ポケモン不思議のダンジョン青の救助隊プレイ日記。
ついに「ライメイのやま」の山頂、３Fに辿り着いたケミカとスイソ。

ケミカ「ここが、頂上みたいだけど･･･」
スイソ「サンダーがどこかにいるはずだ。オイラたち二人で頑張ろうケミカ！」
ケミカ「そうだね！さっき仲間になったリチウム（ニドラン♂）が倒されちゃったから二人だね！」
スイソ「言わなくていい！！」

サンダーが出てこないので、呼んでみることに。

スイソ「おーい！サンダー！どこにいる！」
ケミカ「ダーテングを助けに来たんだ！出てきて！！」
サンダー「･･･言ったはずだ。邪魔する奴は容赦しないと！」
スイソ「う、うわっ！！出た･･･！！怖くない･･･怖くないぞ･･･！！」
ケミカ「あっ、スイソ･･･」
スイソ「やい、サンダー！ダーテングを返せ！！オイラたちはポケモン救助隊だ！！」
サンダー「そこまで言うのなら向けてやろう。我が怒りを･･･お前たちにな！！」

というわけで、１マス先にいるサンダーと戦うことになりました。
ケミカはその場でまず「でんげきは」でダメージを与え、スイソは前に歩きました。
サンダーがスイソに「ドリルくちばし」で攻撃しましたがレベルが上がってたのでダメージはほぼなし。

そしてケミカの「でんきショック＋１」、ラストにスイソの「れいとうビーム」であっさりとサンダーを撃破。

ケミカ「はあ、はあ･･･か、勝った･･･！」
フーディン「こ、これは･･･。」
スイソ「あっ、フーディンたち･･･！」
リザードン「むっ、サンダー、来るか！今度はオレが相手だ！」
サンダー「待て！戦うのはもうやめだ。大分頭が冷えた。ダーテングは返してやろう」
ケミカ「よ、よかった･･･」
サンダー「お前たち、なかなかやるな。だが、次はこうは行かぬ。本気でゆくから覚悟しておけ！」
スイソ「行っちゃった･･･あっ、ダーテングが！」
ケミカ「大丈夫！？」
ダーテング「･･･あ、ああ･･･なんとかな･･･」
ケミカ「よかった･･･」
バンギラス「それにしても驚いたな。お前たちがあのサンダーを追い払うとは」
リザードン「ああ。お前、ピカチュウにしちゃやけに強いな。」
フーディン「･･･前に会ったときにも感じたのだが･･･お前、ポケモンではないな？」
スイソ「ええ〜っ！なんで分かるの！？でもその通りだよ。ケミカはポケモンじゃない。ケミカは人間なんだ。」
ダーテング「なんと！」
リザードン「人間だって？！」
バンギラス「ありうるのか？！そんなことが！」
スイソ「自分でもよく分からないんだって。気がついたらポケモンになってて･･･人間の時の記憶もないんだって。」
ケミカ「うん･･･」
スイソ「そうだ、ハスブレロが広場で言ってた！フーディンはなんでも知ってるって。
フーディンならケミカがポケモンになった理由も分かるんじゃない？」
フーディン「･･･いや。ワシにも分からん。」
ケミカ「そっか･･･」
スイソ「残念･･･フーディンなら分かると思ったんだけど･･･」
フーディン「ただし、突き止める方法はある。」
スイソ「えっ？どんな？」
フーディン「「せいれいのおか」へ行け。そこに一日中太陽を見つめ、未来を見通すといわれているポケモンがいる。
名はネイティオ。彼ならば何か教えてくれるに違いない。」
スイソ「そっか、じゃあネイティオに会えばいいんだね。じゃあ早く帰ろう」
ケミカ「･･････。」
スイソ「ケミカ！なにボヤっとしてるの、帰ろうってば」
ケミカ「あっ、ああ、うん･･･ゴメン」
スイソ「どうしたの？」
ケミカ「･･･いや、その･･･さっきのサンダーってポケモン･･･知っていたような気がするんだ･･･」
スイソ「え･･･人間の時に見たことがあるってこと？」
ケミカ「そうなのかも･･･なんか、「レベル７」って言葉が頭に響いて･･･」
スイソ「･･････レベル７？？」

リザードン「･･･フーディン、お前のことだ。全く知らないと言うのはなさそうだけどな･･･実は何か知ってるんじゃないのか？」
フーディン「気になることが一つある。だがそれは言わない方がよいだろう。彼らのためにはな･･･」

