ホウソ「おーい、ちゃんとストーリー進めてんの?」
ケミカ「えっ・・・も、もちろん、ほらっ!」
ホウソ「金ばっか貯まってるぞ。依頼こなしてるだけかよ!」
ケミカ「で、でも、次のダンジョン行くのいつでもいいって言われたし・・・」
ホウソ「けど入らなきゃ話が進まんだろ。早く行けっての」
ケミカ「ともだちエリアを全部買うためにも、お金は必要だし!ね?」
ホウソ「いや、今売ってる分全部買えるぐらい金はあるだろ。何万貯める気だ」
ケミカ「あはは、手持ちのお金ばかり増えちゃってるね・・・じゃあ次の冒険の後で買おうっと」
ホウソ「はあ・・・それもいいけど、早くストーリーを・・・プレイ日記のたびに毎回言ってる気がする・・・」
ケミカ「・・・・・・あ?」
ホウソ「どうした?」
ケミカ「え、ああ、パートナーのポケモンが倒れ・・・あ、あれ?」
ホウソ「自分じゃなくてパートナーが倒れてもゲームオーバーなのか?」
ケミカ「そ、そうみたい・・・・・・・・・あ、持ち金がゼロに・・・」
ホウソ「今まで貯めてたの全部ムダかよ!!」

という現実世界から、次の日。
ポケモンの世界で目が覚めたケミカ。

ケミカ「ふあ〜・・・朝か、起きなきゃ・・・」
スイソ「ケミカおはよう!今日も頑張ろうね」
ケミカ「うん、じゃ掲示板見に行こうか」
ワタッコ「あの〜・・・」
ケミカ「え?あれ、キミは確かこの前広場でダーテングに救助を依頼してたワタッコ・・・?」
ワタッコ「はい、私の友達が岩場に挟まってしまって、ダーテングさんが起こす風で助けてもらおうと思ったんです」
ケミカ「ダーテングは救助に行ってくれたんだよね?」
ワタッコ「ええ・・・でも、ダーテングさんが帰ってこないんです」
ケミカ「えっ!?帰ってこない?!」

そして、リアルに2ヵ月後。

ケミカ「うーん、何度見てもやっぱピカチュウの姿だなあ・・・しっぽも自分で動かせるのって楽しいかも」
スイソ「おはようケミカ!おはよう!おはよーう!!」
ケミカ「・・・・・・あっ、おはよう!誰だっけ!あ、ええと、スイソおはよう!!」
スイソ「思い出す過程を全部言わなくてもいいと思うよ。でも前より気付くまでの「・・・」が短くなったかな」
ケミカ「えっと、じゃあ今日の救助隊「みらくるズ」の活動は・・・」
スイソ「ワタッコの依頼を受けたダーテングが帰ってこないらしいんだ。オイラたちで調べに行くってことになってるよ」
ケミカ「・・・・・・え、そ、そうだったけ?そんな話覚えてないんだけど・・・」
スイソ「そうだろうね、なんたって2ヶ月も空いてたんだから」

というわけで、ダーテングがワタッコの救助に向かったはずなのに帰ってこないという妙な事態になっていました。
ワタッコとダーテングを探しに行かなければいけません。

スイソ「この谷の奥に仲間のワタッコがいるんだね?」
ワタッコ「そうです・・・すみませんがお願いします。」
スイソ「大丈夫だって。じゃあ行こうかケミカ」
ワタッコ「・・・・・・あの!!」
スイソ「ん?なに?」
ワタッコ「実は言い忘れたことが・・・ここは「ちんもくのたに」という場所なんですが」
ケミカ「う、うん」
ワタッコ「ここにはものすごい怪物が眠っているってウワサがあるんです」
2人「か・・・怪物!?」
ワタッコ「いえ!あくまでも言い伝えなんで。でもダーテングさんも戻ってこないし・・・一応お伝えしといた方がいいかなと思いまして」
スイソ「い、いたたた!急にお腹が・・・!!」
ワタッコ「えっ?」
ケミカ「ど、どうしたの?」
スイソ「突然お腹が痛くなってきて・・・!朝食べたものがワルかったみたい・・・ケミカもお腹痛いよね?」
ケミカ「え、あ、あの・・・ええと・・・」
スイソ「もう!仲間なんだからちゃんと合わせてよケミカ!!」
ケミカ「ご、ゴメン・・・でもさ、行かないわけにはいかないでしょ・・・?ねえワタッコ、怪物ってどんなヤツなの?」
ワタッコ「ワタシもよく知らないんです・・・なにせ言い伝えですし、いるかどうかも・・・」
スイソ「まあそうだよね・・・その怪物がいないことを祈りつつ、行ってくるよ」
ケミカ「・・・でもさ、スイソ」
スイソ「ん?」
ケミカ「こういうパターンってさ、絶対いるよね」
スイソ「あえて言わないでよ。オイラだっていると思ってるから。」

