◆出生◆ クレールと共に地上へ降りてきたユーフォルビアが森の中で一人で暮らすようになってから飼い始めたウサギ。 親が死んで巣の中で1匹で弱っていたところを拾われて育てられ、12歳になったときに ローシュタインを触り、ウサギの耳と尾を残した人間の姿になった。 ◆ユーフォルビアへの感情◆ ウサギの姿のときは、ユーフォルビアはまるで母親のようだと思っていたのだが どういうわけか途中で「この人は自分が守らなければ」とか「この人と生涯添い遂げるのは自分だ」などと 考えるようになり、その想いがローシュタインを触ったことにより具現化されてしまった。 人間の体(のようなもの)を得てからは大喜びでそれまで以上にユーフォルビアに懐き、 ウサギの姿のときは出せなかった声に感動して毎日愛を伝えるようになり、 自分がユーフォルビアの伴侶であると言ってはばからなくなった。 ユーフォルビアはそれをあしらったり本気にしていない様子を見せていたが、 実はウサギの時のラブレーに返事ができないと分かりつつも話しかけたり心境を打ち明けたり相談したりしており、 ラブレーはユーフォルビアの身の上や心情もすべてわかっていた。 ◆ローシュタインを奪われたとき◆ ユーフォルビアの隠れ家に突然現れたベルに驚いたが無言で家の中に入ろうとしたのを止めようとして足に引っ付き、 ローシュタインが入った小箱をベルが開けたときに手に噛みついて抵抗をした。 しかしベルの魔法で吹き飛ばされて聖玉ファシールの力とラブレーの胸についた宝石がショートを起こしてそれが割れ、 人間の姿を保っていられなくなり瞬時に老衰で死んでしまった。 ◆エンディング後◆ 癒しの司の奇跡の力で復活、ウサギではなく完全に人間になったので耳も尻尾もなく、 何でも食べられるようになった。背も少し伸びたがユーフォルビアには全く届いていない。 ラベル家の屋敷で暮らすこととなり、ララシャルと遊んだり一緒に授業を受けたりたまにコンチェルトまで 連れて行かれたりしてユーフォルビアに叱られて(心配されて)いる。 ちなみにリアンは息子ができた気分であり、無意識のうちにカイに対抗してか立派な紳士になるよう英才教育を施している。 |