ぼくの机の右の棚には、ゲームの攻略本が何冊か入っています。
パネルでポン、トルネコの大冒険、MOTHER2、ゼルダの伝説神々のトライフォース、初代ポケモン。

なんかスーファミの攻略本が多いですが、
あとはKOFやファイアーエムブレム、星のカービィの4コマ漫画もあります。

右の棚の、さらに上の段には、ぼくにとってとっても大事なものが綺麗な状態で保存してあります。
初めて買ってもらったCD、MOTHER2のサウンドトラック。CD屋さんで取り寄せてもらったものです。
10年以上前に買ったものですが、新品同様の状態で綺麗に置いてあります。

その隣に。
私が「蔵前あさぎ」役で出演している「必殺技CD」と「敗北CD」というボイスCDが、
綺麗な状態で置いてあります。

その隣にはお仕事でもらった「乙女に捧げる 告白CD」と「腐女子に捧げる 告白CD」も置いてあります。

このサイトに2008年よりも前に来てくださっている方ならご存知だとは思いますが、
ポケモン実況プレイを見て私を知ってサイトに来てくれている方も最近は多いのでちゃんと説明します。

私は2004年の冬にこのサイトを立ち上げてからずっとゲーム攻略記事を作ったり
ゲームキャラを描いたりして楽しんでいました。
ゲームキャラのセリフをしゃべったものを上げたり、ゲームのプレイ動画を上げたりもしていました。

その後、ゲームをやりながらしゃべりたいと思い、実況プレイを2007年のいつか
(最初の動画は削除したのでいつ上げたかは分からない)に初めてニコニコ動画にアップロードしました。

それらの動画を上げたことがきっかけですごい人たちからお声がかかり、声優の仕事をすることになりました。
「水宮浅葱の初体験!」というWEBラジオが始まり「伝説のスターブログ3」という公式ブログを書き始めました。
携帯サイトには着ボイスや待ち受け画像も作らせて頂き、一気に夢が叶ってしまい毎日が夢のようでした。

ラジオの公開収録のイベントにもナレーションとして出演させて頂き、
私が描いたイラストのマウスパッドをグッズとして出させてもらいました。

さらにそのマウスパッドには「水宮浅葱」と銀のペンでサインも入れさせて頂きました。
一つ一つ丁寧に書きました。

あの公開収録に来てくださった方々、マウスパッドを購入して握手をして下さった方々、
本当にありがとうございました。

毎週配信されていた「水宮浅葱の初体験!」を聴いてくださった方、
おたよりを送ってくださった方々、本当にありがとうございました。

収録に行き、おたよりの多さに本当に驚いていました。
オフィス用の印刷用紙のブロック何個分にも及ぶおたよりでした。

私がニコニコ動画の実況プレイからWEBラジオを始めることになったとき、
たくさんの人が「おめでとう」と言ってくれて、本当に本当に嬉しかったです。

他の声優さんたちのラジオにゲストで出演させて頂いたり、私のラジオにゲストで来て頂いたり、
ライブに行かせて頂いたり、本当に貴重な経験をたくさんさせてもらいました。

収録の度に外に出て「町実況」をしたり、食べたことのないおいしい物や珍しい物を食べて
それを実況したり、毎回のラジオの収録は緊張も驚きもありましたが、何より楽しく充実していました。

第一回のラジオで、台本を持つ手が震えて止まらなかったことは今もよく思い出されます。
だからと言って第二回目から震えないかというとそういうわけではなく、毎回緊張していたので
震えが弱くなる程度で、また次は緊張して震えたりもしていたのですが・・・。

この声優の仕事が、私の人生において初めての「仕事」でした。
学校の行事である「職業体験」も体調不良で参加できず、またアルバイトもしたことがなかったため、
この仕事が私の最初の「仕事」でした。

・・・ですから、私は「仕事」がどういうものか全く分かっていない世間知らずの子供でした。

私が描く絵が待ち受け画像としてアップロードされるということだけでも、
私が描いた町実況の4コマ漫画をラジオのページに掲載してもらうことだけでも、
ましてや私が出演したラジオやCDやイベントでも、どれだけ多くの人が関わり
私が支えられていたかを分かっていませんでした。

そして、私が声優として活動できるのは本当にたくさんの人たちが応援してくれているからだということ、
その応援に応えるために私はどうすればいいのかということも、何も分かっていませんでした。

2009年に書いた告知文なんかでは、全く何も伝わらず何も伝えようともしていませんでした。
そのことを、深くお詫び申し上げます。

もう何年も経ってしまっていますが、私の活動を応援してくださった方々、
私の活動を支えてくださった関係者様たち、本当に、本当に申し訳ありませんでした。ごめんなさい。
私は本当に子供でした。世間知らずでした。ご迷惑をおかけしました。ごめんなさい。

