◆ アッシュ ◆  -ASCHE-

◆出生◆
マリー(ローズマリー)とエルバンの子。マリーが1000年の時を巻き戻した際は生まれた直後で、 エルバンが死亡した際に瀕死状態となり一命をとりとめたもののマリーによって時を凍らされ、 その間にマリーはルシャンが死ぬように仕向け、クレールは怒り狂ってアイテールを出ていき、 自分をデータ化してマリーはローズマリーとなり、アッシュからフィルを作った(つまり…クローン)。

異世界から迷い込んだローリエに世話をされていたが、 人間としての思考を失ったローズマリーに体罰を受けて育ったためそれ(暴力)が意思を伝える手段だった。 ローリエはアッシュを一度も叱ることはなかったため、フィルと入れ替わって地上へ行って周囲とやりとりしたり観察したり、 アイテールへ来たカイと話すことによってようやく自分の倫理観がおかしいと気づいた(元々賢い子なので学習は早い)。



◆アイテールでしていたこと◆
いわゆる「失敗作」の中途半端な姿の大量のマグノリアを配下にし、ローズマリーが双心の砂時計の砂の材料として 時の力から作った「トキの木」の実を集めさせ、それが一定量たまったら砂時計を使ってフィルと入れ替わっていた。 そうやって地上へ行き、メイプルたちが地上へ来られるようにローズマリーから渡された空の力を使って「マグナフォリス」を作ったり、 永世遡行に必要なものを探したり情報を集めたりしていた。



◆フィルと入れ替わったとき◆
本編をそのままだが、一応説明。最後に二人が入れ替わったのは、クレールからもらった本をカイに渡したとき。

「おい、フィル、どした?」
「…ん、なんでもない。ごめん」

↑これはフィルの姿となったアッシュの発言。本をカイから返されたとき、咄嗟に利き手の左手を出している。 そのあとローズマリーの合図でカイを凍らせた(凍結の牙を使えるのはアッシュだけ)。

「お前…なんてことを…」
「なんてことを、しちゃったんだろう…ぼくは…」
「……え?」

↑これもアッシュ。入れ替わるのにトキの砂(トキの実を潰して作る砂)が必要なので、 どちらがアイテールに残るのか(オラトリオを使えるのか)が分からない状態では 無駄に入れ替わらない方がいいと二人で判断したため、2回目の入れ替わりは実行しなかった。 (だが直後にローズマリーが砂時計の部屋へ来てローシュタインを取り出してしまった砂時計を壊してしまった。 トキの実の出来が良くなったとローズマリーは言ったが、1回分しか砂を使っていないため砂が多く残っていただけ)

カイが凍る寸前に利き手の話をしたため、フィルは左手、アッシュは右手を利き手として使おうと決めたものの、 不意にローズマリーからフィル(アッシュの姿)が剣を投げ渡されたときに安全に剣の柄を空中で握るため、咄嗟に右手を出している。



◆エンディング後◆
フィルと二人でコンチェルトに戻り、カイの正式な息子として迎え入れられ、シャンソンやグレイスからも 「フィルとはタイプの違う孫」ができたと喜ばれた。ネコが好きなカンナとも徐々に打ち解けるように。 一般常識や礼儀・道徳をすぐに習得し、そのあとはフィルと一緒にタン・バリン学園に通うことになった。

ローリエがメルディナにとどまったルートでは王宮でも執事として働くローリエとはまあまあ仲良くなり、 少しフレンドリィになったローリエに「なんだか懐かしいな」と言われたとか言われなかったとか。

ちなみにフィルよりも背が高いのは純粋に年齢が違うため(1年ほどの差がある)。

2021年4月18日


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