年末年始におばあちゃん家にあったからやってみたゲームの話。
「王宮の秘宝テンション」というプレイステーションのゲームです。

おばあちゃん家のゲームの棚を見ても、RPGしかありません。
それじゃあぼくはできないし・・・と、見ているとちょっと違うやつを発見。

ジャンルは「ダンジョンRPG」。
トルネコの大冒険と同じあのジャンルです。
レベル1から始まって敵を倒しアイテムを集め、死んだらレベル1からやり直し。

おおお、その形式のゲームなら面白そうだ。
慣れればきっと楽しいに違いない!

と、いうわけでその「王宮の秘宝テンション」というゲームを取り出しました。
説明書があったのでちょっと読んでみる。

うーん・・・。

アイテム説明のページが、一切ないなあ・・・?

全部が全部トルネコの大冒険と同じということはないだろうし。
何か特殊なアイテムが出てくるのだとしたら、効果を知っておきたかったんだけど・・・。

まあ、ダンジョンRPGの基本は同じだろ。
武器、防具があり、歩けばHPが回復、敵に向かって攻撃をしてレベルを上げる。

ストーリーはこんな感じ。

「世界の果てに不思議な生き物の村がある。その姿は鳥のようでありクマのようでもあった。
彼らの名前はテンション族。」

パッケージにいる、黄色い鳥みたいな変な微妙に可愛くないやつが「テンション」である。
でもテンションというのは種族の名前のようだ。「カイン族」みたいな(何で魔界島)。

「冒険心が強く宝物が大好き。中でも村一番のトレジャーハンターテンションは好奇心と、ガッツで数々の宝をモノにしてきた。
そんな彼が今、熱く燃えている人生最大の使命を受けて。」

種族の名前だと思ったのに、トレジャーハンターテンションということはやつの名前がやっぱそうらしい。
よう分からんが、もしかしたらテンション族は絶滅危惧種で、テンション1体しか残ってないのかもね。

で、レインボーダイヤという重要アイテムにより村の泉に水を導いていたのに、地震でブチ壊れたので水が涸れたんだそうだ。
水がないと困るので隠れ里ワイルドロードという場所にあるもう1つのレインボーダイヤを、代わりに村に置くしかないんだそうだ。

そのレインボーダイヤは、ワイルドロードの魔物だらけの王宮にあるらしい。
というわけで、ワイルドロードの王宮の秘宝レインボーダイヤをとりに行くのが目的。

「無事にダイヤを持ち帰れるか?ウワサの魔物って強いのか?トレジャーハンター生活で最高の晴れ舞台!
村の仲間にいばれるチャンス!とにかく、テンションは立ち上がった・・・」

と、ツッコミどころ満載のストーリーを引っさげ、テンションの冒険は始まるのだった。

レインボーダイヤをワイルドロードの王宮からとってくりゃ村の泉は復活するだろうがよ。
じゃあレインボーダイヤがなくなったらワイルドロードの水はどうすんだよ。

そしてこのゲームの続編で、

「ワイルドロードの王宮から謎の生き物がレインボーダイヤを奪ってしまった!このままではワイルドロードは干上がってしまう!
こうなれば、テンション族の村からレインボーダイヤを取ってくるしかない!こうして、主人公の冒険は始まるのだった・・・」

とかいうストーリーが出来上がらんだろうな。

そしてそのゲームの続編で、

「テンション族の泉のレインボーダイヤがワイルドロードの勇者から奪われた!このままでは村が干上がってしまう!
こうなれば、ワイルドロードに乗り込みレインボーダイヤを取ってくるしかない!こうして、再びテンションの冒険は始まるのだった・・・。」

ということになりエンドレスじゃねえか。

それよりも、そもそものストーリーを、

「ワイルドロードの王宮の最深部にいる人物だけが、レインボーダイヤを直す力を持っているらしい。
早くレインボーダイヤを修理しなければ!砕け散ったレインボーダイヤのカケラを持って、テンションはワイルドロードへ向かうのであった・・・」

