もはやプレイ日記ではなくストーリー紹介みたいになっています。

いざ、キュウコンがいるという氷雪の霊峰へ突入です。
中にはコモルーがいますが、タイプが分からん。
スイソの「れいとうビーム」が効果抜群だから、「じめん」か「ドラゴン」か。

あとザングースもいましたが、やっぱりこっちのレベルが上がっているので怖くありません。
そしてついに、氷雪の霊峰の奥地までやってきました。

スイソ「やっとついた。ここが頂上・・・だよな?」
ケミカ「そうみたいだね・・・キュウコンはどこにいるんだろう・・・」
アリル「・・・ん?二人とも、後ろから何か声がしないか?」
ケミカ「・・・・・・!!」
バンギラス「いた!ケミカたちを見つけたぞ!」
フーディン「お、あそこか!」
スイソ「ふ・・・フーディン!!」
バンギラス「やれやれ。やっと追いついたぜ。こんな遠いとこまで来るハメになっちまった・・・」
リザードン「まあそう言うなバンギラス。やっとここでケリをつけられるんだ。スイソ、悪く思うなよ」
フーディン「ケミカ・・・できればこうなりたくなかったが・・・これも運命だ。平和をもたらすことがワシたち救助隊の使命なのだ。」
ケミカ「ま、待って・・・」
フーディン「ワシたちは・・・お前を全力で倒す!!行くぞっ!!」

何とまあ、両者のぶつかり合いが始まってしまいました。
タイプ的に勝てそうですが、その場に突然一線の光が!!

キュウコン「待て!!」
フーディン「ぐっ・・・!・・・キュウコン!!」
リザードン「な、なにっ!?キュウコンだと!?」
スイソ「あ、あれがキュウコン・・・」
キュウコン「戦いをやめるのだ、フーディン。この者は・・・私の客だ。」
フーディン「教えてくれ、キュウコン!伝説に出てきた人間が誰なのかを!いや、そもそも伝説は本当なのかどうかを!
その答えによってはワシは・・・そいつを倒さなくてはならん!!」
キュウコン「・・・祟りの話が伝説としてどう伝えられたか・・・私の知るところではない。ただし・・・あったことは本当だ。
昔、私はある人間に祟りをかけようとした。しかし、その時その人間のパートナーであるサーナイトが・・・
自らの身を犠牲にして祟りを受けたのだ。にもかかわらず、人間は卑怯なことにサーナイトを見捨てて逃げ出した。
やがて、その人間はポケモンに転生した。ポケモンに姿を変えたその人間は・・・今も尚、生きている。」
フーディン「・・・して、その人間とは?その人間とは、誰のことなのだ?」
キュウコン「ケミカ・・・」
ケミカ「・・・・・・!!」
キュウコン「安心しろ。お前ではない。」
スイソ「!!・・・・・・今・・・今、何て言ったの・・・?」
キュウコン「ケミカは伝説に出てくる人間ではない・・・と言ったのだ。」
フーディン「・・・な、なんと・・・」
