いつもお世話になっている「ポケモンwiki」の管理人様のお一人2Pさんから、 「ポケモンでパネポン」の没データの情報を頂きました。 というか、没データの紹介ページを頂きました。それがこちらのページです。まずそちらを見よう。 というかまあその頂いた情報が全てです。すんごい技術と解析力・・・ホンモノだ・・・。 wikiの1ページとしていただいて、体裁も完全にそのまま伝説のスターブロブ2で保存させてもらいました。 (ただし、ページの説明とページ下部に「戻る」のリンクを追加させてもらっています) で、そのページの情報を元にしゃべらせてもらいます。言い換えればここから下は単なる蛇足です。 「ポケモンでパネポン」の没データの話は、頂いたそのページで完結しています。 まさか「ポケモンでパネポン」のテキストデータの中に没テキストがあったとは・・・!! まず、スーファミ版「パネルでポン」にあった妖精とモンスターの説明のテキスト。 電源を入れてタイトル画面になっても放置し、リップによるルール説明やデモの対戦などをひたすら見た後、 妖精とモンスターの説明が一気に流れます。 「はなを つかさどる せいぎかんのつよい げんきなようせい リップ ちょっと おてんばだけど このゲームの しゅじんこう おうえんしてね!」というような、一人ずつの説明や設定が見られます。 「パネルでポンGB」ではキャラクター紹介のモードなどで、妖精たちの説明が見られたということなんだろうか・・・。 「パネルでポンGB」と「パネルでポン」の説明文を比べてみると、ほぼ同じです。 画面サイズと字数の関係で省略されている言葉がある程度で、同じ文章です。まずは妖精の説明から。 この文字色とフォントの文章が没テキストです。
ネリスの説明が「歌うのが趣味」ではなく「うのが趣味」になっていますが、頂いた画像+文字データでは確かに「うのが」になっています。 初代ポケモンのライバルや金銀のおじさんぽい人の没セリフにも「練習こいよ」とか「言ったあった」とか誤字っぽいのがあるし、 確認作業がされる前に没になったということなんだろうか・・・。 あと本当に全然関係ないんだけど、 上に書き写したスーファミ版の妖精の説明の文章は空白行や文字色以外、改行位置は忠実にしてあります。 どの妖精の説明もちゃんとひらがなで字数制限がある中ちゃんと不自然でない位置で改行してあるんだけど、 フレアだけ「あつくな(改行)りやすいせいかく」という、ちょっとおかしなところで改行されているのはなんでだろうと思った。 「情熱的で」で改行すればいいような気がするんだが・・・。うわ、本当に全然関係ないな・・・。 さて、気を取り直して残りのモンスターの説明文の没テキストに行きましょう。
没テキストだと「くちを言うと」になっていますがスーファミだと「悪口を言うと」です。 暴れ出す理由を変えようと思ったんだろうか?それともその部分はなんか違う文字なんだろうか・・・。 あとスーファミでは「ビッグ バード フェニックス」ですがGB版では空白を入れると字数オーバーだったのかも。
「暴れだしたら」で終わっているんじゃなくて「暴れだしたら・・・」という文章だったんだろうか? にしてもドラゴンっていつも寝ている設定なのにゲーム中ではあまり寝ている描写はないよな・・・。
サナトスの説明は「パネルでポン」では見られないんだけどデータ的には存在しています。 つまりこの画像は「パネルでポン」の没画像です。 紹介する機会を失い続けてフォルダに入ったままだったんだが、まさか役に立つ日が来るとは思わなかった・・・。 そしてサナトスの説明もSFC版もGB版もほぼ同じようです。 ところでサナトスって背景として登場するときと会話画面の顔アイコンでは顔が全然違います。 顔アイコンではマスクを脱いでくれているってことなのかな?だとするとヒゲやモヒカンにピッタリフィットする特注品の金属製のマスクなんでしょう。 ・・・ということは、その角はマスクの飾りじゃなくて自前?肩の角もそう?腕の色も違わない?それも鎧? まあ、魔王だしな。人間じゃないもんな。そもそも、ママが作った幻だもんな。
ついでにコーデリアの紹介画面も掲載。これも「パネルでポン」の没画像です。 戦闘シーンでは服を着ていないのかとドキドキワクワクさせてもらいましたが、マップ画面に戻るとしっかりお洋服を着ておられて さて、上のキャラ紹介の説明文とはズレているテキストデータの中に存在していた没テキスト。 真の解析力がある人は、本当にスゴイ・・・。自分には絶対に無理だ・・・。
