「ソロモンの鍵2」のアメリカバージョンは「SOLOMON'S KEY 2」ではなく「Fire 'n Ice」というタイトルです。

何気なくそのプレイ動画を流しながらおやつを食べていました。タイトルは違えど「ソロモンの鍵2」の完全なる英語版というだけでゲーム内容は完全に一致。

最近ソロモンの鍵2で遊んでなかったなあ〜とか思いながら動画を見ていたのですが、ラウンド4の「てんかいのき」(英語版は「BIG TREE」だった)で一つのことに気づきました。

あれ?部屋の形が違う??

これがその部屋。この画像は「ソロモンの鍵2」のものです。ラウンド4の3、そんなに難しくない部屋です。

四方に土管がつながっており、四方に炎がいる。でもどこを最後にしないとダメとかそんなことはなく、土管の先で炎を消したら中央に戻ってくればOK。

ダーナの左にある氷を消して左のエリアに行くのが唯一の頭の使いどころだろうか・・・?なんにしても、点対称な感じでステキな部屋です。

印象的な部屋はかなりありますが、この部屋は特によく覚えていました。が、海外版でその4-3に来たときにビックリ。これがその海外版の画面です。

なんかあからさまに削られている。下部分がない!?なんだこれ!?

別に下のエリアの火を消すのは全く難しくはないのになぜ変更?下部分を壁で埋めたらデザイン的に意味不明にならないか・・・?あの点対称が美しかったのに・・・。

海外版でゲームの内容が変更されるのはよくあることですが、つまり国内版の部屋の構造ではなにかがマズかったということだ。なんだろう・・・? 別にカラスはタバコ吸ってないし、血もないけど・・・。

あの風車のような土管の形がいけなかったの?寺院の地図記号のようなあの形・・・あっ・・・。

そ、そうか・・・いや、でも、ぼくが日本人だからかもしれないが、気にしすぎでは・・・。 いいや、やはり海外ではそれぐらい慎重にいかないといけないんだろうか。 慎重すぎるということはないんだろうか・・・?別にいいのではと思ってしまうのはジャパニーズだからなのか・・・。

そういやダイパのレジスチルのポーズも海外版では違うというし、気をつけてるんだなあ・・・。

しかし下のエリアを完全に削除というのが、なんだか違和感。その点対称な折れ曲がった土管がいけなかったというのなら折り曲げなければよかったのでは?

エディット機能で同じような面を作ってみました。上の土管だけずらして曲げていません。

これならそうは見えないんじゃないだろうか?右上の単独の氷がなければさらにいい感じかも。下部分を完全削除というのは、海外版を作る直前に指摘を受けて大急ぎで対応したとか・・・?

このクローバーっぽい背景の形が可愛いのでそれは残したかったんだが削除がラクだったのかしら・・・。

さてソロモンの鍵の話ついでにもう一つ、話す機会がもうなさそうだからついでに話そう。 ソロモンの鍵のGB版、「ソロモンズ倶楽部」というゲームもあり、それは大昔にクリアしました。 (日記によると2005年に全部の面をクリアしたっぽい)

なかなかファミコン版のソロモンの鍵っぽいゲームなんだけど、いくつかビックリしたことがありました。 そのうちの一つがコレ。とある面の途中のシーンなんだが、よく見てほしい。

鍵を取るには緑の丸の位置に石を作らないといけません。しかしそのためには画像でダーナが立っている位置からジャンプして左に行かないといけないが、どう見ても隙間に着地テクが必須です。

ファミコン版のソロモンの鍵では、隙間に着地テクはできると便利だしそれがないと高得点アイテムが回収できない場面はあれど攻略に必須ではありませんでした。

・・・だが、このGB版ではそれができないとクリアできないのである。
え、ええ〜・・・。

このソロモンズ倶楽部でもファミコン版と同様壁に向かって方向キーを押しっぱなしでは隙間には入れません。 マリオやカービィのようにはいかないのです。タイミングよく方向キーを押さないといけません。

体感ではGB版の方が確かに隙間に着地はしやすいんだけど、まさか必須科目になっているとは・・・。 ファミコン版の暗黙の了解のようなものだったから、これにはかなり驚きました。

それともう一つ。

またとある面の途中の図です。濃い色の足場は左右に動く、いわゆる「リフト」です。 挟まってもキャッスルエクセレントのように死んだりせず、その場で反転してくれます。

さて、画像の位置から1マス先の白い石に着地するには、一旦茶色の足場に飛び降りてから再度右にジャンプするしかありません。

ファミコン版ならば金貨を取って飛び降り、もう1回上がってきて金貨があった場所に換石の術で石を作るか、茶色の足場がある場所にあらかじめ石を作っておいてから上ってくるしかありません。

しかし。

GB版だと直接ジャンプ可能です。 確かにエッジジャンプと同じぐらい難しいんだけど、それでも天井があっても1マス先までジャンプできてしまうのです。

金貨の位置にバーンがあったって飛び越えられます。ファミコン版とはこれにより大いに攻略法が変わってきます。

天井があってもジャンプ可能。革命だ・・・ってかもはやルール変更だ・・・。

例えばこのROOM28なんかはちょっとパズル要素があり、あらかじめ石を作っておかないと先に進めなくなったり詰んだりします。

緑の石を作っておくことによりカミーラの鏡の場所を通過できるわけですが、GB版なら作らなくても通ることは可能ということになります。

さらにバーンの下の青の石を壊しておかないと上を通過できませんが、GB版ならこの位置からジャンプしても左側に行けるということです。

タイミングは難しいんだけど・・・でも、そもそもが可能か不可能かってのはデカいと思う・・・。

この「隙間に着地は必須テク」と「天井があってもジャンプ可能」という二つの仕様変更に、ファミコン版に慣れきっていたぼくはプレイしていてぶっ飛んでしまいました。 続編における変更点ってことなんだろうか・・・特に天井があってもジャンプできてしまうってのは・・・。

まさか見落としなワケがないから仕様なんだろうが、大胆な仕様変更に驚いたという蛇足トークでした。


2016年7月3日
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