年末年始、おばあちゃん家でプレイステーション1のソフトの棚を見ていたらできそうなのがあった。 おばあちゃんはあまりアクションゲームをやらないのでRPGしか入っていない。 そんな中、目に付いたのが「ハーミィホッパーヘッド」というゲーム。聞いたことも見たこともないゲームだ。

正式名称は「ハーミィホッパーヘッド スクラップパニック」。 タイトルからして意味が分かる単語が3つぐらいしかない。スクラップでパニックになるんだそうだ。

主人公は、頭が赤いイソギンチャクのような男の子「ハーミィ」。見た感じピエロみたいで可愛いけどかっこよくはない。 が、パッケージでシャツがめくれて腹をチラっと見せるサービス中である。

ゲーム画面は、まずステージを選ぶ画面。スーパードンキーコングみたいな感じ。 そして面を選ぶとステージを遊ぶことができます。横スクロールアクションで、縦にも長いこともあります。 スーパーマリオブラザーズ3みたいな感じ。

主人公のハーミィにできることは、まずジャンプ。ジャンプで敵を踏みつければ敵を倒せます。普通です。 ダッシュもできます。ダッシュ中に下を押せばスライディングで敵を倒せます。 下り坂で下を押すだけでスライディングを出せます。下を押しながらジャンプボタンで出す、ということはできません。

そしてスーパーマリオブラザーズのコインのように、スターが至る所にあります。 1つで1ポイント、色が違うと10ポイントやでかいと100ポイント分。 もう一つ、たまにタマゴが落ちています。そのタマゴを蹴るとタマゴに手足が生えてついてきます。

前は見えているのでしょうか。

ゴールするとそのタマゴにスターを割り振って与えることができます。 すると与えた数が大きければ大きいほど、タマゴが割れて中身が成長します。 そのタマゴは「オトモ」という存在で、3匹まで同時に連れて歩けます。オトモくんには4つの種類があります。

1つ目は水色のタマゴから生まれるペンギン「ゴーグゥ」。 スライディングで敵を倒してくれます。成長しきるとメガネをかけます。もしかして「ゴーグル」か?

黄色のタマゴから生まれるのはニワトリの「ウィングゥ」。 敵を倒すよりもスターをとることに勤しみ、羽ばたいて滑空できます。たまに敵も倒す。

緑のタマゴから生まれるのはカメの「バーニィ」。 手足を引っ込めるとハーミィが蹴ることができ、敵に当たると倒せます。

説明書では「バーニィ」と書いてあるページと「バアニィ」と書いてあるページがありどっちが正しいのか分からなかった。 なんでカメが「バーニィ」なのか、全く分からなかったのだが・・・。 なんとこのバーニィ、星を与えまくって最終形態になるとウサギの耳が生えます。

なるほど!だからバーニィなのか!って、何でカメにウサギの耳が生えるんだよ!!

最後の4つ目のオトモはピンクのタマゴから生まれる恐竜「フレイミィ」。 口から火を吐いて敵を倒し、翼で飛ぶこともできます。

このピンクのタマゴはとてもレアで、めったに見られません。 あったとしても取りづらい位置にあり、仲間にするのは大変。 その代わり、とっても便利で心強いです。ぼくはバーニィ1匹とフレイミィ2匹というパーティで遊んでいました。

オトモくんたちにはいくつかモードがあります。 一つはヨッシーアイランドのタマゴのように後ろからついてくる「追っかけモード」。 このモードのときは画面の一番上にジャンケンの「グー」が表示されています。

△ボタンだったかを追っかけモードのときに押すとオトモくんたちはハーミィの追っかけをやめます。 そして各々の思い思いの行動をとり始めます。「活躍モード」というらしいです。 活躍モードのときは画面の一番上にジャンケンの「パー」が表示されています。

このモードのときにハーミィが敵から攻撃を受けると1ミスになります。 追っかけモードのときに敵にハーミィが当たると活躍モードになって星が100減ります。

活躍モードのときにさらにモードチェンジボタンを押すと、オトモくんたちがその場で止まって点滅します。 そのときにハーミィがオトモくんに触るとそのオトモくんが追っかけモードになってついてきます。 ストップしているときにまたモードチェンジすると活躍モードになります。 追っかけモードに戻すには、ストップしたオトモくん全部にタッチするか、別のエリアに行くしかありません。

