先日「ミロンのほしぞらしゃぼん」の話をして、迷宮組曲の話もしました。
その二つの間の2作目に当たる「ドレミファンタジー ミロンのドキドキ大冒険」のことは、
スルーしたんだかなんなのかよくわからない紹介しかしていませんでした。

どうせなので語っておこう。
なんか最近、ゲームレビューがブームみたいだし。

え、どこで?
いや、ここだけで。

迷宮組曲の正当なる後継作品、
それがこの「ドレミファンタジー」。

タイトルからしてもう可愛いです。
ご覧ください、このタイトル画面の可愛さ。

ミロンが半ズボンになって露出度がUPしており、
金髪じゃなくて茶髪になっています。
ミロンは動物と仲がいいようです。

後ろにはツキノワグマもいます。
ツキノワグマはね、危ないんだよ。

ハドソンの公式HPがないのでWiiのバーチャルコンソールのページを見てみると、
ちゃんとストーリーのページやアイテム紹介のページがありました。

このソフトはインターネットで迷宮組曲の次のゲームがあることを知り、
中古ゲーム屋さんに行って買ってもらいました。もちろんソフトのみです。

なので説明書がなくアイテムの名前が分かっていませんでした。
ミロンの服の名前「ドリームスーツ」「マジカルスーツ」っていうのか!知らなかった!

大事なストーリーは・・・。

ファンタジアという国のピッコロという村で暮らすミロンは、妖精のエリスと友達でした。
各地で楽器が盗まれ、音楽が消えているという噂を聞いて悲しそうなエリス。
そのとき、突然森にやってきた魔人「アモン」がエリスをさらって行ってしまった!
というわけでミロンはエリスや楽器を取り戻すために冒険へ。父バロンにもらった魔法のストローを片手に。

・・・という感じのお話でした。
迷宮組曲の舞台の「エプシロン星」のお話なんだろうか?エプシロンのプの字も出てこなかったが・・・。
きっとエプシロン星の中にファンタジアという国があるのだろう・・・。

エルシラ王女も出てこない。魔人マハリトも出てこない。
魔人アモンってのがラスボスです。この世界は魔人が多いのか?

アモンはエリスをさらって何がしたかったのか?その辺りがわかりません。
そうだ、エリスがさらわれた後のオープニングストーリーをちゃんと見てみよう。

エリスがさらわれたとミロンから告げられ、
パパのバロンさんはビックリです。

「なにっ!魔人アモンがよみがえったのか!」

・・・アモンは封印されていたのかなんなのか・・・?
そのアモンがエリスをさらった理由とはなんなんでしょうか!

「エリス様を助けなければ、この世界はどうなることか」

いや、あの、それを知りたいのですが・・・。

アモンとエリスの話はコレで終了です。
アモンはエリスをなぜさらったのか、世界がどうなるのか、アモンは何をしたいのか。
クリアしても不明です。

あとWiiのページのストーリーを見て初めて知ったんですが、
ミロンのシャボン玉を出すストローは「魔法のストロー」で、父からもらったものだったとは。
ゲーム内でそんな描写が全くないから知らなかったよ・・・。

「エリス様を助けに行くならば、これをもっていけミロン!」
「お父さん、これは・・・?」
「これは魔法のストロー。これを使えば、シャボン玉の不思議な力がお前を守ってくれるだろう」
「ありがとうお父さん!じゃあ、エリス様を助けに行ってきまーす!」

という会話ぐらい入っていてもいいじゃないか。

ゲーム画面はこんな感じ。
プレイする画面やマップ画面のグラフィックは
かなりいい感じで可愛いです。

各所にドンキーコングのバナナや
タッチ!カービィのポイントスターぐらい
あちこちに設置されているのは「オンプ」。

もちろん100個集めると1UPなのですが、
なんとミロンの残数の上限は9です。すっくねえ!!

迷宮組曲と違ってライフ制ではないのでゲーム開始時は一撃死します。
あと迷宮組曲ではミロンは何もしないと斜め上にバブルを撃ちましたが、
ドレミファンタジーでは真横にしか撃ちません。あとは溜め攻撃で四方八方ってのがあるだけ。

迷宮組曲はどっちかというと「迷宮を探索」するゲームだったのですが、
ドレミファンタジーは探索よりかは面クリア型なので右に進み、右から来る敵を倒すのみです。
前の面に戻る必要はほぼないです。買い物という要素もありません。

ストーリーの次に大事に思っているBGMですが、いい曲も・・・なくはないです。
だが、なぜか全体的に音質がこもっていて暗い曲が多い。迷宮組曲のアレンジとかは一切ナシ。

アイテムもいくつかあり、迷宮組曲の連射ができる「パラソル」、飛距離がのびる「クリスタル」みたいに
「れんしゃアップ」「ひきょりアップ」というパワーアップアイテムがあります。名前がそのまんま。

ゆっくり落ちることができる「ホバリング」は「ふわふわシューズ」という名前になっていて、
迷宮組曲の頃より有用になっています。迷宮組曲は「落下死」の概念がなかったんだけど
ドレミファンタジーは落ちて死ぬので、下りる足場を選べるのは心強い。しっぽマリオみたいな感じです。

