◆ポケットモンスターの没データ(没テキスト)の話◆
このページは2011年に書かれ、2016年12月に書き直されました。




ライバルのセリフのテキストデータはゲームを攻略してライバルとで出会う順番・・・ではなく、
連続して入っているわけでもありません。ただし一つのバトルごとに固まって入っています。

初めてライバルとオーキド研究所で戦うときは勝っても負けてもストーリーは進み、
勝ったときと負けたときとで違うセリフを言います。

しかし勝ち負けに関係なくストーリーが進み全滅扱いにならないのはその初戦だけで、
それ以降のライバル戦は全て負けたら他のトレーナーと戦ったときと同様全滅扱いになるだけ。

初戦以降も序盤(ライバルが左の画像の服装の間)は
主人公が負けてライバルが勝ったときは
「やりー!やっぱ おれって てんさい?」と言います。

しかしストーリーが進みライバルの服装が変わると
こちらが負けても何も言わずにフェードアウトです。

ライバルと会ったときのライバルのセリフのテキストデータは、まず出会った直後のフィールド上のもの、
次にバトル後のフィールド上のもの、次が戦闘にこちらが勝ったときのものという順番に並んでいます。
ゲームに使われているのはこの3つだけ。

ですがその直後に「こちらが負けたとき」のセリフと思しきテキストデータも入っていました。

まず一つ目は、チャンピオンロードへ向かおうとしたときのライバル戦。
スルー可能ですが、ライバルとの2回目の戦いです。

こちらが勝つと「あーッ! こいつ なめた マネを!」と言います。

だが勝ったときのセリフのすぐ下に、
こちらが負けたときのライバルのセリフのテキストは・・・。

C5 DE 30 E6 4F 54 7F F8 CB B7 D3 55 D3 DF C3 D9 C9 7F C5 2E B6 7F 30 DF C3 E6 51
B5 CF B4 D3 4F C2 B6 CF B4 DA 3A 7F B2 B2 7F 2C E0 DE E7  という文字データ。

文字コード表で照らし合わせてみると、

なんだ?
ポケモン 2ひきも もってるの なぜか だって?
おまえも つかまえれば いい じゃん!


となります。

このライバルと戦える期間には自分でもポケモンを捕まえられるようになりますが、
モンスターボールをもらうレアイベントがあることも考えると、
本来はこのライバルと戦えるときは絶対に自分の手持ちは1匹だけのときだったのかもしれません。

次にライバルと出会うのはハナダシティです。
ゴールデンボールブリッジの手前でバトルを挑まれます。

勝つと「なんだよー!ムキになっちゃって!・・・・・・わかった わかった!」
と言われます。

そのセリフの直後のテキストは、
C5 DE C0 DF C3 E7 4F B5 DA CA 7F C3 DE BB B2 7F 30 B6 D7 D6 E7
という文字データ。これを人間語に訳すと、

なんたって! おれは てんさい だからよ!

となります。激しい天才アピールです。

ライバルのキャラが、ライバルが勝ったときのセリフに大分現れてしまっています。

さて次にライバルと出会うのはサント・アンヌ号の中です。

船長室に主人公が入ると完全グロッキーな船長と出会いますが、
ライバルに「いあいぎり」を伝授して船酔いが悪化したのではないか?

ってか沖に出て船酔いが再発したらサント・アンヌ号の運命やいかに・・・。

というのはさておき、ここで勝つとライバルは
「ふん・・・・・・!とにかく・・・・・・ポケモンは そこそこ そだててる ようだな!」と言います。

そのセリフの直後に入っているテキストデータは、
52 56 E7 4F CC C5 D6 B2 7F BC C3 D9 C9 B6 E7 51 D3 DF
C4 7F B6 D7 30 4F B7 C0 B4 C0 7F CE B3 26 7F B2 B2 2E E7 です。

○○・・・・・・! ふなよい してるのか!
もっと からだ きたえた ほうが いいぜ!


○○には主人公の名前が入ります。あと改行も入ります。

なんだかいたわってくれます。船酔い防止には体を鍛えればいいのか?
だが主人公の敗北の原因を船酔いにしてくれる辺り、船酔いのつらさをよく分かっている模様。

そうか、船長に「いあいぎり」を使わせたからか・・・。 おら! いあいぎり だせ!