で、まあ頑張ってやっていました。ステージが光っていると、もう一つゴールがあるんだそうです。スーパーマリオワールドみたいです。 その隠れたゴールの先には、各ワールドに一気にワープできる大砲がある面に行ける場所がありました。 星のカービィ夢の泉の物語のワープスター発着場、もしくはスーパーマリオワールドのスターロードです。

水中面もありますが、ハーミィはファイアマリオにはなれないので水中では攻撃手段がない。 そうなるとオトモくんたちを活躍モードにして、敵を倒してもらいます。

オトモくんたちは画面外にも余裕で行ってしまうため、活躍させているといつの間にかいなくなります。 オトモくんが穴に落ちると出てこなくなりますが、画面を切り替えるとまたハーミィの後ろを歩いています。

赤いタマゴを触ると1UP。ゲームオーバーになるとオトモくんがすべていなくなった状態で再開です。 最終形態にまでオトモくんを育てるには数千個の星が必要なので、プレイヤーのやる気ゲージが下がります。

で、森を抜け海を抜け、砂漠を抜けてついに火山のステージまでやってきました。 連れているのはレアなオトモくんのフレイミィ3匹。2匹は最終形態にまでなっています。

さあ進もうと思ったら、ダメージを受けてしまった。すると3匹のフレイミィが活躍モードに、つまりバラバラに動き始めました。 とりあえず全員ストップさせて捕まえないと・・・。でも捕まえられる位置に来ているときにストップさせないといけない。

よし、一番右のやつがジャンプしたらストップさせよう。と、思っていたら。

フレイミィが2匹、穴に落ちてしまいました。あらら。画面を切り替えないといかんな。まったくもう。

ジュッ

・・・・・・ん?今のは何の音だい?それは、溶岩の穴に落ちた2匹のフレイミィが焼死した音でした。

フレイミイィィィーッ!!

あんだけ苦労してピンクのタマゴを手に入れ、仲間にしたフレイミィがいなくなりました。 あんだけたくさんの星をつぎ込んで育てたフレイミィが一瞬にして死んでしまいました。

・・・・・・いかん。やる気が、なくなってしまった。 というわけで、ハーミィホッパーヘッドはその火山みたいなステージまでプレイしました。 クリア率が常に下に表示されているんですが、50%は行ってたかなあ・・・。

気づいた点みたいなもの。

敵を踏んだと思ったのにダメージを受けるということが結構ありました。 もうちょっと判定を分かりやすく、それが無理なら甘くしてほしかったかのう。

オトモくんたちがいまいち使いづらい。 結局は敵を倒し、星を取ってくれるオトモくんですが、画面外に行ってしまうと収拾がつきません。 さらに活躍モードにしているとハーミィがダメージを受けた際即死するので基本追っかけモードになります。

するとオトモくんの個々の能力は全く生かされず、ただ1度ダメージを受けても大丈夫な状態というだけになります。 もうちょいオトモくんの活躍モードのときの動きを賢く、有用になってくれたら嬉しかったかな。

ウイングゥ(ニワトリ)がハーミィを運んでくれるとか、バーニィ(カメ)を踏むと高くジャンプできるとか、 フレイミィ(恐竜)の炎とハーミィの合体攻撃みたいなのがあるとか・・・。 オトモくんに指示を出してみたかった。活躍モードで完全お任せではなく。

あと、どうでもいいですがぼくはあまりまだプレイステーションのゲームをやったことがありません。 で、このゲームのオープニングはなんとアニメーションです。

かなり滑らかでちゃんと作られていて、普通のテレビ見てるみたいです。 ただまあゴミ箱に入ってしまい冒険が始まるというだけのよく分からないストーリーなんだが・・・。

売っていたらまあ手にとって見てくれ。 「あ、イソギンチャクってこういうことか」と分かるだろう・・・。
2011年1月6日


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