「ふしぎなブロビー -ブロバニアの危機-」は「A Boy and His Blob -Trouble on Blobolonia-」というゲームの 日本語版という感じで、元は海外のゲームです。 中身はほとんど同じで、操作性や背景画像、ブロビーとキャンディーの効果などは全部変わりません。 ですが、少年の姿が日本版だとネスみたいですが元の海外版はもうちょっとほっそりしています。 あとは各種キャンディーの名前が違います。 そのほか、英語で表記されている部分は日本語に直されています。 「TR」⇒「たから」とか、「HEALTH FOODS」⇒「くすりや」などなど。 で、その元の海外版にナゾの文字データというか、使われていない画面が。 文字だけが書かれている画面なので、本来は歩ける場所ではないっぽい・・・?。 こんな文章で、何段階かに分かれて表示される予定だったみたいです。 「A boy hero heard a kid sob. (her tree cat got stuck on the job.) A ladder he tried. 'Oh, thank you!' She cried. Replied he, "Just doing my blob."」 ・・・ほ、ほほう。何だろう、この文章。 何に使う予定だったんだろう。どういう場面で使おうと思ったんだろう。 そもそも、この文章の訳がイマイチうまくできない。 女の子が飼っているネコちゃんが木から降りられなくなっていて、 少年がブロビーを「はしご」にしてネコを救出してあげて、 「ありがとう!」と女の子がお礼を言ってくれたけど少年は「ブロビーのおかげだよ」と答えた。 今更ですが、自分は英語が読めません。 しかしこんな文章、本当にこのゲームのどこで表示されたらいいのか全く分からない。 オープニング?エンディングの後?悪の皇帝を倒して、ネコ助け?全く分からない。 そういえば、エンディングの文章は海外版ではもちろん英語だけど「ふしぎなブロビー」ではちゃんと日本語です。 ということは、この文章は日本版ではしっかりと訳されているのではないだろうか? たとえ没テキストでも、日本版⇒海外版などではちゃんとデータとして訳されていることが多いです。 (オーキド博士の「はやく にげるのじゃ!」とか 「はやぶさバッヂ」などのアイテムの名前など) だから、これは逆パターンだけど使われていないテキストと言えどちゃんと訳されているのでは。 と、ワクワクして該当するデータの部分を「ふしぎなブロビー」で見てみましたがそんな文章は存在していませんでした。 同じ場所に行ってみたけど灰色のバグバグした場所になってしまっていました。残念・・・。 ・・・しかし、その途中で別の物を発見。 なんと、没になったマップらしき場所があったのです。 それがこのマップ。ビンが奥の方に二つ置いてあります。 もう一つ、ビンが3つあるマップもありました。 そのビンから、「びたみん」と同じものが火山の噴火みたいにどんどん出てきます。 このビンから出てくるビタミンに当たるとやはり即死。 でも「びたぶらすたー」で撃つと倒すことができます。 しかし、マシュマロやチョコレートのように得点は入りません。 いくら倒してもマップクリアにはならないので、 通過するのを邪魔するただの障害物のようです。 位置的には、ベルトコンベアのマシュマロ生産機のあとのようです。 背景的にもそんな気がします。 ビタミンは上から降ってくるので「かさ」で通り過ぎるのだろうか、 と思って傘をさして通過しようと思いましたが即死しました。 ビタミン強し。 落石さえ防げる「ふうせん」だったらどうだろうか。 と思って試しましたが、風船が割れることなく少年だけが即死。 ビタミン強し。 というかビタミンは悪の皇帝の弱点で、むしろこっちの味方のような存在のはず。 強いのはいいとして、なぜビタミンが敵なのか・・・。 本家の海外版だと謎の超物質が飛んでくるマップだったようです。 ビンから緑色の丸い謎の物体がどんどん出てきます。 挙動はビタミンと全く同じでふわふわしています。 「ふしぎなブロビー」では、 この緑の物体のグラフィックだけを変えたようです。 つまり、わざわざグラフィックを変えるという作業をしたのに ゲーム本編には出さなかったということ。 出し忘れたのか、変えたけどやっぱビタミンが敵っておかしいから使うのをやめたのか、 分からないことだらけです。 そしてこの緑の物体は何なのか。分からないことだらけです。 緑だしこんな形だし、恐らくフレンドボールでしょう。 以上、「ふしぎなブロビー」と元の「A Boy and His Blob」の没データの紹介でした。 いやあ、没テキストが本当に謎だ・・・どういう使い方をする予定だったのか・・・?? |