月白蛇トリオンファーレの設定で時と空とテラメリタの話は構成されるのですが、 どっちも一緒に書いているとワケわかめになる可能性があり、 さらに月白蛇の話の流れ自体はそこまで変わるわけではないのでここに変更点を書くことにしました。 (トリオンファーレとしてのネタバレは書かないので、全ての変更点ではありません) ◆「聖具」⇒「聖玉」 破邪の剣ランフォルセ、光の石エール、火の環ファラ、水の鏡ヴィル、風の珠ファシール、地の杖シード、 これらは「聖なる道具」という意味で「聖具」と呼ばれていましたが、 トリオンファーレ以降は「聖玉」という名称になります。 扱える人間の意志で剣や鏡の形になりますが(エールも何かに変わるのかも・・・?)、 普段はただの丸っこい石の姿という設定に変わりました。 シードも杖の状態だと邪魔ですが、普段は野球ボールぐらいのサイズで持ち運びに便利です。 使うときに聖玉の状態から、使用者がそれぞれの道具の形にします。 (ちなみに星白蛇でフレイがエリーゼから聖玉の状態でランフォルセを受け取って剣の姿にして、 その後はずっと石の姿にせずわざわざ背負っていましたが、 石に戻すことができなかったのではなく他にランフォルセを使える人を探していたからです。) ◆「聖なる力」⇒「聖心力」 「聖水」を作る、テヌートの中の白蛇が暴走を抑制する、聖玉に触っても大丈夫など、 その力が強いと色々できるステキな力の名前が「聖なる力」という名前でちょっと曖昧でしたが、 (ちなみに元ネタは・・・コワいので反転ドラッグ⇒「スウィートホーム」の「こころのちから」です) 「聖心力」という名前になりました。読み方は「せいしんりょく」です。 この力が一番強い人が各地の神殿を束ねる大神殿の最高神官になります。 魔力の強さと聖心力が比例するというわけではありません。その二つは個別のパラメータです。 ゲームでいけば魔力が高ければ魔法の威力が上がり、聖心力が高いとMPの最大値が高くなります。 ◆「ベルリラ」⇒「リゲル」 白い鳥「フィーネ」に乗っているナゾの少年の名前が「ベルリラ」と名乗っていましたが、 トリオンファーレでは「リゲル」という名前になりました。 本当の名前を聞くと記憶を取り戻すことに怯えるはずなのにベルとベルリラじゃ似すぎという理由で、 変更することにしました。すみません。 (ベルとベルリラは全然違う楽器なのでいいか、と月白蛇を作っていた当時は思っていました) ◆「メルディナ古書」⇒「紫苑の伝承書」 月白蛇⇒星白蛇の時点で変わっていましたが、メルディナ古書は紫苑の伝承書という名前で伝わっています。 正式名称が「紫苑の伝承書」というだけで、「紫苑の伝承書というメルディナの古書がある」のように メルディナ古書という名前は一応使われます。 ◆フラットが白蛇になる経緯 ・・・結構重要なトコですが、ここが変わる予定です。 フラットは白蛇になるのを嫌がっていましたが、トリオンファーレでは・・・。 ◆「白蛇の力」の違い シャープが「動物の言葉が分かる」というのは「白蛇を食べたことによって得た力」という設定でしたが、 それは「月夜に詠う白蛇」の構想の元の一部となったグリム童話の「白蛇」にそういう話があったからです。 ・・・が、「白蛇を食べると動物の言葉が分かるようになる」という設定はトリオンファーレ以降なくなり、 シャープは動物の言葉は分かりますがそれは生まれつきのものということになっています。 (この設定がなくなったので月白蛇とグリム童話の接点がなくなってしまった・・・) 「白蛇の力」というのは星白蛇でバイエルがラスト辺りで使っていた、 ホロスコープの力を直接体に宿して使うことができるようになるというものです。 ◆「テヌート」と「白蛇」の関係 「白蛇を食べると得られる力」というのが誤解されて伝わっており、 テヌートを殺せば体に宿っている白蛇が居場所をなくして外に出てくるということになっていて、 その白蛇の力を得ようとしている人がたくさんいてシェリオはリブレット家につかまっていました。 「テヌートは災いを呼ぶ」と信じられてテヌートは法律により全て殺されることになっていました。 白蛇について調べている人たちの間では白蛇の力つまりホロスコープの力を手に入れるために テヌートに宿る白蛇が必要だと信じられています。 テヌートにしかホロスコープの力を白蛇から分け与えてもらうことはできないはずですが、 白蛇の意志に従う人、白蛇を求める人(白蛇探索者)ならば白蛇が「憑依する」という形で 白蛇の力を手に入れることができます。(その場合は意識を白蛇に乗っ取られます。) ここまではほぼ変更点はないですが、トリオンファーレではテヌートを殺さないと白蛇が出てこない と思われているわけではなくなっています。 ◆シャープの先生の「ユーバ」さん 月白蛇の第一章を書き直したときになぜかいなくなってしまったシャープに魔法を教えてくれた先生の 魔女のようなおばあさんの「ユーバ先生」ですが、トリオンファーレでは存在は復活します。 (・・・でも月白蛇の用語集にはちゃんと名前がある。あれ・・・??) ◆翡翠笛(ジェイドシリング)と琥珀鈴(コーパルカリヨン) ピアがアルトから借りている翡翠笛と、カリナがリアンから授かった琥珀鈴というものがありましたが、 トリオンファーレでは翡翠笛の効果が変わって登場します。 琥珀鈴はラベル家で最も強いメイドの証の魔法の道具で、音色により魔法の威力を増幅させます。 リアンさんが作った魔法の道具の傑作の一つ。 ◆月光石と太陽石 月光石はシャープがつけているペンダントで、太陽石はバルカローレ国のキリエ王女が持っていましたが、 トリオンファーレでは太陽石の入手場所が変わるらしい。 ◆チェレスとアリアとリアンについて チェレスはラベル家の家庭教師になってラベル家でシャープ、フラット、アリアに勉強を教えていました。 リアンはアリアとチェレスがリタルドの子だと知りませんでしたが、トリオンファーレだと チェレスの本名とセレナードの王子だということは知っているという設定になっています。 ついでにアリアが姪だということも知っており、破邪の勇者だということも分かっていることになっています。 ◆シャープがチェレスを恨んでいた理由 シャープが誤って白蛇を食べて、それを知ったチェレスがシャープが死なないために聖水を与え、 それによってシャープが白蛇の力を身につけた、フラットを奪った白蛇を憎んでいたため 白蛇の力なんてほしくなかったとチェレスのことを嫌っていたシャープでしたが、 「白蛇を食べる(物理)」ということがなくなった=白蛇という生き物に実体がなくなったため、 (白蛇に実体がないのは星白蛇でも同じです)チェレスを嫌いなのはそのままですが理由が変わります。 ◆フラットがシャープを恨んでいた理由 フラットは自分よりもアリアを助けたシャープを「自分が邪魔だった」と思いこんで恨んでいて、 月光石は私がもらうはずだったと誤解しているシーンがありますが・・・その辺も変わります。 ◆癒しの賢者⇒癒しの司 各聖玉の継承者が「賢者」で、全然違う役割なのに同じ「賢者」という名前だとややこしいので 癒しの賢者というほうの名前が変わって「癒しの司(つかさ)」という名称になりました。 (時と空とテラメリタでも変更予定です) |