ラジオとブログをやめた理由も、ろくにこのサイトでも説明をせずに、
今日まで来てしまったこともお詫びいたします。

毎週4コマ漫画を描いたり、モバイルサイト用の絵を描いたり、待ち受け画像を描いたりしていました。
私は絵を描くのは「好き」でしたが「得意」ではないので「仕事で絵を描く」ということに
非常にプレッシャーを感じていました。

待ち受け画像はファンの方に買って頂くもの。それを中途半端な絵にするわけにはいかない。
しかし、私の画力が追いつかない。それでも何とか描きたい、
そう思ってあんな絵なのに、夜を徹して描いていました。

ブログというものも初めて書いたのでどういうものか全く分からず、
ひたすらランキングの10位以内を常にキープしなければいけないという観念に駆られ、
時間があれば更新しなければいけないと自分で勝手に決め付けて、
帰省したときですらそのことで常に頭がいっぱいでした。

そんな1日に何十回も更新されるブログをたくさんの人が見てくれて、
さらに毎回たくさんのコメントを色んな人が残してくださり、
そのことも本当に感謝しています。あの頃はこの感謝を伝える余裕もありませんでした。ごめんなさい。

絵を描くことに対する重圧、とにかくブログやラジオで人気を得なければいけないという
間違った考えから自分で自分を勝手に追い詰めて、一人で勝手に体調を崩していました。

心身ともにガタガタになってしまい、それを関係者さんたちに相談すればいいのに
自分一人で抱え込んでしまいました。

いつでも元気そうにしていなければいけないと考え、関係者さんたちにすら異常を隠して、
精神的に不安定になり、電車の中、車の中、自分の部屋、寝る前など、急に涙が出てくるようになりました。

リアルな生活を取り巻く周囲の反対にも遭い、誰にも相談できず、
一度も相談せずにただラジオとブログをやめますとだけ言い、
突然、声優活動を停止することになってしまいました。

応援してくださった方々に何も説明せずに、声優活動をしていた期間などなかったかのように、
サイトに何の説明も置かずにいて、本当にすみませんでした。

「世間知らず」で「引きこもり」で「眼鏡っ子」「ぼくっ子」という
とんでもない「水宮浅葱」を応援してくださっていた方々。
ほんとにほんとに、ありがとうございました。

声優活動をしていた頃は自分のことでいっぱいいっぱいで、
それがどれだけありがたいことかも分からずにいて本当にごめんなさい。

私の仕事をサポートしてくださった方々・・・絶対にこの文章を見ているはずはありませんが、
「今更」ですが、事業部長さん、その他たくさんいた関係者さんたち、仲良くしてくださった声優さんたち、
本当に本当にごめんなさい。そして、本当にありがとうございました・・・感謝しています。

車で送ってくれたりゴハンやお菓子買って来てくれたり、化粧品をくれたり、
もっともっと、他にも、たくさんお世話になりました。
私が馬鹿だったために、とんでもなくご迷惑をかけてしまって、本当にすみませんでした。

声優の仕事のことはおろか、社会のことも何も分かっていない私を支えてくれて、ありがとうございました。
もう4年も経過してしまいましたが、私の心からのお礼とお詫びをここに記します。

「水宮浅葱」そして、現在は「詩衣雫月」。
どちらも同じ人です。あれから数年経過して、水宮浅葱よりも詩衣雫月の方が少し大人になったはず・・・?






ここから下は普通に戻ります。長々とお付き合いくださりありがとうございました。
ここ数ヶ月間、ずっと言いたいなと思い、言うタイミングを探し、タイミングが来ないことを悟り、
必殺CDと敗北CDをまじまじと見たので今日書かせて頂きました。

・・・あ、そういえば敗北CDを買ってくれてまだそのCDを持っているよという方いるかな・・・。
ぼくのセリフの「オーバーキル!?」という部分がセリフが書かれている紙では違う単語になっています。
・・・が、ぼくは「オーバーキル!?」と叫んでおります。一応ここで補足説明を・・・。

ぼくは「水宮浅葱の初体験!」のラジオの音声データは持っていないし(ストリーミング再生だったので)、
持っていても恥ずかしくて聴けないんですが、何となくしゃべったことは覚えている・・・。
でも今の実況プレイと基本的なテンションは同じだと思います。

これからはキャラを作りすぎず、でも楽しく、クリエイトなことをしたいと思っています。
小学生の頃の夢である「たくさんの人に自分の声を聞いてもらいたい」
(声というのは物理的な「声」であり「意見」という意味ではない)というのが叶って本当に幸せでした。

今もそれを目指して、今のところサイトを頑張っています。
今はすっかりくよくよ悩まなくなりノンストレス人間と化し、健康そのものになり、
周囲の反対も消滅し、自分がやりたいことをやるにはどうすればいいのかも分かりました。

本当に未熟なぼくを支え、応援し、励ましてくれたファンの皆さんと関係者の皆さんに全身全霊で感謝します。

これからも、伝説のスターブロブ2と、詩衣雫月を宜しくお願いいたします。
色んな皆さん、本当にありがとう。





2012年12月1日












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