とかにすればよかったんじゃないのか。
そしてそのレインボーダイヤを直せる人物が死んだと思っていたテンションの父親とかビックリな人で・・・。

レインボーダイヤのカケラが途中にあるそれぞれのダンジョンに落ちていて、
それを集めてからワイルドロードの王宮に向かって、というシステムにすれば・・・。

いや、作りすぎだ。そろそろやめておこう。

まあとにかくそういうストーリーがゲーム開始直後にとても読みにくい体裁で表示されます。
小学生の従兄弟も隣で「なんか読みにくいね」と言っていました。
ほんとだね・・・改行してほしいよね・・・。

さてゲームが始まると、村の中を歩けるようです。
とりあえず全部の家に入って情報を集める。

鍵がないと入れない屋敷があるとか、畑には何か武器が落ちているだとか・・・。
上のほうに向かうと、井戸がありました。

どうやらそこが最初のダンジョンらしい。
というわけでテンション、ダンジョンに突入。

どうやら「水の中のダンジョン」という場所らしい。
なんて名前だよ。まんまじゃねえか。

さて、じゃあまずステータスとか見てみるか。
上にはHPが表示され、MPというものもあるらしい。魔法使えるのかな?

あと、よーくよく探してみたが。

満腹度に相当するものが、ない。

・・・つーことは、歩き回り放題か?
足踏みでHP回復し放題か?

まあいい、とにかく歩こう。
と思ったらアイテムを入手。「なべぶた」だ。

なべぶた?何に使うんだ・・・?

ま、まさか。

使ってみた。
装備しやがった。

な、なべぶたが盾?!
なぜフタだけが落ちている?!ナベはどこに行った?!

と、慌て ふた めいても仕方ない。(←おっとっと)
最初のダンジョンだ、きっとそのうちいい装備品が出てくるのだろう。

さて、ちょっと歩くと敵と遭遇。
「スライム」だ。うーん、ダンジョンに出てくる敵としては至ってスタンダード。
きっと一番弱い敵なんだろう。でも目とかなくて可愛くはない。

とりあえずパチパチと攻撃し(そんな音だった)、倒しました。
すると、レベルが上がったようです。

「テンションはレベルアップした。力が1上がった。気の強さが1上がった。直感力が1上がった。運が1上がった。」

気の強さ?!んなもんが上がるのか?!
直感力や運とか、微妙なパラメータがあるなあ・・・!
運が高いと、敵からの攻撃が外れやすく、こっちの攻撃が当たりやすくなるのか?

しかし直感力が上がって何になるんだ・・・?!
直感力を研ぎ澄ませるべきなのは、テンションではなくプレイヤーでは・・・。

また敵と遭遇。しかし動かない。
ふむ、眠っている状態なのか?近づいて攻撃をしてみる。

「毒花は毒を吐いた!」

ぎえっ!
毒花?!毒を吐いたってことは、力が下がったのか?!

と、思ったら毎ターンHPが減り始めた。
ほ、本当に毒状態だ・・・!

とりあえず逃げようとしたら、毒花さんは歩いてこない。
また隣に行くと、攻撃をしてくる。

・・・ほほう、動かない敵なのかコイツ・・・。
そして動き回っていたら毒状態から回復しました。

そういや、マップが表示されないな。
どのボタンを押したら表示されるのかな・・・お、△ボタンを押していると表示されるぞ。

しかし、このマップ表示がどうもおかしい。
画面上半分が表示されていない。チラついていて、上半分はありません。

・・・これは、今使っているプレイステーション2が壊れかけているのだろうか?
おかげさまでテンションがどこにいるのか、階段がどこにあるのかも見えない。
非っ常〜に不便だ。(追記⇒PS2でプレイすると起こる不具合らしい。なんてことだ)

気持ちを奮い立たせながら、また歩く。
変なアイテムを入手。

どうやらこれは「スプレー」らしく、使うまで効果が分からないらしい。
説明書にもそんな説明はないので、どんな効果があるのかマジで分からない。

じゃ、使ってみよう。

シューっと。
あれれ。

盾が弱くなりやがった。

なべぶたが!なべぶたがー!!

なべぶたが弱くなったらもうなべぶたとしても使えないんじゃないか。
もうゴミだよそれ。捨てようよ。

えーと、敵になべぶたを投げつけてやろうかなと・・・。

ぽいっと。
あれれ。

アイテムを「投げる」コマンドがねえぞ。

な、なんだと!アイテムを投げられないだと!
遠距離攻撃の要だっちゅうに!

