あれ、俺たちいつの間にマジカントに・・・!?

クイーンマリー「私があなたたちを呼んだのです。」
ケン「クイーンマリー・・・!?」
クイーンマリー「ケン!」
ケン「は、はい!」
クイーンマリー「アナ!ロイド!テディ!」
アナ「テディは欠席です!」
ロイド「点呼じゃないよ!」
ケン「アナやテディは仲間にしなくてもクリアできるから、いる人を呼ぶわけじゃないんだな」
アナ「私はいなくてもクリアできるのよね。ロイドはイベントで必要だから仕方ないけど」
ロイド「仕方ないって何!?いいからクイーンマリーの話を聞こうよ!!」
クイーンマリー「途中で「めのうのつりばり」を使えばケン一人でクリアも可能ですよ」
ロイド「クイーンまで何言ってるんですか!?」
クイーンマリー「そして、全ての勇気ある子供たち。今がその時です!」
ケン「やかましいぞロイド、静かにしてなさい」
ロイド「・・・・・・。」
クイーンマリー「あなたたちの覚えてきた歌を私に聴かせて。」
ケン「・・・分かりました、みんな、歌うぞ」
ロイド「大事な場面なのに・・・」



クイーンマリー「そう。 そう・・・この歌だった。」
ケン「・・・8つのメロディが繋がるとこういう歌になったのか・・・」
クイーンマリー「ああ・・・ギーグ・・・本当の子供のように可愛がったのに・・・しっぽを振ってた赤ちゃんだった・・・子守唄を・・・でも・・・」
ケン「クイーンマリー・・・?」
クイーンマリー「ああジョージ!あなたの妻マリアです。あなたの待つ天国に私も今から向かいます・・・」





クイーンマリーも、マジカントも消えていく・・・。

ケン「クイーンマリーは俺のひいおばあちゃんのマリアだったのか・・・」
ロイド「マジカントの国も、そこに住んでいた人たちも・・・みんな幻だったんだね」





気がついたら「XX」と書いてある石の前にワープしてきた。ここはホーリーローリーマウンテンの頂上・・・。
マジカントと繋がるこの「XX」って何なんだろう、この石はいったい・・・。

・・・ところで、これはファミコン版だがGBAの「MOTHER1+2」だとちょっとこの場面が違います。
リメイク版だと壊れたイヴからメロディを覚えたら「メモリーチップ」というアイテムを手に入れますが、マジカントにワープはしません。

そしてこの頂上の「XX石」のところまで来て石を「チェック」すると、クリスタルが語りかけてきて8つ目のメロディを覚え、歌が完成。
そのまま自力で(というか「めのうのつりばり」を使って)マジカントに行ってクイーンマリーに8つのメロディを聞かせてマジカントが消滅。
という流れになってます。

ファミコンにも「ICチップ」というボツアイテムがあるから「メモリーチップ」というアイテムを作ったのかもしれないな。

ケン「海外版もMOTHER1+2と同じ流れなんだよな。MOTHER⇒海外版⇒MOTHER1+2という順番にできたんだな」
アナ「そうだね。MOTHER1+2で語りかけてくるXX石はジョージのお墓だっていう見解が海外では一般的みたい」
ケン「海外版での流れがMOTHER1+2でそのまま使われているってことは、本来はファミコン版でもそうなるはずだったのかも」
アナ「そうかもね。もしかしたらファミコンだと容量の都合で・・・」
ロイド「ここでメタ会話しないの!別ページでやってよ!早く、山の頂上の洞窟に入るよ!!」
ケン「・・・「別ページ」ってのも結構メタメタだぞ・・・」

・・・とにかく、洞窟の中に入ろう。





洞窟の奥に進んでみると、中に大きな宇宙船が・・・。
これが「マザーシップ」か!

・・・誰か、乗ってる・・・?





ギーグ・・・こいつが、大人たちをさらって、動物たちを凶暴化させてゾンビやゴーストを操って地球を侵略しに来た宇宙人だな・・・!
絶対に負けるわけにはいかない・・・いくぞ!!





ギーグ「ケン!あなたの一族には本当にお世話になっています」
ケン「なんだと・・・うわっ!!」
ロイド「一体何をされたんだ・・・!?この攻撃、正体が掴めない!」
ギーグ「幼い私を育ててくれたジョージの妻・・・マリア 私たちの星から大切な情報を盗み出して私たちにはむかおうとした・・・ジョージ」
ケン「ひいおじいちゃんが研究していたこと・・・クイーンマリーが育てた宇宙人・・・そういうことだったんだな・・・」





ギーグ「もう、お帰りなさい 醜い地球人たちと共に滅びてください」
ケン「サイコシールドで何とか攻撃を半減してるけど・・・こっちの攻撃は通じないのか・・・!?」
ギーグ「その虫けらのような力ではどうすることもできない」
ケン「なんだと・・・!」
ギーグ「ケン・・・あなただけ一人なら助けてあげてもよい 私と共にマザーシップに乗りなさい」
ケン「馬鹿を言うな!侵略者の仲間になるなんてお断りだ。地球をお前たちの好きになんかさせない!」
ギーグ「・・・ならば友達や醜い地球人と一緒にここに眠りなさい」
ケン「くっ・・・どうすればいいんだ・・・!?せっかく、ひいおじいちゃんが俺のために、PSIの研究をしてくれていたのに、それも効かないなんて・・・」
ロイド「・・・ケン。テディが言ってたこと、覚えてる?」
ケン「・・・テディが言ったこと?」
アナ「「力だけじゃやつらには勝てない」って。それと、クイーンマリーが残してくれた・・・」
ケン「・・・子守唄・・・!」