そして、無事にダーテングを救出して帰った次の日。

ケミカ「うーん･･･朝か･･･」
スイソ「ケミカ、おはよう！」
ケミカ「･･････ぉあっ！おはよっ、う！」
スイソ「気付いてくれてありがとう！慌てて言うと舌噛むよ！」
ケミカ「あはは･･･ちょっと噛んだ･･･」
スイソ「ちょっと調べてみたんだけどね。「せいれいのおか」ってのは「おおいなるきょうこく」にあるらしいんだ」
ケミカ「そ、そうなんだ･･･わざわざありがとう･･･」
スイソ「じゃあ早速行こうよ、おおいなるきょうこくに！」
ケミカ「･･････」
スイソ「あれ？どうしたの？もしかして聞いてなかった？？」
ケミカ「ううん、ちゃんと聞いてた･･･ゴメンね、いっつも無意識にスルーして･･･」
スイソ「もういいよ、悪気がないのは分かってるし･･･」
ケミカ「･･･ねえ、スイソ」
スイソ「ん？」
ケミカ「･･･どうしてそんなに頑張るの？」
スイソ「なんでって･･･そんなの決まってるじゃないか。」
ケミカ「･･･自分のことじゃないのに、ぼくのために･･･」
スイソ「何言ってるの、オイラとケミカは友達じゃないか。オイラはケミカのためだから頑張りたいんだよ。じゃ、今日もがんばろ！」
ケミカ「･･････。」
スイソ「･･･あれ？聞いてた？」
ケミカ「･･･あー、ゴメンね、スルーしてるんじゃないか心配するほどスルーして･･･。」
スイソ「いいっていいって大丈夫！さ、行こうよケミカ」

何か選択肢がいくつか出て、パートナーと会話しました。
さて、レベルも高いしこれからも多分恐ろしい目には遭わないと思うのでそのまま「おおいなるきょうこく」に向かってしまいます。

スイソ「ここが大いなる峡谷か･･･」
ケミカ「ここの頂上が精霊の丘って呼ばれてるんだね」
スイソ「フーディンによると、精霊の丘は１３階にあるらしいよ」
ケミカ「峡谷なのに階分けされてるんだ･･･。」

トルネコの大冒険２の「水路」みたいな水のエリアがあります。
ケミカ（ピカチュウ）は通れませんが、スイソ（ゼニガメ）は通れるようです。

ノコッチとかノクタスとか出てきましたが、これまた困ることはない。
あっさりと、１３階に到達しました。

スイソ「ここが精霊の丘かあ･･･あっ、あそこに！」
ケミカ「あれがネイティオかな･･･？行ってみよう！」
スイソ「･･･もしもし？あなたもしかしてネイティオさんですか？」
ネイティオ「･･････。」
スイソ「･･･オイラ、ケミカ以外にもスルーされるようになったのかな？」
ケミカ「うううゴメンね･･･。でも、聞こえてないんじゃないのかな･･･？」
スイソ「そうか。おーい！ネイティオ！！もしもーし！！ねえってば！！」
ケミカ「ダメだね･･･反応がない･･･立ったまま寝てるのかな･･･」
スイソ「どうしよっか？」
ケミカ「じゃあ･･･くすぐってみる？突き落とすのはまずいし･･･」
スイソ「突き落とすのはダメだね。でもくすぐるのも･･･まあいっか、くすぐってみよう。」

