◆ゲームの小話 ポケモンでパネポン◆
このページは2017年11月5日に書き直されました。



ポケモンでパネポンはゲームボーイカラー専用ソフトとして発売されたため、
ゲームボーイカラー、もしくはゲームボーイアドバンスなどのハードでないとプレイできません。

ポケモンでパネポンに限らず、「ゲームボーイカラー専用ソフト」はゲームボーイで起動しても
「このソフトはゲームボーイカラー専用なので遊べません」という警告の画面が出るだけです。

その画面はゲームに応じて違いますが、大抵は全く動かず電源を切るしかない状態になります。

ポケモンでパネポンをゲームボーイに入れてスイッチを入れると、
こんな感じの画面になります。無音で何も動きません。

この画面でどんなにボタンを押しても全く反応はないし、
ソフトリセットすら効きません。ゲームボーイカラーを買うしかないのです。

しかし、この画面でAボタンを24回押すと効果音が鳴ります。
ポケモンでパネポンのタイトル画面からメニュー画面に進んだときなどに鳴るあの「ピローン」です。

さらにその後Bボタンを24回押すとまた効果音が鳴ります。
そして・・・・・・。

「パネルでポンGB」という謎ゲームが始まります。

BGMはスーファミ版のメニュー画面のもので、
「ポケモンでパネポン」では聴けない曲です。

「ゲームの設定」と「オプション」が一つの画面におさまっており、
まるでデバッグモードのようです。

「ゲームモード」は「エンドレス」と「おじゃまアタック」に切り替えられます。
「おじゃまアタック」にすると「ゲームスピード」の項目が自動的に「おじゃまレベル」に切り替わります。

「ゲームレベル」は「EASY」がデフォルト、右を押すと「NORMAL」「HARD」と切り替わり、
左を押すと「SLOW1」「SLOW2」「SLOW3」というさらにパネルの動きがゆっくりになるモードがあります。
項目はループしません。左右キーを押しっぱなしにするとHARDやSLOW3で止まります。

「ゲームスピード」や「おじゃまレベル」は01〜99まで変えられて、これも項目はループしていません。
「ゲームスタート!!」をとりあえず押してみると・・・。

ごく普通にリップステージで「エンドレス」が始まります。
BGMはこれまた「ポケモンでパネポン」では聴けないリップステージのもの。
リップの顔や「はなのせかい」のあのデカい花が背景になっています。

キレイハナのステージとも違う、タイムの表示も違う、数字のフォントも違う、
完璧に「パネルでポンGB」という全く違うゲームの画面です。

「ポケモンでパネポン」がゲームボーイカラーソフトだと知ったとき「カラーじゃないとパネルが見分けにくいからか」と
勝手に思って納得していたんですがこの画面を見る限り、白黒でも十分パネルを判別できます。
(そもそも「ヨッシーのパネポン」の時点で白黒でも綺麗にパネルの区別はついていました)

ポケモンでパネポンのオプションとほぼ同じ、
隠しコマンドを入れないとできない項目も
パネルでポンGBではオプションで決められます。

「かけごえ」は「いくぞーのつもり」と
「ゲームボーイ」の2種類。

「いくぞーのつもり」だとリップの「いくぞ!」っぽい音になります。
「とまれ!」もそれっぽい「ポロロッ」という音になります。

「ゲームボーイ」だとオプションで「なきごえスイッチ」をOFFにしたときの効果音と同じになります。

ゲームオーバーになるとリップはこんな表情になります。
残念ながらポケモンのように連鎖のときに動くことはないし、
「勝利」はしないため喜ぶ顔も見られません。喜ぶ顔は本当に没画像です。

「パネルアニメ」はOFFにすると消えるときのアニメーションがないのかと思いきや、
落下時やピンチのときのプヨンプヨン揺れるあの動きがないだけでした。
そ、そっちか・・・。

この「パネルでポンGB」にするにはゲームボーイやスーパーゲームボーイでプレイしないといけないわけではなく、
なんと「ポケモンでパネポン」のタイトル画面からでも「パネルでポンGB」に切り替える方法があります。

この画面で 上2回 右4回 下1回 左10回 上4回 右1回
下6回 Bを1回
押すと、先ほどのゲームボーイカラーで遊べ画面になります。

何というフクザツなコマンドだ・・・覚えにくい・・・。
上から右回りに2周近く、2、4、1、10、4、1、6・・・。

コレは何か開発者様関係の数字なんだろうか・・・?