ミロンの服の色はある意味ライフで3段階あります。
緑が一番強く、ダメージを受けると青、さらにダメージを受けると赤、さらにダメージを受けると死です。

普段のBGMは音質がぼんやりしているのに死んだ時の音楽は大音量でやたらとキビキビした音なので、
死ぬと相当ビビります。ソロモンの鍵ぐらいビビります。

死ぬとそのステージからやり直しで、服は赤になってしまいます。ふわふわシューズは失います。
つまり死ぬと難易度が相当UPするのです。まあマリオ1だってそうだったんだが・・・。

マリオ3もそうだが、マリオ3は死ぬとマップ画面に戻ります。マップには分岐もあります。
マップでパワーアップアイテムも使えます。

・・・まあつまり、このドレミファンタジーはかなーり難しいゲームなのです。
後半の難しさはなかなかのモノで、死んだら弱体化して一撃死する状態から再開、
ライフは9までしかないし8回一撃死を繰り返してゲームオーバー。

「コンティニュー」はあるけど「セーブ」はない。
ゲームオーバーになると表示される4桁のパスワードで再開することになります。

再開すると連射、シャボン玉の強さは全て最弱状態から。服も赤から。
そしてなにより、ステージの最初からなのです。

一つのステージを遊んでいて、よし、やっと次のステージでボスだ!
というところまでプレイしたのに「ごはんよー」と呼ばれたらゲームをやめないといけない。

しかしセーブはないし、パスワードを取るには9回死なないと表示されない。
それに、どうせボス直前まで来たなら次に遊ぶ時はこの状態からやりたい・・・!
・・・といった事ができないのも、このゲームの難易度上昇の理由の一つです。

だが、絵は可愛いのだ!グラフィックはとっても凝っています。
背景も敵も、かなり丁寧です。動きを見ている分にはとっても楽しい。難易度高いけど。

シャボン玉に当たると敵はシャボンに包まれるだけで、
バブルボブルのように閉じ込められた敵に触れて
ふっ飛ばさないといけません。

敵を踏みつけるとペシャンコになりますが、
しばらくするとまた復活します。
ペシャンコ状態だと足場として使えます。

シャボン玉に閉じ込められた絵も敵キャラの分あり、
踏みつけられた絵も全種類あります。

さらにミロンも立ち、歩き、向かい風、泳ぎ、氷の上でツルツル、崖でおっとっと、敵に当たってダメージ、
針系のダメージ、跳んで空中で一回転、放置で地面に絵を描く帽子をかぶる、色んな動きがあります。

楽器を取り戻すに連れて出せなかったブロックが出せるようになったり、
音符のハシゴをかけられるようになったりとパワーアップしていくところもいい感じ。

・・・だが、それらを活かしきれていないのがとっても残念。
やっぱり基本が横スクロールアクションなので「探す楽しみ」がないのです。

ゼルダの伝説系なら、フックショットが手にはいったから今まで行けなかったところに行けるぞ、
最初の村の近くだけど行ってみたらハートのかけらがあったからライフ増えちゃうぞ、
みたいな事が起こるわけですが、ミロンくんには探索して見つける嬉しい要素がありません。

なんか全体的にちぐはぐな感じがする・・・というのがプレイしていた当時の感想。
つまりは「惜しい」感じのゲームです。迷宮組曲と比べないとすると、
「名作とまではいかない、見た目可愛い高難易度の面クリア型横スクロールアクション」です。

ちぐはぐな印象を一番受けたのは絵です。
プレイ画面のミロンは可愛いんだけど、デモ画面や一枚絵になると途端に絵のタッチが変わります。


左右は同じ人物です。

右の画面の方が可愛いよね・・・?

で、ラスボスは当然「魔人アモン」ですが一言もしゃべりません。
「ぷよぷよ」のサタンにソックリです。金髪版サタンって感じです。

すげえ強いですが何とか倒すと「やったー!ついに魔人アモンを倒したぞ!」とか、
「ありがとうミロン!助けに来てくれたのね!」などのやり取りは一切なく、
いきなりスタッフロールが流れ出します。

背景の絵でミロンがアモンの魂を封印できる「ハーピア」という楽器を使っているシーン、
エリスが歌っているとこが一枚絵で背景として表示されています。

最後の絵が可愛かったので載せちゃえ。
パパのバロンさん、ママのポロンさん、
弟のコロンくんのもとへミロンが帰宅してEND。

画面の縁取りがなんかトトロです。

エリスにどんな力があったのか、
アモンは楽器を奪って何がしたかったのか、
全く分からないままゲームは終わってしまいました。

ストーリーは大分薄っぺらく描写もほぼなく、グラフィックは可愛い。キャラも背景も。
音楽はいい曲もあるけど盛り上がらない。一番盛り上がるのは死んだ時。
タイトル画面ですら大人しいし、オープニングとエンディングは哀愁漂いまくりです。

操作性は悪くはない。キャラがデカいので攻撃が当たりやすい。マリオの2倍以上ある。
攻撃手段が少ないので爽快感はあまりない。後半のボス戦はかなりキツい難易度。

・・・という感じのゲームです。
オススメするかは・・・うーむ・・・?悪くはない。名作ではないが悪くもない。普通なゲームです。
迷宮組曲が名作すぎたのです。

ミロンの可愛さならばこのゲームがイチバン。ほしぞらしゃぼんの鼻タレよりずっと可愛いです。





2015年1月13日






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