「ちんもくのたに」という穏やかではない名前のダンジョンに乗り込みます。
ワタッコは地下10階にいるそうです。

で、ここで出る敵はビードル、カモネギ、ヒメグマなど。
例によって例のごとく、敵は全く強くないし死にそうな目にはまず遭いません。

強いて言うならトルネコの大冒険のように全てのフロアを隅々まで回ると空腹で倒れることがあるため、
階段を見つけたらとっとと降りてしまうようにしています。アイテムがなくても大丈夫です。

スイソ「確かここら辺だよね、ワタッコの仲間がいる場所って」
ケミカ「・・・・・・あ、そうだね、地下10階って言ってたもんね」
スイソ「ありがとう、すぐに気付いてくれて。あっ・・・あれは・・・?」
ワタッコ「・・・・・・。」
スイソ「助けに来たよ。大丈夫かい?」
ワタッコ「はい・・・ワタシは平気ですが・・・」
ケミカ「どうかしたの?」
スイソ「みんな心配してるよ、早く帰ろう」
ワタッコ「・・・奥にダーテングさんが・・・」
ケミカ「えっ、ダーテングが?・・・あ、あっちで倒れてる!?」
スイソ「ねえ!大丈夫?しっかりして!」
ケミカ「なにがあったの!?」
ダーテング「・・・・・・逃げろ・・・俺のことはいいから・・・早く逃げろ!」
ケミカ「にっ、逃げろって?!」
スイソ「わ!急に真っ暗になった・・・」
サンダー「どけ、貴様ら!コイツは我の眠りを妨げたのだ!邪魔する奴らは容赦しない!!」
ケミカ「な・・・なんだ!?あっ、ダーテングがいない・・・!」
サンダー「我が名はサンダー!いかずちのつかさ!ダーテングを助けたくば「ライメイのやま」に来い!」
スイソ「サンダー・・・!あれが、怪物だったのか・・・!」
ケミカ「ダーテングがさらわれちゃった、早く助けに行かないと・・・!」
スイソ「そうだな・・・とにかく、ワタッコを連れて帰ろう」

ダーテングをさらってどうするのか分かりませんが、サンダーはダーテングを連れ去ってしまいました。

ワタッコ1「わーい!助かったんだ!よかったあ!」
ワタッコ2「でも、ワタシが助かった代わりにダーテングさんが・・・」
スイソ「ねえ、教えてよ。一体何があったの?」
ワタッコ2「・・・はい。ダーテングさんは風を起こして、岩場にいたワタシを助けてくれたんです」
スイソ「うん・・・」
ワタッコ2「しかし、その風が雷雲を二つに切り裂き・・・その時、あの怪物が姿を現したのです」
ケミカ「・・・力を加減すればよかったんじゃ・・・?」
スイソ「その風圧でよくワタッコは吹っ飛ばされなかったな・・・アイツ、サンダーとかいったよね・・・」
フーディン「サンダーだと!?」
ケミカ「えっ?」
スイソ「フーディン!」
フーディン「サンダー・・・伝説の鳥ポケモンの一つだ。ずっと眠っていたと聞いていたが・・・」
スイソ「ダーテングが起こしちゃったんだね?」
フーディン「いや、ダーテングの風はキッカケにすぎない。そもそもあそこに風が吹かないことがおかしいのだ。
全ては最近あちこちで起きている自然災害が原因だろう」
ケミカ「そ、そうなんだ・・・」
フーディン「ダーテングを助けなければ。」
バンギラス「サンダーは手ごわいぞ。ヤツの電撃は強力だ。」
フーディン「分かっている。慎重にいかなければ。」
スイソ「オイラたちも行くよ!ダーテングを助けに!」
ケミカ「うん!ぼくたちも行く!」
フーディン「なんと!それは危険だ。お前たちの実力ではムリだ。」
スイソ「なんだよ!オイラたちそんな弱くないぞ!それにサンダーだって怖くなんかないよ!ね、ケミカ!」
ケミカ「うん、大丈夫だよ」
リザードン「お前、電撃を食らったことはあるのか?ものすごくシビレるんだぞ!?」
スイソ「平気さ!ケミカのを何度も食らってる!!」
ケミカ「・・・あ、それはゴメンね・・・。」
バンギラス「サンダーはすごいぞ!お前たちのこと食べちゃうかもしれないんだぞ?それでもいいのか?!」
スイソ「怖くなんかない!ってかそれ単に怖がらせようとしてるだけでしょ!」
ケミカ「ぼくたち食べてもおいしくないよ・・・」
スイソ「オイラたちだって救助隊だ!ダーテングを助けてあげたいんだよ!」
フーディン「・・・分かった。お前たちの勇気、認めてやろう。」
スイソ「やった!」
フーディン「ライメイのやまへは2チーム別行動で行こう。準備が出来次第出発するぞ」
スイソ「よし、オイラたちも頑張ろうケミカ!」
ケミカ「・・・・・・あっ、うん!頑張ろう!!」
スイソ「・・・最後の最後で・・・。」