しぶしぶ、弱くなったなべぶたを持ち歩く。
もっといいアイテム落ちてないかな・・・。

すると、変な四角いアイテムを発見。
拾ってみよう。

「布のざぶとんを拾った。」

ざぶとん!?

なんだざぶとんって?!
なべぶたの次はざぶとんかよ!!

・・・しかし、まさか、お座布団が盾ってことはないだろう。
一体どんな効果なんだろうか?

座布団の上に座って落ち着いて、HPを回復するのかな?
うーん、思い浮かばないなあ。

とりあえずアイテム欄で「布のざぶとん」を選んでみよう。
このゲームにはアイテムを選んでもトルネコの大冒険のように「説明」がない。
だから、説明書にも説明がない今、本当に本当に各アイテムの効果が分からないのである。

仕方ねえ、使ってみるか・・・。

「布のざぶとんを 装備した。」

そ、装備しやがった・・・!!

ど、どこに!?
戦うのにざぶとんは邪魔だろ?!
持ち歩くのすら面倒だろうが!

しかし、テンションの姿を見てみると。

頭に、ざぶとんをのせている。

・・・・・・もしかして、頭に装備してんの?

ざぶとんを頭にのせて、装備?
重いだけで、邪魔だろ?

うおおおおおおお。
わ、わけが分からぬ。

そろそろ心が折れそうになってきましたが、従兄弟が隣で見ているのでもうちょっと頑張る。
武器は落ちていないかな・・・。

「おの」を入手。
おっ、武器だな。なーんだ、普通じゃないか。

とりあえず装備。
右手には斧。左手にはなべぶた。頭にはざぶとん。

こんな異様な装備をした冒険者が来たら、モンスターもひるむに違いない。
ってか主人公のテンションがすでにモンスターみたいな風貌なんだが・・・。
(可愛くない黄色のももんじゃみたい)

と、また歩き始めると「ペロペロ」という敵が登場。
こいつは火の玉を飛ばしてきます。
ドラゴン級の攻撃をするやつが、こんな浅い階層で出るのか。

動きもよく分からず、毒花から毒を受けて瀕死になりつつ、なんとか倒しました。
マップが表示されないから階段の位置もどこまで進んだかも分からず、とにかく下に下りる。

スプレーが落ちていたのでまた使おうとすると、正式名が分からない。
また使ってみたらまた盾の強さが下がった。
一度使ったからといって、名前が分かるわけじゃないのか・・・!

今度は「泥棒」という敵が登場。
その名のとおり、アイテムを盗んでいきやがった。
追いかけたら取り戻せたが、攻撃もしてくる。

八つ足という敵も登場。
何か装備とかはずされました。

なんだか突然文章が雑になってきましたね。
そう、そろそろプレイできる限界が近づいてきたのです。

ぼくの精神が限界を迎えてきたのです。

今、ここで言おう。
声を大にして叫ぼう。

面白くねええええー!!

助けてくれ!!
ぜんぜん面白くない!!
誇張表現も偏った意見も、全て抜きにした心の叫びだ!!

み、微塵も、欠片も面白くない!!
助けてくれ!!
ぜんぜん面白くない!!プレイしているのが、苦痛だ!!

この辺りでぼくは、半泣き状態に。

「うえーん・・・面白くないよう・・・」
「もうちょっと頑張ってみたら?お屋敷とかに行けるようになるよ?」
「つまらないよう・・・面白くないよう・・・苦しい・・・」
「槍とか出てくるし、魔法も買えるようになるし」
「面白くないよう・・・もう無理〜・・・」
「そう?じゃあもうおしまいにしたら?」
「うううう〜・・・うん、もう無理だ・・・」

上の会話、完全実録です。(会話相手はおばあちゃん)

本当に「面白くないよう・・・」って言いました。
本当に「苦しい・・・」って言いました。

本気で苦痛だったんですが、おばあちゃんは真面目にプレイしたらしい。
ちゃんとある程度までプレイしたんだそうだ。
やべえ。マジで尊敬する。

こうして、トルネコの大冒険は大好きなぼくがプレイし、最初のダンジョンで限界が来たという凄絶なゲームです。

万が一ゲーム屋さんで見かけたら、手に取ることすらオススメしません。
十分に、お気をつけください。





(2011年1月7日)












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