テーラー「・・・・・ほんとうよ かれを うったわ かれは じぶんの せんしつに くる ように メッセージを くれたの
わたしは ちちに なにが おこった のかを はっきりさせて くれるのだと おもって いったの
しんぶんの きりぬきを みた でしょう! ちちは だれかに だまされて しんだのよ!」
チャールズ「ファミコン版だと新聞には一切そんなこと書かれてないんだけどね・・・」
ワトソン「その人はゴールデンである、だけですからね。初プレイ時は暗号かと思いましたよ」
テーラー「かれは こう いって いたわ ちちを うばい こんどは わたしも うばうと
わたしは かれと あらそったわ」
チャールズ「今朝4号室が騒がしかったのはこのせいだね」
テーラー「あぁ! おそろしい わたしは ひきがねを ひいて しまった」
ワトソン「ホント恐ろしい人ですね」
チャールズ「銃を持ってブラウンの部屋に行ったの?殺す気満々だったの?」
テーラー「ちちは わたしに この よのなか わかい おんなは あぶない いつも
ピストルを もって いる ように と いっていたから それで わたしは・・・」
チャールズ「お父さんはとんでもねえ教えを残したな・・・」
ワトソン「若い女は危ないって訳もちょっと変ですし・・・」
テーラー「でも けっして そんな つもりじゃ なかったのよ・・・」
チャールズ「争ってる最中に引き金を引いて一発で仕留めるってすごすぎね?せめて怪我を負わせて逃げるとか・・・」
テーラー「わたしは さくらん じょうたいに おちいって いました」
ワトソン「今の我々と同じ精神状態ですね」
テーラー「ピストルを きれいに していると だれかのこえが きこえたので まどの そとに
ピストルを ほうり なげたの まさか それが ひっかかっている とは おもわなかったわ」
ワトソン「・・・え、窓ってどこですか?」
チャールズ「扉のことか・・・?」
テーラー「そして ヘンリーに あいに したに おりたのです そこで コットンを すて かれに
べつの せんしつを あけて もらいました そして ベットに カギを かくしたのです こわかったわ・・・」
チャールズ「このゲームではベッドはあくまでも「ベット」なんだな」
ワトソン「船室のカギを開けてもらう必要はファミコン版ではないわけですが、
原作では空室にはカギがかかっていてヘンリーだけがカギを持っているので
ファミコンで設定が変わったけどセリフが変わっていないというだけでしょうね」
チャールズ「カギを隠したってのは箱が盗まれたっていう供述に信憑性を持たせるためだったってことかな?」
テーラー「まちがった ことだと いうのは わかって いたわ でも それしか ほうほうが なかったのよ!」
ネルソン「その ようですね チャールズさん わたしは この ふねの せんちょうと して
かのじょは むざい だと おもいます」
チャールズ「え!?マジで言ってるんですか!?」
ネルソン「カーターさん あなたは どう おもいますか?」
カーター「つまり じこぼうえい だった のだ」
チャールズ「え、え・・・ちょっと、この人たちマジで言ってんの?1兆歩譲って防衛だとして過剰防衛だろ!」
ワトソン「船の上では船長はかなり大きな力を持つらしいですからね」
チャールズ「銃を持ち歩いていたのが殺すつもりはなく普段から護身用に持っていたとしても、
ブラウンから銀山の採掘証明書を自分宛てに送ってるしその時点で窃盗罪じゃないの?!
だまされて書かされた権利書だとしても、それはブラウンの所持品を盗んだって事だよね!?」
ワトソン「判事もいるのでもはやこれは裁判なんですよ」
チャールズ「そもそもなんで偽名で船に乗ってるの?!ブラウンに近づくためじゃないの!?
ネバダでは実名で過ごしているからこそ証明書の送付先は本名だったんでしょ!?
ブラウンの部屋にコロンとコットンとピストルを持って行って部屋の奥からブラウンを撃って、
ピストルを川に捨ててヘンリーを共犯にして証拠隠滅を図ったんじゃないの!?どう見てもそうっしょ!?」
ワトソン「ちょっと待って下さい先生、さっきの「つまり自己防衛だったのだ」ってのは、
原作だと先生のセリフみたいですよ」
チャールズ「はぁ〜!?ファミコンの画面だけじゃどう見てもカーター判事のセリフに見えるぞ!?」
ワトソン「しかも感情こめて言っているので「つまり、正当防衛だったのか・・・!」って感じです」
チャールズ「そんな気分じゃないよ・・・」
カーター「うーん おもうに われわれは おおいに はんせい しなければ いけませんな この じけんは にんげんの
みえや よくぼうに よって つくりだされた ものです それを かのじょが おしえて くれたのです・・・」
チャールズ「ワトソン いろいろと おしえられる ことの おおかった じけん だったな」
ワトソン「はい きろくに のこる じけん でしたね せんせい」






