◆ ラン ◆  -RAN-

◆出生◆
異世界からローズマリーによって連れてこられた双子の片割れ。 レンと同じ程度の元の世界の記憶があったが、深く考えない性格のせいでどんどん忘れていった。



◆ローズマリーとの関係◆
ローズマリーはレンとランにフクロウ(コノハズク)の力を埋め込んで強化を図り、 双心の砂時計の実験に二人を使っていたが、のちにランだけを屋敷の地下の施設に置くようになった。

ランはローズマリーをちゃんと「神様」と呼んで慕っていたが、ある時フクロウの力を抜き取って 凍結の牙で凍らせ(異世界の人間なので完全には凍らない)、 聖獣がレンとランを見つけていつか元の世界へ帰れるようにと地上へ落とした。

あまりに無垢で己に疑問なく従うランに、データとなったはずのローズマリーは「可哀想」と思ったり 身勝手に連れてきたことに対する己の行いへの後悔や罪悪感を覚えていることに気付き、 神としてあってはならないことと動揺して怯えてランをこれ以上手元に置いておいてはいけないと考え、ランを手放すことにした。

その「バグ」ともいえるローズマリーの「感情」はランを去らせたことによって 完全に取り除けたとローズマリーは考えていたが、ローリエに対しても似たようなこと(元の世界に逃がそうとしたこと)を したため、もしかしたら完全に消え去っていなかったのかもしれない。(逆に言うと、ランがああいう性格だったからこそ ローリエは助かった。そうでなければローズマリーは躊躇うことなく自分でローリエを殺していた)



◆エンディング後◆
ニヒトに最後の別れを告げに行かなかったのは会えば別れがつらくなり帰りたくなくなるだろうと 自分でも分かっていたため。コルミシャークだけでなく多くの人と接したりレンと一緒にいることで 少しだけ精神面は成長したと思われる。

元の世界に期待することにし、コルミシャークの力でレンと共にメルディナではない世界へと帰った。

2021年4月18日


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