「しょうこひんを しらべる」で「ふうとう」を調べます
ワトソン「さて、次に「ふうとう」を調べてみましょう」
チャールズ「これは なんだ ワトソン」
ワトソン「ふうとう ですよ せんせい ゴールデンあての」
チャールズ「えっ ゴールデンとは だれだ?」
ワトソン「さっぱり わかりません あけて みては どうですか」
チャールズ「あっ! その ふうとう から おちたのは いったい なんだね?」
ワトソン「なにかの しょうめいしょ みたい ですよ」
チャールズ「これは こうざんの さいくつ しょうめいしょだ ゴールデンから ブラウンへの しょうけんの うけわたし では ないか」
ワトソン「ブラウンは ぎんざんに きょうみを もって いましたからね」
チャールズ「はなしが いよいよ こみいって きたな」
ワトソン「そうですね せんせい」
チャールズ「ところで私はまた「ゴールデン」って名前のことを忘れているぞ。バカなの?」
ワトソン「バカなんでしょうね。とりあえず「しょうめいしょ」も単体で調べましょう」
チャールズ「ところでワトソン ふうとう から なにが でてくるか あけて みよう」
ワトソン「なにかの しょうめいしょ ですね」
チャールズ「そうだ こうざんの さいくつ しょうめいしょだ! しょゆうけんが ゴールデンから ブラウンに うつっているぞ」
ワトソン「そういえばブラウンは ぎんの こうざんに きょうみを もって いましたよ」
チャールズ「そして その こうそうは おおきく なって いったのだろう」
ワトソン「今度は封筒を開けた事実を忘れたやり取りをしていますね」
チャールズ「こっちの会話ではゴールデンという名前に疑問を持っていないな・・・」
ワトソン「いくつもゲーム内のセリフを書き写していて思うんですが、 今の二つの会話を書いた人が別々のような気がします。空白の入れ方もなんか違うし」
チャールズ「翻訳作業はどういう連携だったんだろうな・・・まあとにかく、封筒の中身は銀山の証明書だったんだな」
ワトソン「ブラウンがゴールデンから騙し取った鉱山の採掘証明書ですね。
本来これはブラウンが持っているはずのものですが、なぜテーラーが出す手紙の中に入っていたのか・・・?」
チャールズ「よっしゃ、本人に聞きに行こうか」



20号室に来てみました
ワトソン「テーラーさん、この「しょうめいしょ」についてお聞かせ願えますか」
テーラー「さー しりません」
チャールズ「これが入っていた「ふうとう」については?証明書の送り先の人物について聞かせてほしい」
テーラー「その あてなの ひとなんか しらないわ」
チャールズ「・・・宛名は自分で書くはずだよな、知らないわけがない」
ワトソン「しかしこの手紙はテーラー自身も預かったという言い逃れが可能です」
チャールズ「自分で宛名を書いたという証拠が必要か・・・」



船長室に来てみました
ワトソン「ネルソン船長、この「ふうとう」について何か知りませんか?」
ネルソン「それは この ふねに おいてある ふうとう ですね」
チャールズ「・・・よーし、あっさり裏は取れたな。テーラーはこの船で宛名を書いたんだ」



27号室に来てみました
ワトソン「ヘンリーさん、この「ふうとう」を見てください。何かご存知のことは?」
ヘンリー「その なまえは ここの きゃくの なかには ないよ」
チャールズ「・・・確かにないが、やはり不自然な反応だな。ネルソンのようにこの船にある封筒だと言うわけでもなく・・・」
ワトソン「彼はテーラーの銃の箱も知っている風でした、何かをかばっていそうですね」
チャールズ「ヘンリーくん・・・テーラーについて話してくれないか?」
ヘンリー「おれは かのじょの ことが・・・・ ゴールデン あ いや テーラーのことが すき なんですよ  でも かのじょは おれの ことなんか おぼえて ないんだよ・・・」
チャールズ「よし・・・ヘンリーくん、ご協力に感謝する」
ワトソン「失礼します」