最後のBを押した瞬間、無音ですが一瞬だけ画面がバグッとします。
恐らく本当にゲームボーイで起動したことになって色が減るんだと思います。

警告画面に切り替わったら、Aを24回、Bを24回押すだけです。

カラーで表示されるハードでプレイした場合、
こんな感じのカラーリングになります。

表示に問題はありませんが、モノクロの方が見やすい気がします。
動作に違いは全くなく、メニュー画面は白黒のままです。

おじゃまパネルはこんな感じです。
ちゃんとスーファミ時代のリップの顔。

でも一列分のおじゃまパネルだと顔がありません。
顔が出るのは2列分からです。

あと、おじゃまパネルが普通のパネルに変わるときに横に同じ種類のパネルが並ぶことが多いです。
ポケモンでパネポンやスーファミ版ではそういうことはあまり起こりませんでした。3つ以上並ぶことはありません。

スコアのアドレスもポケモンでパネポンとは違うところだし、本当に全く違うゲームのようです。



・・・さて、この「パネルでポンGB」は一体なんなのでしょう。

ポケモンでパネポンを買ってくれたお友達に、最強の秘密のコマンドを教えちゃおう!
これを入力すれば「パネルでポンGB」モードで遊べるよ!という隠し要素ではないと思います。

これが「隠し要素」だとしたら見つけてほしいし遊んでほしいし「ゲームの一部」であるから、
ゲーム内や、もしくは攻略本などにその秘密のコマンドやヒントを仕込んでおくものです。

しかしこの「パネルでポンGB」、コマンドのヒントどころか存在をほのめかすことすらされていません。
しかもコマンドの複雑さから「偶然見つけてほしい」ものでもなさそうです。カラーの機種だと音すら鳴らない。

勝手な推測ですが、このゲームは元々「パネルでポンGB」として制作されていた「ゲームボーイ」のソフトだった。
でもオトナのフクザツな事情から「スーファミ版のリメイク+α」ではなく「ポケモンのゲーム」に変わってしまった。

没画像が大量に残っているし、もしかしたら「パネルでポンGB」はほとんど出来上がっていたのかもしれない。
そこから「ポケモンでパネポン」を「ゲームボーイカラー」用のソフトとして作り変えることになった。

ポケモンの画像などは新しく作られたが、流用できる画像はそのまま使用された。
効果音も、使いまわせるものは使いまわされた。メニュー画面のオーキド博士のセリフも、
スーファミ版のリップのセリフの語尾を「じゃ」に変えただけというぐらいの一致ぶりです。

そして「ポケモンでパネポン」は完成した。

・・・だが、製作者様は「パネルでポンGB」を作りたかったのではないだろうか。
だからこそ、ポケモンでパネポンの没データで確認できるキャラが「パズルコレクション」にいるのではないか。

「ポケモンでパネポン」の中に「パネルでポンGB」のごく一部を遊べるモードを誰か様が仕込まれた。
遠い未来に、誰かが見つけるかもしれないがまず見つからないようなコマンドだから、
ゲーム内にヒントすらないから、「パネルでポンGB」を見つける人はいないかもしれない。

それでも製作者様は「ポケモンでパネポン」ではなくリップが主人公の「パネルでポンGB」を、
確かに作ったそのゲームを隠しておきたかったのではないだろうか。と、完全に勝手に思っています。

まさか「ポケモンでパネポン」を最初からゲームボーイカラー用のソフトとして作った後に、
「パネルでポンGB」を作り、仕込んだわけではないだろう。パネルでポンGB⇒ポケモンでパネポンの順だろう。

「ばくはつせりあげ」ではなく「ばくはつせりあがり」という名称になっていることも判断材料の一つです。

どうも自分はこの「パネルでポンGB」の厳重な隠され具合が、
製作者様の強い想いに思えてなりません。

任天堂の方は「ポケモンでパネポン」が完成したときに、
この「パネルでポンGB」の存在はご存知だったのだろうか?

それともミュウのように完全にナイショのお品だったのだろうか?

任天堂の方がご存知ならば「それだけ隠されているならまあいいでしょう」となったのかもしれないし、
ご存じなければそこまでして相当入れたかったということなんじゃないだろうか・・・。

当時のことを任天堂の方やインテリジェントシステムズの方に激しくお尋ねしてみたいですが、
答えて頂けるわけがないです。真相は、永遠に闇の中なのです・・・。

・・・しかし「ポケモンでパネポン」というゲームの中に「パネルでポンGB」という別のゲームが
確かに存在しているというのはマギレヤキセまぎれもない事実です。

というわけでプレイヤーである我々は「ポケモンでパネポン」の隠しゲーム「パネルでポンGB」の存在を忘れず、
それを出すためのフクザツなコマンドを覚えましょう。そしてたまに「パネルでポンGB」をプレイするのです。

上から右回りに2周近く、2、4、1、10、4、1、6、最後にBです。
ニシ イチ テンシ イムッ!Bーッ!! と覚えましょう。覚えづらいわ。



◆2017年12月3日追記◆

複雑なコマンドでしたが、元ネタが使われなかったテキストデータの話のページで判明しました。
そのページの一番下で紹介しています。






2014年10月25日






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