ケン「ギーグ、この歌を覚えてるか?」
ギーグ「歌うのをやめなさい」
ケン「うわっ・・・!」





アナ「あなたを育ててくれたクイーンマリーの子守唄よ」
ギーグ「歌を・・・やめろ」





ロイド「ギーグ、クイーンマリーは本当の子供のように君を愛していたんだよ」
ギーグ「う、歌をやめろ!」





ギーグ「歌をやめるんだ!地球の虫けらども!黙れ!歌うな!」
アナ「地球に散らばったクイーンマリーの愛の歌よ」
ギーグ「歌を・・・」
ロイド「クイーンマリーが君のために思い出してくれたんだ」
ギーグ「やめろ!」
ケン「・・・やめない。この歌は、ギーグ、お前のための歌なんだから」
ギーグ「!!!」





ギーグ「ナゼ コノワタシガ コンナウタニ ヤブレタノダ・・・ワタシハ カナラズ オマエタチヲ・・・マタ・・・イツカ・・・」
ケン「ギーグ・・・」
ギーグ「ケン!また会おう!」
ケン「あっ・・・怪我が治った・・・!?」
ロイド「本当だ・・・!」
アナ「ケン、ロイド、マザーシップが・・・!」





ケン「マザーシップが飛んで行く・・・こんなに大きかったのか・・・」
アナ「ギーグはどこに行くのかしら・・・」
ロイド「またいつか来るって言ってたけど・・・とりあえず、地球の危機は去ったみたいだね」
ケン「・・・うん、そうだな・・・」



DIRECTIONSHIGESATO ITOI
GAME GESIGNSHIGESATO ITOI
MIYUKI KUBE
MUSIC PRODUCEAKIO OHMORI
RITSUO KAMIMURA
MUSIC EFFECTSKEIICHI SUZUKI
HIROKAZU TANAKA
CHARACTER DESIGNSHINBO MINAMI
TATSUYA ISHII
FIGURE MODELLINGTOTTORI
PROGRAMKAZUYA NAKATANI
TAKAYUKI ONODERA
MOTOO UASUMA
SCENARIO ASSISTMASAYUKI KAMEYAMA
HIDEO KON
KATSUTOMO MAEIWA
KUNIKO SAKURAI
CO-ORDINATEMASAHIRO TATEMOTO
TAKASHI KAWAGUCHI
KEIZOH KATOH
MOTOHIRO ISHII
AKIHITO TODA
YUKAEI SAITOH
PRODUCESHIGERU MIYAMOTO
EXECUTIVE PRODUCEHIROSHI YAMAUCHI


これでエンディング。スタッフロールが流れてゲームはおしまい。

・・・というのは、ファミコン版の話。
海外版とリメイク版では、エンディングに後日談が流れます。




カプセルの中に閉じ込められていた大人たちは全員救出され、
アナとママも無事に山で再会。




テディは瀕死の状態から回復して、
バレンタインのライブハウスの人気シンガーになりました。




イースターの町からいなくなった、
さらわれた大人たちも全員帰って来た。


 そして、アナをスノーマンの教会に送り届けた。

ケン「・・・じゃ、元気でな」
アナ「絶対忘れないって約束するわ。だから「さようなら」じゃなくて「また会いましょう」だね」
ケン「そうだな・・・また会おうな。きっと会えるよ」
ロイド「うん、またね。二人で遊びに来るよ」



 ロイドはティンクル小学校に戻り、地球を救った人の一員としてヒーローになったのでした。

ロイド「これでもう、ぼくもいじめられないかな・・・」
ケン「誰もロイドのことを弱虫だなんて思わないよ、よかったな」
ロイド「ぼくのことを友達だって言ってぼくを探しに来てくれたケンのおかげだよ。ありがとう」
ケン「じゃあ、元気で」
ロイド「・・・あの」
ケン「ん?」
ロイド「・・・なんか、他に言うことない?もうおしまい?ボケないの?ツッコミの準備してたんだけど・・・」
ケン「エンディングだから自重してたってのに・・・」




で、俺も平和になったマザーズデイの、町外れにある自分の家に帰った。

ケン「ママ、ミニー、ミミー、ただいま」
ママ「おかえり、ケン!無事に帰ってきて本当によかった・・・すごーくおなかすいたでしょ?!」
ケン「パパの言われたとおり、家族を守ったぞ。ついでに地球も守ったし・・・久々にママの料理が食べたいな」








MOTHER -マザー1-

END






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・・・さて、地球の危機もひとまず去ったことだし、安心してゆっくり眠ろうかな・・・。


・・・・・・。
・・・・・・。

・・・・・・ん?





パパ 「あ、パパだ。お休みのところ申し訳ないが、もしかしたらゆっくり休んでいる場合じゃないかもしれないぞ・・・」











to be continued・・・?


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