ライメイのやまへ行くのは後でもOKらしく、他のダンジョンに行ってレベルを上げることもできるようです。
まずは、ダンジョンに行く前の準備を整えるために広場に向かいます。

ケミカ「じゃ、前の冒険で拾ったアイテムは売っちゃおうか。」
スイソ「そうだな。うーん・・・グミは食べちゃって、あとは全部売ってもいいんじゃない?」
ケミカ「ゴローンのいしはなくて大丈夫かな・・・じゃあ、全部売ろうっと。」
スイソ「ケミカ、わざマシン見てみてよ」
ケミカ「売ってるわざマシンは・・・えーと「でんげきは」ってのがあるね」
スイソ「おっ、じゃあケミカ覚えちゃったら?遠くにいる敵にも攻撃できるんだよそれ」
ケミカ「ふーん・・・それじゃ覚えてみようかな・・・スイソはなにか覚えられそうなのある?」
スイソ「オイラは・・・あっ、「れいとうビーム」なら覚えられると思うよ」
ケミカ「よし、その二つのわざマシンを買おう。えーと、これとこれ下さい」
カクレオン「毎度ありがとうございます、15500ポケになります」
二人「・・・・・・わお」

激しく散財しつつ、スイソがれいとうビーム、ケミカがでんげきはを覚えました。
さらに奥に進むと、ペリッパー連絡所の右にディグダがいました。

ディグダ「・・・パパは海に行ったことがあるって言ってたな・・・」
スイソ「おっ、ディグダ!どうしたの?」
ディグダ「ということは、パパは泳げるんだろうか・・・あっ、ケミカさんとスイソさん!」
ケミカ「何考えてたの?パパって、ダグトリオのこと?」
ディグダ「あ、はい!あの、お二人は泳げるんですか?!」
スイソ「そ、そりゃ、オイラは泳げるよ。みずタイプのポケモンだしね」
ディグダ「ケミカさんは?」
ケミカ「うーん・・・?どうだろう・・・ピカチュウの状態で泳いだことないからなあ・・・もしかしたら、泳げないかも。あはは・・・」
ディグダ「ケミカさんも泳げないんですか・・・でもそうですよね、泳ぐの難しいですもんね。
やっぱりパパはスゴイや!ようし、ボクもがんばろっと!」
ケミカ「えっ、お、泳げるようになるつもり!?」
スイソ「やめておいた方が・・・!」

とゆーわけで、準備も整ったのでライメイのやまに向かうことにしました。

スイソ「よし、じゃあ・・・「ライメイのやま」に向かおうか、ケミカ」
ケミカ「準備は整ったね。スイソ、「ライメイのやま」に行こう」
スイソ「今同じこと言ったんだけど・・・目的はダーテングの救出だね。頑張ろう」
ケミカ「フーディンたちももう行ったのかな?とにかく、急がなきゃ!」
スイソ「うん。・・・・・・あの、置いていかないで下さい・・・」

さて、ライメイのやまではライボルトやオドシシ、グライガーなどがいるようです。
途中でグライガーが仲間になったので「テルビウム」という名前をつけました。

ある程度進むと、ガルーラの石像がありセーブができました。
さらに進むと「ライメイのやま さんちょう」とダンジョンの名前が変わりました。

さあダーテングを救出することは出来るのか・・・以下、次号。2ヶ月も空かないようにしたいです。

2012年1月26日
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