まだスマブラ3DSでしかFE覚醒のキャラを見たことがないときに書いた会話。
どちらかというとスマブラ3DSのプレイ日記ですが、初日はこんなのを書いたそうです。



「・・・・・・。」
「・・・・・・。」
「・・・・・・?」
「・・・・・・。」
「・・・・・・え?なんだ?」
「・・・・・・。」
「・・・ちょっと、ク・・・」
「ストップ!!名前を言うな。左を見ろ、名前が書いてないだろう」
「え、ああ・・・書いてないけど・・・」
「つまり、名前を言わなければこれは誰の会話か分からないようになっているんだ」
「・・・はい?」
「だから俺も名前で呼ばない。いいか、気をつけろ」
「な、なんで?というかなんで急にここで会話をしてるの?」
「スマブラ3DSでどうしても気になるキャラがいて、そのゲームで遊ぼうかと考えている」
「そうなの・・・?遊んだらいいじゃないか」
「だがそのゲームのことはまだよく知らないんだ。昔ラジオで内容は少し教えてもらったが」
「どんなことを教えてもらったの?」
「確か、マイユニットというのが作れて、主人公と結婚できる、とてもオススメのソフトだと」
「・・・え、そのゲームって」
「そしてスマブラ3DSで久々にそのゲームの存在を再認識したらまた気になりだして、
いよいよプレイしようかと考えているところなんだ」
「だから、気になるなら早く買えばいいじゃないか」
「いや・・・確かにそうなんだが」
「というか、まだプレイしてないのに会話して大丈夫なの?口調とか性格とか、分からないんだろう?」
「スマブラ3DSでの情報は得ているぞ。フィギュア名鑑の説明はネタバレが怖くて見ていないが」
「うーん・・・それってほとんど知らないってことじゃ・・・」
「あと俺のフィギュアはまだ持ってない」
「・・・・・・。」
「というかあるのかも知らない」
「・・・・・・。」
「多分、俺の一人称は「俺」だ。「俺に合わせろ!」って言ってるし」
「名前呼ばなくてもその発言で特定が余裕だよ・・・」
「それで恐らく、お前は「ぼく」が一人称だろう」
「まあ「ぼくたちは」って言っているからね。でも「マイユニット」なんだから、
外見とか性別とかはある程度プレイヤーが自由に決められるんじゃないか?」
「確かに・・・女性も選べるんだったな。というかルフレ、お前は今、男なのか?」
「名前・・・。スマブラでのデフォルトが男性だからそうなんじゃないかな・・・」
「そうだな、女性で一人称が「ぼく」とはなかなかキツいからな!」
「このサイトに来てくださっている方全てに謝った方がいいと思うよ・・・」

「せめて公式サイトぐらいは見てもいいんじゃないか?」
「いや「ポケットモンスターブラック2ホワイト2」の公式サイトを見て、
チャンピオンが誰か分かってしまったという恐ろしい過去があって、
なるべくプレイしていないゲームの公式サイトは見ないようにしているんだ・・・」
「なんだいそのトラウマは・・・じゃあ本当にスマブラ3DSだけの知識しかない状態なのか?
それなのにこんなにしゃべって大丈夫なのかな、勇気あるな・・・」
「分かっているのは、俺が主人公。お前がマイユニットということだな」
「す、少ない・・・他には?」
「俺は剣で戦う、ルフレはサンダー、エルサンダー、トロン、エルウィンドが使えるから魔道士っぽい、
だがサンダーソードも使えるから剣士でもある、ユニット的にはマージファイターか?」
「・・・今までやったソフトって何があるの?」
「暗黒竜と光の剣、紋章の謎、聖戦の系譜、蒼炎の軌跡・・・あともう一つあったな、GBAの」
「聖魔の光石?」
「おおそれだ、最後までプレイしたわけではなかったが、それもやったぞ」
「どの辺まで遊んだの?」
「エイリーク・・・あとゼなんとかっていう赤い髪の騎士の二人で城から脱出する、
そのシーンの途中までは遊んだな」
「超序盤だし、エフラムが出てきてないじゃないか・・・」
「まだソフトも買っていない状態だが、「覚醒」は最後までプレイする予定だぞ」
「ソフト名・・・。せめて買ってからしゃべるべきだったんじゃないのかな・・・」
「今度、店で探してみよう。予算は・・・1500円以下ならば買えそうだな」
「このソフト5年以上前のゲームだけど人気だから2000円が相場ってところじゃないか?
というか予算1500円って、ク・・・自分で、自分がどこの国の王子だとかちゃんと分かってる・・・?」
「いいや?俺は王子なのか?どこの国の出身なのかも知らん。アイクみたいに傭兵かもしれないな」
「・・・・・・。そんなわけないだろう、本当に知らないのか・・・」
「よし、もう少しスマブラで俺たちに関する前情報を集めるとするか」
「・・・じゃあぼくを使って大乱闘を何度かやってみてくれ」
「分かった。まだルフレは使い慣れてなくてな。シンプルで1回クリアした程度だ」
「気になるキャラならもう少し遊んでくれよ・・・」