セリフは少し違いますが、EASYをクリアしたときのリップのセリフのデータのようです。 文字のキラキラ具合や「CONGRATULASIONS」という文字、 実際の「ポケモンでパネポン」でEASYをクリアしたときに表示される画像とそっくりなので、本来はピカチュウの位置にリップが表示されたのでしょう・・・。 「次はNORMALにチャレンジ!」で終わりではなくまだセリフは続くようです。 まだ まってたの? もう ねむくなって きちゃった...つぎのレベルに チャレンジして!! もう!! はやくーっ! まだ このがめんを みてるの? もうまてない!! リセーット!! ・・・って、リップが勝手にゲームをリセットするのか?!スーファミ版と違い、痺れを切らしたリップが勝手にタイトル画面に戻すという演出があったということ・・・?! 「まだ待ってたの?」と言われる辺り、結構長い間その画面を見ていたら起こるという感じだろうか。 うーん、リップの性格がさらによく分かる、可愛いセリフなので没になった全てのものがとても残念です。 それとコーデリアが「最強の敵」って言われちゃっているし他のキャラの紹介文がないのなら、 カインやジルバの画像は作られたけどストーリーに絡む前に没になったということなのか? それともコーデリアは最強でありカインやジルバはそれよりも弱いキャラだったのか? GC版のストーリーを見る限りそれはないよな・・・特にジルバは・・・。 あと、没データではないが、2Pさんから頂いたページの最下段に「その他」として書いてあった興味深い情報。 「ポケモンでパネポン」で通信エラーが発生したとき、 「パネルでポンGB」というタイトルが表示されるという話。 「ポケモンでパネポン」に変更される前に作られた画面ということかも。 この通信エラーの画面のタイトルもちゃんと「ポケモンでパネポン」にしなきゃいけなかったのにもしかして忘れていたなんてことはないよな・・・?! ポケモンでパネポンをゲームボーイでつけると、 ちゃんとハートで囲まれた「ポケモンでパネポン」というタイトルが「パネルでポンGB」と似たような体裁で表示されます。 通信エラーの画面もこの「ポケモンでパネポン」に変更しておくべきだったんじゃないだろうか・・・? うーん、製作者様にお尋ねしてみたい、絶対にお答えは頂けないだろうが・・・。 それと「パネルでポンGB」モードを出すためのコマンドの2,4,1,10,4,1,6という数字は開発者の名前 (西井利弘) に由来 しているという考察、GJすぎます。 に、し、い、と、し、ひ、ろ。 2、4、1、10、4、1、6 そして、Bボタン。 絶対にそれだぁ・・・。開発者様関係の数字という推理は一応合っていたがまさかお名前そのまんまだとは! これでもう、完璧に覚えられましたね。「にしいとしひろ」さんのお名前の文字列を覚えればコマンドも一緒に覚えたことになる! 2Pさん、情報本当にありがとうございました!スゴイ人は本当にスゴイ・・・! 「ポケモンでパネポン」の中に眠る「パネルでポンGB」のことを、ぼくたちは永遠に忘れることはないだろう!! だってあまりに残りすぎてて可哀想なんだもん・・・!! ◆2022年7月2日追記◆ 「パネルでポンGB」の解説動画のコメントで、 帆太さんから「AとBを24回押すのも西井さんに因んでそう」という見解を頂き 頭と目がピカーン。そ、それだ…!コメントありがとうございます!! 2、4、1、10、4、1、6…に、し、い、と、し、ひ、ろ、 というのは非常に納得のいく数字であり覚えやすいものでした。 しかし「Aを24回」、「Bを24回」というのは「連打してたら音が鳴ることに気付く人がいるかも」みたいな 数字なのかな、ぐらいにしか思っていなかったんだが「にしい」の「にし(24)」だと考えると非常に説得力がある…! 「にしい」だったら241回になるところでしたが、そんなに連打する人はさすがにいなさそう。 「にし」の24回にした方が見つけてもらえる確率は上がります。これも「隠されている」けど「いつか見つけてほしい」という 想いを感じ取れるような…ような…ような。 というわけで、タイトル画面で「にしいとしひろ」の回数ボタンを押した後、 「にし」の回数分Aボタン、そしてBボタンを連打。24回、という数字にも意味はあったのだった…! パネルでポンのキャラ、ファイアーエムブレムヒーローズに出ないかなあ。無理無理。 |