スイソ「・・・・・・なんでだろ・・・オイラ、緊張しすぎたせいか、体が動かないや・・・・・・よ、よいしょ・・・よいしょっと・・・」
ケミカ「・・・スイソ・・・」
スイソ「・・・・・・ふう・・・・・・。よかったああああ〜!!」
ケミカ「わっ!」
スイソ「よかった!やっぱりケミカは違ったんだよ!オイラの信じてた通りだ!ケミカがそんなヤツなワケないよ!!」
キュウコン「それと、もう一つ。確かに私は世界のバランスが崩れると予言したが・・・人間がポケモンになったことは無関係だ。」
フーディン「では・・・自然災害が起きる原因は、別のところにあるというわけか・・・」
スイソ「やい!お前たち!違ったじゃないか!散々ケミカを疑ってさ!」
ケミカ「す、スイソ、いいって・・・」
フーディン「・・・い、いや・・・それは・・・すまない・・・」
バンギラス「・・・ゴメンな。ゲンガーのヤツにのせられちまった。」
リザードン「いや、俺は最初からそうじゃないかと思ってたんだよ。ケミカがそんな酷いヤツには見えないもんな!はははは・・・」
スイソ「ホントかな・・・全く。」
フーディン「それにしても・・・苦しい旅を乗り越え、よく真実を見つけたものだ。見事だ、ケミカ。」
ケミカ「あはは・・・あ、ありがとう・・・」
スイソ「ハハハ!よかった!やっぱりオイラの信じてた通りだったよ!・・・あれ?でもちょっと待って」
ケミカ「なに?」
スイソ「じゃあ、なんでケミカはポケモンになっちゃったのかな?」
ケミカ「・・・・・・あ、確かに・・・」
スイソ「ケミカが伝説に出てきた人間じゃないってのは分かったんだけど・・・なら、ケミカがポケモンになった理由は何なんだろう?」
ケミカ「・・・・・・わ!地面が揺れてる!!」
リザードン「じ、地震か!?」
キュウコン「地殻変動だ。ますます自然災害が進んでいるのだ。
そして、この地殻変動によって・・・今まで地中深く眠っていた大地の化身・・・グラードンが復活する!」
フーディン「なに!?グラードンだと!?」
バンギラス「グラードンが!?」
スイソ「なんなの?そのグラードンって?」
フーディン「神話の世界に語り継がれている伝説のポケモンだ。
大地を盛り上げて大陸を広げたポケモンであり・・・カイオーガと死闘の末、眠りについたとされているが・・・」
キュウコン「グラードンが暴れだしたら大変なことになる。早く止めなければ!」
フーディン「ワシたちが行こう。」
スイソ「オイラたちも行くよ!」
フーディン「いや、お前達は残ってくれ。グラードンは今までのポケモンとはワケが違う、ここはワシたちに任せろ」
リザードン「そういうこった。お前らは久し振りに帰ってゆっくりしてろよ。」
バンギラス「心配するな、早いとこ片付けてすぐ戻ってくるよ」
ケミカ「(・・・フラグみたい・・・)」
スイソ「(・・・・・・うん)」
フーディン「よし、グラードンを鎮めに行くぞ!」