次にライバルと会うのはポケモンタワー。
もはや偶然会ったというか待ち伏せです。

昔このライバルが実況プレイ中にとくしゅエンカウントの弊害で
消滅してエラいことになったのも今はよき思い出です。

このバトルで勝つと「あ! ちくちょう! やりやがったなー!
せっかく てかげん してやったのに」と言われます。

その直後のテキストデータは・・・イミフな文字列を並べてもイミフなので
もうそのセリフを日本語で書いてしまいます。

あーあ・・・・・・! ほんとに くたばっちまったぞ!
よわいなー! もっと ちゃんと そだてて やれよ


セリフの最後に「!」が入っていないのが勝ったときのセリフと
同じテンションのような気がします。

「戦闘不能にしてやるか!」⇒ほんとにくたばるという恐ろしい図になるところだったのか・・・。

さて次にライバルと遭遇するのはシルフカンパニーのラスト辺り。
いきなり「まってたぜ ○○!」と言われる辺り、本格的に待ち伏せです。

ヤマブキシティで主人公を見かけたからシルフカンパニーのラスト辺りで
待っていれば来るんじゃないかと思っていたと言うライバルだが、
随分と回りくどい待ち伏せだ・・・。

シルフカンパニーの1階で待ってた方が確実じゃないのか。下手すると会えなかったかもしれないぞ。

さてこのライバルに勝つと「おう おうッ! ロケットだんの ボスに いどむだけの ことは あるじゃん!」
と言ってくれます。そうかなあ、じゃあ頑張ってくるよ!手伝ってほしかったな!

そして負けたときのテキストデータは、

おまえなあ・・・・・・
こんな うでまえじゃ まだまだ・・・・・・
いちにんまえ とは いえないぜ


と言ってくれます。
またまたなんだか気遣ってくれています。

もしかしてライバルは主人公がこのままサカキに挑んで勝てるかどうかその力量を確かめるため、
ずっとこんな場所でラプラスももらわずに待っていてくれたのか・・・?!

バッジを8つ全部集めてから22番道路に行くと、
また偶然を装ったライバルと再会します。

こちらが勝つと「あ こら! おれが ちょっと
ゆだん した すきに・・・・・・ くそう!」と言います。

油断してピジョットに「こうそくいどう」の指示ばかり出したのか・・・。

さてライバルが勝ったときのセリフは。

ひゃははッ ○○ー! それで がんばってるのかよ!
おれの さいのうに くらべりゃ ○○は まだまだ だな!
もっと れんしゅう こいよ! あははーッ!


です。
どうした。ライバル、どうした。

「れんしゅう こいよ」というのは微妙に不自然で「れんしゅう して こいよ」のような気もしますが、
DA DE BC E1 B3 7F BA B2 D6 というテキストデータなので、
れんしゅう (空白) こいよ になります。チェックの前に没になったということか?

大分ライバルが慢心していてポケモンへの信頼と愛情を忘れとるからだ!というお説教への
伏線がバリバリになっています。それにしてもバカにしすぎではなかろうか。大丈夫なのか。

なんだかイヤな予感がしてきましたが、
ついにチャンピオンになったライバルとの最終戦です。

勝つといつもの「・・・ばかな!ほんとに終わったのか!」という
あのセリフを言うわけですが、最終戦のセリフのデータにも
なんとちゃんとライバルが勝ったときのセリフがありました。

そのセリフは・・・。

はーはッ! かった! かった! かった!
○○に まける ような おれさま では なーい!

ま! ポケモンの てんさい ○○さま あいてに
ここまで よく がんばった!

ほめて つかわす! はーッ! はーはッはッ!


・・・という、すさまじいまでの慢心具合です。こりゃあ一度負けた方がよさそうです。
早く再挑戦して目を覚ましてあげないといけません。

しかしラスト付近の没セリフはともかく、途中のセリフは使われても問題ない感じのものが多いです。

特にハナダシティでの戦いまではライバルが勝つと「やりー!俺って天才?」と言うわけだから、
その部分にこれらの没セリフが使われていてもよかったんじゃないだろうか?

まさか序盤はこれらのセリフを言わせる予定だったけど使い忘れなんてことはないだろう・・・。
ちなみにこのテキストデータは赤緑だけでなく青にもピカ版にも入っています。

ライバルに勝っても負けてもストーリーが進む=ライバルとは一度しか戦えないシステムにする予定だったのを
変更したからこれらのセリフが没になったのか、そういうつもりではなかったけどデータを入れた後に
使うのをやめたのかどっちなのかが気になるところです。

しかし「ポケモンの天才 ○○様相手にここまでよく頑張った!褒めてつかわす!はーっはっはっは!」って
もし実際にゲームで使われていたとしたらよろしくない影響が起きていそうだったから、
それは没にして正解だったのかもしれない。これはまずいだろう。


「なぜ・・・なぜ負けてしまったんだ・・・」


なんでだろうね・・・。
自分でもう一度よーく考えてごらん・・・。







2011年7月10日







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