スイソがネイティオをくすぐりまくってみることになりました。

スイソ「こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ･･･」
ケミカ「が、がんばれ･･･？」
スイソ「こちょこちょこちょこちょこちょこちょ･･････ぜえ、ぜえ･･･疲れた･･･」
ケミカ「うーん･･･ダメみたいだね･･･」
ネイティオ「･･････ぐふふふふ･･･っ」
スイソ「い、今更笑い出したぞ･･･？もしかして･･･ニブいのかしら？」
ネイティオ「クワーッ！！」
二人「わっ！！」
ネイティオ「太陽が･･･沈んでいく･･･」
ケミカ「あ･･･ああ、そうだね･･･」
ネイティオ「いかにも。ワタシはネイティオ。ワタシの正体を見抜くとは、お前たち只者ではないな･･･」
スイソ「正体って･･･そんなおおげさな。」
ネイティオ「いいや、ワタシには分かる。そこのお前･･･」
ケミカ「えっ･･･ぼ、ぼく？」
ネイティオ「お前はただのポケモンではない。お前は･･･人間だな？」
ケミカ「！！」
スイソ「ええ〜！？なんで分かるの？！」
ネイティオ「ワタシは一日中太陽を見つめていることで･･･どんなものでも見えるのだ。過去も未来もな･･･」
スイソ「そうなのか･･･だったら教えてネイティオ！このピカチュウはケミカっていうんだけど･･･
気がついたらポケモンになっちゃってたんだって。しかも人間の時の記憶もないんだ。ネイティオだったら何か分かるでしょ？教えてよ」
ネイティオ「･･･最近よく起こっている自然災害･･･それは世界のバランスが崩れているからなのだ。」
ケミカ「せ、世界のバランス？」
ネイティオ「そしてお前がポケモンになってしまったのも･･･それと大きく関わっている。」
スイソ「ケミカがポケモンになったのと、自然災害が大きく関わっている･･･？！それ、どういうこと！？」
ネイティオ「･･････。」
スイソ「どういうこと？！なんなの、ねえ教えてよ！！」
ネイティオ「･･･それより、ワタシは恐れているのだ･･･崩れたバランスを早く戻さないと、世界がとんでもないことになる･･･」
スイソ「え？世界がとんでもないことになるだって！？」
ネイティオ「ワタシは、世界が壊れることが怖い･･･ワタシ自信、そんな未来が毎日見えてしまい･･･それに怯えているのだ･･･」
スイソ「世界が･･･壊れる･･････？」

なんだかとても大変なことになってまいりました。
世界が壊れたら偉いことです。

しかし、その話を聞いているヤツがもう一人いました。

ゲンガー「ケケッ！驚いた！あのケミカってヤツ、人間だったのか･･･いいこときいたぜ。ケケッ！」

そして、また次の日。

ケミカ「うーん･･･ねむい･･･」
スイソ「おはようケミカ！」
ケミカ「･･･！おｊｋぁをいはおようぅｔ！！」
スイソ「タイプミスしてるよ。それより昨日、ネイティオが言ってたことだけどさ･･･」
ケミカ「あ、世界のバランスが崩れているって話･･･？」
スイソ「ケミカも気になるよね。それとケミカがポケモンになったことが関係してるって言ってたし･･･」
ケミカ「うん･･･でも、世界のバランスってなんだろう？」
スイソ「なんだろ･･･見当もつかないよね。正直どうしたらいいのか分からないよ。」
ケミカ「そうだよね･･･」
スイソ「まあ、オイラたちはオイラたちでやれることをやってくしかないよね。」
ケミカ「･･･あっ、うん！そうだね！」
スイソ「･･･もう１回言おうか？」
ケミカ「ホント、ゴメンね･･･わざとじゃないんだよ･･･！」

ポケモン広場に行くと、ポケモンたちが話で盛り上がっていました。

スイソ「あれ？あそこで何か話してるぞ。」
ハスブレロ「ビックリしたな。伝説だとばかり思ってたけど･･･」
マダツボミ「でも本当ですかね？信じられないんですけど･･･」
ケミカ「何話してるの？」
ハスブレロ「いやな。「キュウコンでんせつ」ってあるだろ。昔話の。」
スイソ「きゅうこんでんせつ？なにそれ？」
ハスブレロ「なんだ、知らないのか？キュウコンのしっぽを触ったやつがたたりをかけられるっていう昔話だよ」
ブルー「ずっと伝説だと思われてたんだけど、実はホントにあったんじゃないかってウワサになってるんだ」
ケミカ「そうなんだ･･･キュウコン･･････？」
マダツボミ「まあ、あくまでウワサですから。話半分で信じたほうがいいですよ。」
スイソ「へえ･･･」
ハスブレロ「キュウコン伝説の話を詳しく聞きたければ、ナマズンに聞いてみればいいぜ。」
スイソ「ふーん･･･ケミカ、行ってみる？」
ケミカ「そ、そうだね･･･聞きに行こうか」