というわけで、サーナイトを見捨てて人間になったのはケミカではありませんでした。
そしてフーディンたちは死亡フラグを立てながらグラードンを鎮めに行ってしまいました。

一方、疑いが晴れたケミカたちは、自分達の居場所へと戻るのでした・・・。

そして、その頃ポケモン広場では・・・。

ゲンガー「ケケッ!お前ら、何でケミカたちを追っていかないんだよ?」
ハスブレロ「そんなこと言われたってなあ・・・俺達にはムリだよ・・・」
ブルー「ケミカたち、随分遠くまで逃げたって言うじゃないか。ボクたち行けてもせいぜい群青の洞窟までだよ。」
ダーテング「俺も後を追ったんだが・・・あいつら、炎の山へ入っていきやがった。俺はとても入れずそこで見失ったよ。」
ゲンガー「・・・・・・」
ダーテング「しかしあいつらめ、炎の山に挑むとは・・・俺なんかと違ってたくましくなったものだ!はっはっは!」
ゲンガー「ケケッ!何てだらしないヤツばかりなんだ、もう!」
ハスブレロ「そう言うゲンガーたちは何なんだよ!ずっと広場にいて何もしてないじゃないか。」
ゲンガー「俺達はいいんだよ、ケミカがやっつけられた知らせを受けるのが俺たちの役目だからな。」
チャーレム「た、大変よ〜!!」
ゲンガー「チャーレム、どうした?」
チャーレム「ケミカが・・・ケミカが・・・」
ゲンガー「おおっ!とうとうケミカがくたばったか!ケケッ!」
チャーレム「違うっ!その逆よ!ケミカたちが帰ってきたのよ!!」
ゲンガー「なんだと?!」
ダーテング「お、おい!あそこに・・・!」
キャタピー「・・・・・・ケミカさん!」
ブルー「か、帰ってきたんだ・・・」
スイソ「みんな、ただいま〜!ふー、やっと帰ってきたよ、長かった〜・・・広場だよ、懐かしいねケミカ。」
ケミカ「う、うん・・・みんな、ただいま・・・」
ゲンガー「おい、スイソ!」
スイソ「むっ!ゲンガーか。しばらくぶりだな。」
ゲンガー「(なんだ?あの自信に満ちた態度は・・・)」
スイソ「お前の言ったことでたらめだったぞ!ケミカは関係なかったじゃないか!ケミカは無実だったんだ!!」
ゲンガー「ウゲゲッ!?」
ハスブレロ「な、なんとっ!」
ダーテング「本当なのか!?」
スイソ「うん、キュウコンに会って聞いたんだ。ケミカは伝説に出てきた人間じゃないって。それが分かったから帰ってきたんだよ」
ゲンガー「ちょ、ちょっと待て。まだ信用ならんな。そこまで言うなら証拠を見せてみろよ。」
スイソ「しっ・・・証拠?」
ゲンガー「そうさ、証拠さ。証拠を早く出せよ!ほら!」
スイソ「証拠は・・・・・・ないけど・・・」
ゲンガー「証拠がなくちゃしょうがない!自分から倒されに来るなんてバカな奴らだよ。さあみんな、ケミカたちを倒すんだ!」
全員「・・・・・・・・・」
ゲンガー「・・・・・・ケケッ!?みんなどうした?ケミカをやっつけないのか?」
キャタピー「ボクは・・・前からケミカさんを信じていたんだ!お前なんかに騙されるものか!」
ダーテング「・・・俺も、もうやめた。俺は以前ケミカたちに助けてもらった。お前に言われて仕方なく倒そうと思ったが・・・
しかし、どうしてもケミカが悪いやつには思えないのだ」
ゲンガー「ウゲゲゲッ!!」
ハスブレロ「俺ももういい!ケミカを信じるぞ!」
ブルー「そうだそうだ、証拠が何だってんだ!!」
ゲンガー「ウゲゲゲゲゲッ!!」
スイソ「み、みんな・・・・」
ペリッパー「ごうがいーごうが〜い!」
アーボ「なんだこれ?」
チャーレム「・・・なんか、新聞・・・みたいだわね?」
ハスブレロ「えーと、読んでみるぞ。なになに?」

【ポケモンニュース】
ごうがい! ケミカ 無実だった!!

キュウコンに出会ったケミカはフーディンの立会いの下・・・自分が伝説に出てきた人間ではないことを証明した。
これにより、ゲンガーの言ったことは真っ赤なうそであることが判明した。
−おわり−

ケミカ「・・・・・・」
ゲンガー「ウゲゲゲゲゲ〜ッ!!」
ハスブレロ「貴様ら〜!!」
ゲンガー「に、逃げろー!!」
ダーテング「待てー!!この野郎ー!!騙しやがってー!!」
スイソ「・・・ああ、みんな行っちゃった・・・」
ケミカ「・・・・・・あはは」
キャタピー「・・・お帰りなさい!」
スイソ「うん、ただいま!約束どおり帰ってきたぞ」
ケミカ「心配かけてごめんね、ただいま」
キャタピー「・・・ぐすん・・・よかったです・・・ケミカさんの疑いが晴れて・・・」
スイソ「うん、ホントよかった。これでもうみんなから逃げ回らなくてもすむよ」
ケミカ「そうだね・・・長かったねー・・・」
スイソ「今日は疲れてるし、帰って寝よう。明日から救助隊みらくるズも復活だよ!頑張ろうね!」