「何度か遊んでみたが、勝利ポーズに俺が何度か出てきたな」
「女性と男性でセリフが違うという演出がいいね」
「常に三手先を考える、勝利の秘策、戦略を練れば・・・これらのセリフから考えると・・・」
「考えると?」
「ルフレは将棋が強そうだな」
「違うだろう!!そうじゃないだろう、ぼくのポジションが判明したじゃないか!!」
「ポジション?」
「ファイアーエムブレムには大抵いるだろう、主人公のそばに、ほら!」
「・・・・・・??」
「ほら、オイフェとか、セネリオとか・・・!」
「子供?俺にそういった趣味はないぞ」
「そういうことを言ってるんじゃないよ!!多方面から怒られるよ!?
・・・じゃあもう、しょうがない・・・WiiUのピットの「スマッシュアピール」を見てくれ・・・」
「あ、ああ・・・分かった」

「WiiU版にはこんなのがあったんだな。俺が出ている」
「じゃあ自分で知ってるはずだろう・・・クロム、自分で「ルフレは優れた軍師だ」って
言ってくれているじゃないか・・・これでぼくのポジションが分かっただろう」
「軍師か・・・いやそれよりも、剣一筋の俺が参戦するよりも、活躍してくれるさ。
自分で納得させられているんだが、俺もファイターとして参戦したかったぞ?
「ま、まあもう過ぎたことじゃないか・・・」
「しかもクロムが出てもアイクとキャラがかぶりそうじゃしのうとか言われているんだが。
誰だこのキャラクターは。それなら俺がアイクの代わりに出ればよかったじゃないか」
「それはオトナの事情だよ・・・触れるのは野暮だよ。
大体、参戦したらぼくの「最後の切りふだ」はどうするんだい」
「乱闘中なら技が発動したときに俺がそっちに行って一緒に攻撃すればいいだろう」
「きみの乱闘はどうするんだよ!!」
「もしくはピクミン&オリマーみたいに「クロム&ルフレ」という二人で一人キャラにするか」
「アイスクライマーが出られなかったのに無理に決まってるよ・・・」
「というか、ちょっと気になったんだがいいか」
「・・・なに?」
「ピットのスマッシュアピール(全40分ほど)を見ていて思ったんだが」
「・・・うん」
「「むらびと」のときの会話で、あの名前には面白い秘密があるのじゃが。
じつはな。“大乱闘”でははじめて“ひらがな”を使った名前なのじゃ!!
という会話があったんだ」
「あ、ああ・・・あるね」
「思ったんだが。「こどもリンク」は「ひらがなを使った名前」じゃないか?
真っ先に思ったんだが。DXにいたよな、「こどもリンク」。公式サイトでも「こども」はひらがなだぞ」
「い、いたけど・・・いいじゃないか、きっと昔の事で忘れていたんだよ・・・」
「それと、ルフレが女性のときの勝利セリフでルキナに対するものがあったな」
「あるね・・・」
「ということはルキナも「覚醒」に登場するキャラかもしれないと考え、
ピットのスマッシュアピールでルキナに関する会話はネタバレが怖くて見ていない」
「あ、うん・・・彼女の場合、その・・・」
「前情報はこんな感じだな。言い忘れたが、ルフレは俺の阪神になってくれているらしい」
「違う!違うよ!!」

「ところで実際にプレイするときは、どっちにすればいいんだろうか」
「どっちって?性別のこと?」
「ああ、このソフトのイチオシポイントの一つが「主人公と結婚できる」だったからな。
マイユニットは女性にするべきということか?だがデフォルトのルフレは男性・・・?」
「どちらでもストーリーは問題なく進むから、好きな方でいいんだよ」
「結婚するなら女性じゃなきゃダメだろう」
「別にぼくが男でも問題はないよ、他の女性キャラがたくさんいるんだから」
「男でも問題はない!?」
「後半部分聞いてた?」
「悩むところだが、実際にプレイしてプロローグを見てから決めても遅くはないな。
女性ならば堂々と・・・だがもしかしたら・・・あらかじめ注意書きを・・・ブツブツ・・・」
「そ、そんなに悩むなら女性にした方がいいんじゃないかな。このサイトは全年齢向けだし・・・」
「線引きが難しいな・・・ルフレが男性だろうと女性だろうと、勝利ポーズに登場するぐらい大切な存在なんだろう。
ならばそれはもはや公式ということで、ある程度までなら問題はないんじゃないか?」
「問題だよ・・・」
「まあ、まずはソフトを買わないことにはな。ゲーム画面すら見たことがないから楽しみだ」
「見たことがないのにこんなにしゃべってて本当に大丈夫なのか・・・」
「心配するなルフレ、俺がルフレを守りルフレは俺を守ってくれる。
互いが絆で結ばれているということさえ分かっていればいいんだ」
「それは・・・一番大切なことかもしれないけど・・・でも、自分で最初に言ったこと忘れてないか?」
「俺が自分で言ったこと?」
「だから・・・「名前を言わなければこれは誰の会話か分からないようになっている」って言ったじゃないか。
それなのに名前を連呼して・・・言わないようにぼくは気をつけてたのに」
「あ、そうだったな。気をつけてくれていたのか、悪かったな。
でもルフレ、お前も55行前に俺のこと名前で呼んでるぞ?」
「え、そんなはずは・・・・・・・・・あ」

2017年5月28日
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