ちょっと自分で書いたゲームのプレイ日記を読んでいました。 それによって、何か攻略ページに追記するべきことがあるかもしれないな、と思ったりもしていました。

で、ポケモン初代バグ検証日記バグってソフトが壊れるのページを読んでいるときに気になる一文があったんだ。 気になるも何も自分で書いたものなんだが、基本的に読み返すことはないのでどんどん忘れていくのである…。

そのページの途中に、牧場のマップがめちゃくちゃだったのでメーカー様に問い合わせてソフトを交換してもらったことがあります。 …と、書いてあった。これを読んで、「はて?」となった。そんなことあったか?そんなことしたか? それは「牧場物語GB」の話なんだが、ゲームのメーカー様に問い合わせる?自分で?しかもソフトを交換してもらった? ポケモンパール以外で「交換」なんてしてもらったことあったか?そんなことしたことあるのか?

でも、この文章を自分はあまりにもあっさりと書いている。含みを持たせるわけでもなく、ネタでもなく、 ただただ事実をありのままにつづっているだけの様子である。つまり、これは実際に自分の身に起きたということだ…そんなこと、した…?

…ここで、手を止めて、目を閉じて、思い出してみた…そんなことをした記憶が、存在しているだろうか…? これがきっかけになり、思い出せるかもしれない…今までの人生で一度も思い出さなかった、そんな事実があっただろうか…?

そこで思い出されたのは、ゲームの小話牧場物語GBの説明書のページの内容。

そのページでは、机の引き出しを調べたら「牧場物語GB」の説明書がなぜか2冊あり、最後の方のページに違いがあることに気づいた。 なぜ説明書が2冊あったのかは不明だし、10年以上その事実に気づいていなかったことに驚きだ、というようなことを話していた。

つまり…これらの証拠から導き出される答えは…。

ぼくは過去に「牧場物語GB」のソフトが壊れ、メーカー様に問い合わせ、ソフトを修理に出した。 その際に、もう1冊説明書を頂いていたのではないだろうか、ということである…そ、そんなこと、あったか?! マジで今までの人生で一度も思い出さなかったが…ゲームのメーカー様にぼくが、問い合わせるなんてことをするか…?!

ただ…覚えているのは、「牧場物語GB」のソフトはコロボックルに牧場の手伝いをしてもらう状態にしており、 再びゲームをつけたら猛烈な時間手伝ってもらっており、ソフトの電池が切れてしまった。 電池が切れていることに気づく前かその後かは定かではないが、最初から始めてもマップがバグってしまっていた。 そのバグマップでも普通に楽しく遊んでいたが、セーブができないので不便にはなってしまった。そういうことは、確かにあったし今までで思い出したこともあった。

…だが、メーカー様に問い合わせてソフトを…交換してもらった…そんなことを、したか…? ぼくがそんなことを、するか…?!そんなことを、したことがあるのか!?

さらによく思い出そうとしてみると…どうやってかは分からないが「牧場物語GB」の新品のソフトが届いたという記憶がよみがえった。 壊れたソフトをメーカーに送ってくださったのは母上かもしれないが、返ってきたソフトは確か、新品だった。 母上が「送料だけで新しいのをくれたの?」というようなことを仰ったことを、思い出した…。

修理費がいくらになるのか、待っていたはずなのに、新品のソフトを下さったのだ…箱ごと頂いたかは覚えていないが、 「説明書が2冊ある」という揺ぎ無い事実がある。きっと…箱ごと、説明書ごと、 新しいソフトを下さったのだろう…なんと、なんとありがたいことだろうか!!

だのに!なぜ!忘れてんだよ!!今まで一度も思い出さなかったのか!?そのプレイ日記を読まなければ もっと長いこと忘れてたんじゃないのか!完全に忘れるところだったんじゃないのか!プレイ日記に書かなければ永遠に忘れるところだったんじゃないのか!?

さらに、このことを完全に忘れていたということも恐ろしいのだが…その「メーカー様にソフトを交換してもらった」ということを日記に書いたのは 日付によると2013年のこと。そして「牧場物語GBの説明書が2冊あるがなぜか分からない」と言っているのは2012年のことなのである…。

そう…2013年に「ソフトを交換してもらった」という事実を覚えていたにも関わらず、 1年前に「説明書が2冊ある理由が分からない」と言っているのである。2013年に「ソフトを交換してもらったから説明書が2冊あるんだ」ということに 思い至らなかったのか…!?

そもそも、2013年にソフトを交換してもらったことを覚えていたということを覚えていない。 もう、救いようがないこの頭脳。思い出さないことは、どんどん忘れていくのである…悲しいことを忘れていくのは、 人間が生きていく上で必要なことだが、これは忘れちゃダメだろ…!!

でも、これでもう忘れないだろう。「牧場物語GB」はバグバグした時点でぼくはメーカー様に問い合わせた。壊れたソフトをどうやってかお送りした。 お優しいメーカー様はぼくが再び「牧場物語GB」で遊べるように、新品のソフトを下さったのである。 その際に、説明書は2冊になった。綺麗なまま置いてある説明書は、そのときに頂いた方だったんだ。

こんな事実を忘れていただなんて…しかも、覚えていたことを忘れていただなんて。メーカー様!!大ッ変、申し訳御座いませんでした。 土下座で、摩擦で火が着くほど額を地面にこすり付けてお詫びいたします。

…と、いうところまで話して、土下座までして、ちょっとさらに思い出す動作をしてみたらなんか… 記憶の断片が蘇った…ぼくは、確か…当時の「牧場物語GB」のメーカーの企業様へお電話をしたんじゃなくて、 任天堂に連絡をしたような…気がする…?違うか…!?「ゲームボーイソフトだから任天堂へ」みたいな感じで…。

それで、新品のソフトが任天堂から届いて驚いた、みたいなことがあったような…いや、でも、記憶違いというヤツなのかこれ…!? このアイマイミーマインな記憶に惑わされてはいけない…とにかく、お詫びと感謝をしなければ!

椅子から高くジャンプして、手から着地して床で1回転して、姿勢よく土下座のポーズをとり、任天堂と「牧場物語GB」のメーカー様のどちらにも感謝の意を表します!! 今までの人生で思い出さなくて大変失礼いたしました…!このご恩は忘れません!いやマジで!!今度はマジで!!
2020年1月26日


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