻撃を避け、サンダーを相手に叩き込み、ガイアがついでに弓矢で必殺を出して
相手はカケラも残らないという、恐怖の必殺夫婦です。マリアベルの必殺のときの声が可愛い。

そういやルフレが「華炎」というスキルをいつの間にか覚えていて、発動してビックリ。
剣で攻撃しているときに発動したんだが効果は追加攻撃っぽかった・・・のか?

あとフレデリクが「月光」というスキルをやたらと乱発してくれます。
「月光」は聖戦の系譜にも蒼炎の軌跡にもあったから一応分かるぞ。

・・・あ、そうそう。あとガイアが「滅殺」というスキルを覚えたみたいで、
この前発動したんだけど、なんつーか、お、恐ろしい。

画面が真っ赤になり、シルエット表示になり、敵は即死。キャー!!
暗殺しちゃってる!!

いつもはスキルのことをすっかり忘れてプレイしているので、出るといつもビックリです。
あと大きな声で言えないんだが「ダブル」を一度も使っていない。

・・・お、おい!このゲームの要ではないのか!?

1回だけ第二章辺りで「ダブル」を選んでみたことはあったんだが、攻撃したことはありません。
使い方に慣れるためにいつか使おうと思いつつ、第14章まで来てしまった・・・。
後回し精神がこんなところでも発動・・・。

さて宝箱は全部回収し、増援のペガサスナイトも全員何とか倒しました。
途中でペガサスナイトに橋の上で集中攻撃されてルキナが死に掛けて危なかったけど、
残るは敵将だけとなりました。さあ、誰を行かせようか。

敵将のプラーゼさんはジェネラル。とっても硬い。攻撃力もとっても高い。うーん・・・。

というわけで、ガイアに決定。

相手はどうやら動かないようなので、
間接攻撃によるこちらの間接攻撃の反撃で倒します。

ってか玉座を守っているというわけではないんだから、
別に敵将も動けばいいよな・・・。

ありがたく安全に攻撃させてもらいますが・・・。

現在、ガイアは弓矢の武器レベルを上げているところです。
というかこの軍で一番強いのがガイア。盗賊がこんなに強くなっていいのか。

いや、今はもはや盗賊ではなく暗殺者だが・・・。
エメリナ様の暗殺に関わることを嫌って我が軍に来てもらったのはきっと気のせいだ。

つまりガイアはジュリアンのようなポジションだと思うんだが、本当に強い。
あ、プラーゼさんを倒してまたレベルが上がった。



魔力以外のパラメータが全部上がった。つ、強えーぞこのスイーツ男子!!
「報酬弾んでくれよ?」とのことだが、ええと、じゃあ、よし!
コージーコーナーの「5種のチーズを使ったこだわりレアチーズケーキ」を買ってあげよう!!

そしてステージクリア。

ヴァルム帝国とこちらの船の数はほぼ同じながら兵の数で圧倒的に負けていたんだが、
こちらの船に油を積んで火を放って相手の船に突っ込ませるというすさまじい策を実行。
相手の船と海は真っ赤に燃え上がりこちらの兵は海に飛び込んで船に戻ってきたのであった。

ああ、だから第14章「蒼海に舞う炎」だったのか・・・。

「ルフレ、ルキナと支援会話は発生したか?
一気にSSSぐらいまで行ったか?」
「支援SSSってなんだ!?
一つのマップしかプレイしてないんだからまだCだよ・・・」
「一章につき支援を一つ進めるのがノルマだぞ」
「ノルマって・・・
それよりもすごく根本的なことに気づいたんだけど」

「なんだ?」
「未来から来たルキナとぼくが結婚したとして、現在のルキナはどうなるんだ?まだ赤ちゃんだけど」
「・・・・・・!!」
「この世界には今ルキナが二人いるということになるんじゃないか?」
「かん・・・そ、そうだな。そうなるよな。焦ることはない、もう少しストーリーを進めてみようじゃないか」
「今、「考えてなかった」って言おうとしただろう?」

2017年7月2日
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