チャールズ「さて、では犯人を告発する前に整理をしておこう」
ワトソン「はい、この銀山の採掘証明書が入った封筒に書かれている名前は「ベロニカ・ゴールデン」。
この名前の人物は分かりませんでしたが、今のヘンリーのテーラーの名前の言い間違いでハッキリしましたね」
チャールズ「ジョセフ・ゴールデンは故人・・・テーラーとは偽名であり、彼女は自殺したゴールデンの娘。  彼女は父の復讐としてブラウンを殺し、採掘証明書を奪い自分にあてて郵送しようとしたのだろうな」
ワトソン「ところでファミコン版だと「ふうとう」を調べても「ゴールデン」とだけ書かれていて 「ベロニカ・ゴールデン」ってフルネームでは表示されないんですよね」
チャールズ「大事なとこだよね・・・」
ワトソン「・・・ええ、まあもはやしょうがないしどうしようもないですね。続きを考えましょう」
チャールズ「銃はコロンを含ませたコットンで掃除をし、ピストルは川に捨てようとしたが天井に当たってしまった。 グリップだけが引っかかりテーラーにも届かない場所で回収できないか時間がなかったのだろう」
ワトソン「自分を愛しているというヘンリーを利用して共犯者にし油で汚れたヘンリーの部屋にコットンを捨て、 銃が入った箱の鍵を1号室のベッドに隠した。コロンはヘレンやディジーにも貸して二人に 容疑がかかるようにした・・・というところでしょうか。ということは・・・」
チャールズ「ああ、落とし穴作ったのはヘンリーか!あの野郎!!」
ワトソン「・・・ええ、ああそうですね。ヘンリーにその動機はあります。部屋に細工もできるでしょうね。 ・・・が、原作の一つには落とし穴はないんです。落とし穴のことはあんまり考えないでおきましょう」
チャールズ「死に掛けたっちゅーのに・・・じゃああのナイフは?部屋に入るたび何度も飛んでくるけど・・・」
ワトソン「原作では1回しか飛んできませんが確かに弾丸がある16号室に設置された罠ですね。 それが推理とは無関係なアクションゲーム要素だとしたら考える意味はありませんが、 弾丸が16号室にあると分かっているなら回収して証拠隠滅すればいいだけですし・・・ちょっと分かりませんね」
チャールズ「私の背の高さピッタリにナイフが飛んでくるってのも謎だ・・・」



20号室で「こくはつする」を選びます
チャールズ「ワトソン じょうきゃくに しらせてきなさい 24ごうしつで まっている」
ワトソン「何の会話もなく先生の単独行動になるんですね」
チャールズ「ストーリー序盤以来の一人パーティか」
ワトソン「ゲームスタート時から二人だったでしょうが」
チャールズ「告発した瞬間、テーラーも何も言わずに部屋から出て行くが、この時点では「テーラーを告発する」ではなくて 「誰かを告発したから24号室にみんな集まってね」ということなんだろうか?」
ワトソン「どうでしょう、海外版だと「先生、テーラーを告発しますか」っぽいことを目の前で言いますが」
チャールズ「まーいいや、いよいよ私の名探偵としての謎解きが始まるぞ・・・わくわく」
ワトソン「さっきほとんど二人で言っちゃいましたけどね・・・」



◆2016年6月8日追記◆

チャールズ「原作で新聞を調べたときの私のセリフが  The thot plickens, Regis, I mean, the plot thickens. なんだけど 読めなくて、訳し方が分かる方はご一報ください、と書いてたんだが・・・」
ワトソン「先生、takanoriさんからこんな情報を頂きましたよ」

the plot thickensは「話の筋が込み入ってきた、佳境に入った」という意味の決まり文句のようですね。 また、thot plickensは"pl"otと"th"ickensの 語頭が入れ替わった言い間違い(「あつはなつい」的な)だと思います。

うまい訳が思いつきませんが「いよいよこみがすじいってきた、 いや筋が込み入ってきたなリージス」みたいな感じなんでしょうか。


ワトソン「情報どうもありがとうございます」
チャールズ「・・・ん?じゃあどういうことなんだろう?私のシャレのきいた言い回しってこと?」
ワトソン「いや誤字なんじゃないですか?」
チャールズ「いくらファミコンが誤字だらけとはいえそれはないだろう・・・! だって2回言う意味ないし、教えてもらったとおりの感じなんじゃない?」
ワトソン「英語でも「あつはなつい」的なのってあるんですね」
チャールズ「だねえ・・・・・・あれ、ってかこの「話が込み入ってきた」って表現どこかで・・・」
ワトソン「あ、そういえば終盤で「ふうとう」を調べたときの先生のセリフですね」



チャールズ「こ、これだったのか!」
ワトソン「新聞が入手できるのは中盤でしたが、本来話が込み入るのはその辺りだったんでしょうか」
チャールズ「そうなのかなあ・・・ファミコン版ではその「あつはなつい」ってのはなぜか削除したんだね。 セリフが使われる場面が違うのは意図的なのかミスなのかわかんないけど・・・」
ワトソン「英語を読める方には英語のジョークもちゃんと見たらわかるんですね・・・。 そして、このサイトはそんな英語力がある方も見てくださっているんですね、心強いことです」
チャールズ「全くだな、謎が解けたぞ。感謝する」
ワトソン「ホントなんで私たちが英語を読めないんでしょうね。イギリス人なのに」
チャールズ「・・・ま、いいじゃんそれはさ・・・」

takanoriさん、情報どうもありがとうございました!

2016年4月24日


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