ペリッパーがどこで情報を入手したのかは分かりませんが、なんと号外新聞を発行してケミカの無実を知らせてくれました。
あっちこっち行った逃亡生活もようやく終了です。

スイソ「はー、なんだか安心したら眠くなってきちゃった・・・」
ケミカ「うん・・・じゃあ今日はゆっくり寝て、また明日頑張ろうね」
スイソ「自分の家に帰るのも久々だなあ・・・自分のベッドで寝られるね!じゃ、いい夢見なねケミカ」
ケミカ「あっ・・・あの・・・」
スイソ「ん?」
ケミカ「スイソ・・・ずっと、ついて来てくれて本当にありがとう・・・スイソがぼくのこと、信じてくれたから、
ぼくもここまで頑張れたんだ・・・本当にありがとう。これからも、救助隊頑張ろうね!」
スイソ「もっちろん!また困ってるポケモンたちを助けよう!じゃあおやすみっ!」
ケミカ「うん、また明日!」

家が荒らされたりしていることもなく、逃亡する前から家は全く様子は変わっていませんでした。
・・・そりゃそうだ、泥棒入ってたら悲しすぎる。
家にはリンゴぐらいしかないけど・・・。

ケミカ「・・・・・・こ、これは、夢の中・・・なんか、久し振りだな・・・キミは、サーナイト・・・・・・?」
サーナイト「はい・・・」
ケミカ「・・・サーナイト、色々聞きたかったんだ。君はどうして夢の中に現れるの?」
サーナイト「精霊の使いとしてあなたを見守ること・・・それが今の私の役目だからです。」
ケミカ「・・・精霊の使い?」
サーナイト「はい。私はトレーナーの代わりにキュウコンの祟りを受け・・・このような実体のない存在になってしまいました。」
ケミカ「トレーナーって・・・キュウコンの伝説に出てきた人間だよね?キミを見捨てて逃げちゃうなんて、ヒドいね・・・」
サーナイト「はい、ヒドい人です。いじわるしたり騙したりとしょうがない人です。本当に。でも私、あの人のこと恨んでません」
ケミカ「え、恨んでない・・・?どうして?」
サーナイト「それは・・・ホントどうしてでしょう?私もよく分かりませんが・・・酷い人なんですが、なぜか憎めないんですよね・・・。
ちょっと変わった人ですが、いいところもあるんですよ。それに私、あの時必死だったから・・・」
ケミカ「あの時って・・・キュウコンの祟りの時?」
サーナイト「はい、キュウコンの祟りから私、あの人を全力で守りました。トレーナーの身に危険が迫れば、
その人を命懸けでお守りする・・・それが私達サーナイトなのです。無事お守りできた・・・それだけで私は嬉しいのです」
ケミカ「自分の命を犠牲にしてまでトレーナーを守る・・・すごいね、サーナイトって・・・」
サーナイト「私は今のような存在になってもそんなにイヤではないんですよ。今の役割に誇りを持って生きていますし。」
ケミカ「・・・役割?」
サーナイト「はい。万物には全て役割があります。私には私の役割があるように・・・あなたにはあなたの役割があるのです。
あなたは・・・ある役目を負って、ここにやって来ました・・・あなたはそのために、ポケモンになったのです。」
ケミカ「・・・え?それって、どういうこと?・・・・・・わわっ!!じ、地震!?
あ、待ってサーナイト!もっと・・・聞きたいことが・・・・・・」



◆2015年1月追記⇒「岩に氷を当てると普通です」と教えていただいたので、
序盤の「「れいとうビーム」が効果抜群だから、「いわ」か「ドラゴン」か」という文章を修正しました。

ってか、知らなかった・・・。バトルフロンティア辺りで、いわ単体にれいとうビーム撃つところだった・・・。
いわタイプ単体が初代にいなかったせいもありますが、所持している初代の攻略本には「氷は岩に効果抜群」と書かれています。

だが検索してみたところ、こおり⇒いわ は等倍、さらに初代の攻略本が間違っていたらしい・・・。
ぼくが持ってる攻略本はもうダメだ!・・・ご報告ありがとうございました。

2012年5月18日
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