◆ブロビーの元ネタの話◆



没データ紹介でもある「こーひーきゃんでぃーの効果」のページを書いた後、 ちょっと気になってファミコン版「ふしぎなブロビー」のWikipediaのページを 読みに行ってみました。「かべ」がどういう風に使われる予定だったとか、ちょろっと書かれていたりはしないかな、と…。

なんかこのページを書いている時点ではそのWikipediaのページ様、英語版をベースにしたような日本語だな…などとちょっと思ってしまいましたが、 意味不明な文章はないので何も問題はありません。で、何気なく読んでいると気になる記述が…。

「ふしぎなブロビー」(A Boy and His Blob)」の原作者様は「デイビット・クレイン」さん。 タイトル画面で何もしないでいると、お名前が表示されるデザイナー&プログラマさんです。

「クレインは、ブロビーのデザインは、ハンナ・バーベラの漫画『怪獣王ターガン』の キャラクター・ヒューヒューとボーボーに大きく影響されていると述べた。」

…と、いう一文を発見。ブロビーのデザインは元ネタがあった…!?「怪獣王ターガン」という漫画に登場する、 「ヒューヒュー」と「ポーポー」という不定形の生物がモチーフになっているらしい… しかし自分は「怪獣王ターガン」を知らなかったので、まずは検索だ。おお、1969年ごろに日本でも放送されたらしい。


オープニングアニメがあったので見てみました。おおお、アメリカンだが日本チックな不思議な感じ。 ターガンが仲間と力を合わせて悪に立ち向かうようだ。仲間は頼もしい怪獣たち、そして…。


これが、不定形生命体親子のヒューヒューとポーポー(原作だと「GLOOPとGLEEP」)。 いや、ブロビーじゃね??つぶらなおめめのブロビーじゃね? 大小二つのブロビーじゃね??


仲間と力を合わせているシーン。サイズ感までブロビーじゃね?あとめっちゃかわいくね? 「ふしぎなブロビー」のブロビーは鼻が高くて口角も上がる少々アメリカンなフェイスでしたが、 どっちかというとこれはWii版の「A Boy and His Blob」のブロビーに似ている。

というわけでこちらをご覧ください。ファミコン版でいう「きのこきゃんでぃー」 に相当するジェリービーンズでブロビーがパラシュートに変身して少年をゆっくり落下させているところです。

次にこちらをご覧ください。オープニングアニメで、 ターガンがパラシュートの形に変形したヒューヒューの力でゆっくり落下しているところです。

完全に一致しています。 このヒューヒューの安定感のある見事な広がり具合。むしろもうどっちがどっちか分からなくなってくるほどです。 「ふしぎなブロビー」の少年の名前、「ターガン」なんじゃないか?

ブロビーとポーポー、並べてみるとホント似てます。 どっちもめちゃめちゃ可愛いです。ファミコン版の顔立ちはあまり似ていなかったけど、 Wii版で元ネタに更に寄ってしまった感じ。

変形&変身しているところの動きなんてまさにブロビーです。



…という、実は元は違う話をする予定だったんだけど、ブロビーには元ネタがある、 しかも見てみたらめちゃめちゃソックリでビックリしたというお話で一旦区切り。

そしてついでに、名前がないと思っていた主人公の少年の名前が判明するとは予想外でした。 ターガン ターガン ぼくらの味方〜♪
2022年01月28日


◆目次に戻る◆





inserted by FC2 system