ポケモン広場の北には池があり、そこにナマズンがいます。

スイソ「･･･ケミカ？どうしたの？」
ケミカ「･･･わかんない･･･でもこの話、聞いたことがあるような･･･気がする･･･」
スイソ「キュウコン伝説を？記憶が戻りかけてるのかな･･･？」
ケミカ「図鑑･･･なんか、その話、図鑑で見たような･･････図鑑･･･なんだろう･･･」
スイソ「･･････ずかん？なんで伝説が図鑑に載ってるんだ？」
ケミカ「全然関係ないかもしれないし、気にしないで･･･ナマズンに話を聞きに行こうよ」
スイソ「お、おう。おーい、ナマズン！」
ナマズン「ほっほっほっ、ワシの昔話を聞きたいか？」
スイソ「うん、キュウコン伝説について教えてほしいんだ」
ナマズン「では話すぞい。昔々、キュウコンというポケモンがおった。そのシッポに触った者には千年の祟りがかかると言われておった。
にも関わらず、ふざけて掴んだやつがいたのじゃ。しかもそいつは人間じゃった。」
スイソ「･･･人間？」
ナマズン「そう、人間じゃ。案の定シッポを掴んだその人間は千年の祟りをかけられた。」
ケミカ「･･････。」
ナマズン「しかし、その時サーナイトというポケモンがその人間をかばい･･･なんと自らの身を犠牲にして祟りを受けたのじゃ。」
スイソ「なんで？そのサーナイトってポケモンはどうして人間の代わりに･･･？」
ナマズン「サーナイトにとってその人間はパートナーだったからじゃよ。人間とポケモンには強い絆があるんじゃ。」
スイソ「ふーん･･･でも人間っていい人もいれば、悪い人もいるんでしょ？」
ナマズン「その通り。サーナイトを見てかわいそうに思ったキュウコンは人間にこう聞いた。「サーナイトを助けたいか？」と･･･。」
スイソ「うん、それでなんて答えたの？」
ナマズン「しかし、人間はサーナイトを見捨てて逃げてしまったのじゃ。そんな人間にキュウコンは失望し、こう予言した。
「いずれあの人間はポケモンに生まれかわる。」」
ケミカ「！！」
スイソ「ええっ！？人間がポケモンに！？」
ナマズン「「そしてその人間がポケモンに転生したその時、世界のバランスは崩れるだろう」と･･･」
ケミカ「･･･そんな･･･」
ナマズン「･･･この話はこれでおしまいじゃ。どうじゃ？面白かったじゃろう？」
スイソ「･･････。」
ナマズン「面白くて声も出ないか？ほっほっほ、そんな深刻な顔をしなくてもよい。確かに最近ホントの話かもとウワサされとるが･･･
ただのおとぎ話にすぎぬよ。ほっほっほ。」
スイソ「あ、ああ、話してくれてありがとう･･････ケミカ、行こうか」
ケミカ「･･････うん」

ケミカ「･･･あ、じゃあスイソ、今日もペリッパー連絡所の掲示板見に行こうか」
スイソ「･･････ケミカ、あの･･･」
ケミカ「えっ･･･？」
スイソ「今日はもう帰らない？なんか、ノリが悪くて･･･」
ケミカ「･･････」
スイソ「ゴメン、なんかやる気が起きないんだ･･･あんな話聞いちゃった後だからかな、アハハ･･･」
ケミカ「そ、そっか･･･うん、いいよ。じゃあ今日はもう、家に帰ろうかな･･･」
スイソ「･･････」
ケミカ「･･････」
スイソ「･･････ケミカ！ゴメン！！」
ケミカ「えっ」
スイソ「･･･オイラ、ケミカのことちょっと疑っちゃった･･･でも、もう迷わない。オイラ、ケミカを信じるよ。」
ケミカ「･･･スイソ･･･」
スイソ「だってケミカはかけがえのない友達だもん。すごく大切な･･･友達だから･･･。じゃあね、ケミカ！また明日頑張ろう！」
ケミカ「･･･あっ、うん･･･分かった･･･」
スイソ「平気？もう１回話そうか？」
ケミカ「ゴメン･･･今のはスルーしたんじゃない･･･もう二度としない･･･！ありがとう、スイソ」
スイソ「おし、じゃあまた明日！」
ケミカ「･･････。」

そしてその日のケミカの夢。
･･･もはやプレイ日記と言うか、なんか違う感じですが、いつものことなのでこのまま行きます。

ケミカ「･･･あ、またあの夢だ･･･いつも見えるこのシルエット、誰なんだろう･･･？ねえ、キミは･･･一体誰なの？」
サーナイト「･･････私は･･･私はサーナイト。」
ケミカ「さっ、サーナイト！？」
サーナイト「よかった。やっと･･･やっと会えた･･･」
ケミカ「や･･･やっと会えたって･･･？前から知ってたってこと･･･？」
サーナイト「あなたは･･････私の･･････」
ケミカ「あっ、待って･･･！まだ、聞きたいことが･･･」

2012年1月27日
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