ゲーム オーバー

おめでとう チャールズくん

きみなら といてくれると おもっていたよ
しかし つぎは もっと むずかしい
なんじけんが きみをまっているはずだ


ゲーム オーバー! スタート ボタンを おしてください












◆スタートボタンを押す◆
























チャールズ「・・・なんか、解散〜!みたいな感じで終わったぞ。当時これを見事クリアできたチビッコに、
大きな拍手を送りたいと共に同情を禁じ得ない。ついでにブラウン氏にもだ」
ワトソン「まさかBGMもSEの一つもなくゲームが終わるとは思いませんでした」
チャールズしい事件ってすでになんかおかしいからな。ま、色々と教えられることの多かったゲームだったな」
ワトソン「何か学習することなんてありましたか?ネバダ州の位置?ガンボという料理について?」
チャールズ「・・・綺麗な言葉を使うと翻訳作業って大変なんですねってことかな」
ワトソン「このゲームが出てから大分経ってますし、本音をどうぞ」
チャールズ「なんやこのクソゲーは。攻略本には「ラストでは製作者も涙ぐんだと言われている」みたいなことが
書いてあったのを私はしっかり覚えているぞ。その涙はぜってー違う感情だろ!!」
ワトソン「作りたかったのと違う・・・的な涙ですかね。クソゲー化したのは翻訳とシステムの変更点、
ちょこちょことした心遣いのなさやグラフィックや挙動の違和感が原因ですね」
チャールズ「確かにホント英語を読むのは大変だったね・・・いくつも翻訳ソフトに頼ったし」
ワトソン「私たちはイギリス人のはずですが」
チャールズ「・・・まーいいか、無事にクリアできたし。しかしこれで本当にテーラーは無罪放免になってしまうのか?
日本じゃないから過剰防衛にもならず、銃刀法違反にもならず、救護義務違反にもならないってこと?」
ワトソン「相手が死んでいれば救護義務違反にはなりませんが・・・」
チャールズ「なんたって被害者が死んでるからなにも言えないわな・・・言う機会がなかったんだけど、
明らかにテーラーは捜査をかく乱する意図の発言をいくつもしているし証拠隠滅に使用したコロンも
自分はつけずにヘレンとディジーに貸して二人に容疑がかかるように仕向けたってことだろうし・・・」
ワトソン「・・・あの先生、私もちょっと思ったのですが」
チャールズ「なんだね?ニューオリンズまであとすこし時間がある、好きに話していいよ」
ワトソン「ありがとうございます。このストーリー攻略では出てきませんでしたが、
このゲームは基本的にゲームの進行度によって容疑者の発言は3段階変化があります。
終盤になれば容疑者同士でお互いを疑うというかもはや憎み合う罵り合うすごい状況になります。
そのはずが、テーラーを愛していたヘンリー以外の容疑者たちも手のひらを返したように
先生が告発して事件を暴いた瞬間にいっせいに弁護に回る・・・これ、もしかして全員共犯なのでは?」
チャールズ「!」
ワトソン「船上で権力を持つ船長に裁判官、事件を暴く探偵・・・これって、仕組まれていたとは考えられません?」
チャールズ「・・・。」
ワトソン「先生は「オリエント急行殺人事件」をご存知ですか?」
チャールズ「そ、そりゃ知ってるけど・・・」
ワトソン「このゲームの原題は「Murder on the Mississippi」です」
チャールズ「確かオリエント急行は「Murder on the Orient Express」だな・・・え、マジで全員共犯?」
ワトソン「もしそれが事実として、それに気づいたそぶりを見せたらどうなると思いますか?」
チャールズ「・・・消されると思う」
ワトソン「・・・私もそう思います。ここは大人しく、船を下りましょう。そして、素直に警察に通報しましょう。
全員の名前も素性も分かっているわけですし、とにかく生きてこの船を下りることが先決です」
チャールズ「そ・・・そうだね、もう3号室で大人しくしてよう」



チャールズ「船から下りたけど・・・ここどこ?」
ワトソン「・・・さあ・・・?とりあえずあの家で電話を借りましょうか」
チャールズ「なんかこの景色見覚えがあるんだけど・・・」







ミシシッピー殺人事件 攻略ページ








2016年4月24日



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